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【星幽塔】第一階層 サジタリオ城攻略戦
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【だが、ここで倒してしまっても構わぬのだろう?】
さて、正門をぶち抜き、一気に第一広間までやってきた正面突破組は、まずその広さと、そこで待ち受ける敵の数の多さに圧倒された。
「みなさん! ここからが本番ですよ! 疲れた人は下がって私のところまで来てください! 回復はまかせてください!」
と、回復役に名乗り出たのは、
椿 美咲紀
だった。
彼女は、いかにも『回復役!』といったデザインの白い翼を先端に生やした杖を持ち、中庭に咲く名もなき花を摘むと、踊り子のように舞い始めた。
美咲紀のろっこん――《舞花の祈り》の発動条件が満たされ、手負いの者の傷が自己修復されていく。
「おお! 怪我が治っていくぞ!」
「すごいぞ! 彼女は女神か!」
と、ろっこんという概念を知らない解放軍の面々が、美咲紀をあがめたてまつる。
そんな彼らに美咲紀は「えへへ……」と照れたように笑い、
「さあ、まだまだ行けますよ! 目指す竜はさらにこの先です! 頑張って行きましょう!」
と、声高らかに味方を鼓舞するのであった。
* * *
「おー。みさみさちゃん、ノリノリだねぇ。よ~し、うちも頑張っちゃうよぉ~」
壬生 由貴奈
は頑張る後輩の姿に感化されつつ、構えた弓に矢をつがえると、ガーゴイルや魔法の杖を持ったゴブリンを積極的に狙っていく。
(せっかく飛び道具が使えるんだから、空飛ぶ敵や魔法を使ってくる敵を狙っていかないとねぇ~)
ぼさぼさの髪に隠された眠たげな瞳の奥には、意外にもきちんと考えて戦っていることを証明する怜悧な光が見え隠れする。
ときには用意したクッキーを三つ同時に食べることで、ろっこん《ヘンドリック・モーメント》を発動し、通常ではありえない軌跡を描いて飛ぶ矢を放って、由貴奈は敵も味方さえも驚愕させていく。
「なんと! 矢が曲がったぞ!」
「彼女は何者だ! 魔女か!」
こちらはこちらで、かなり解放軍の面々からは評判であったが、
(むむむ……? どうして、みさみさちゃんは女神で、うちは魔女なのかな~?)
と、その評価に若干複雑な気持ちになったりもする由貴奈なのであった。
* * *
桃川 圭花
はコンパクト鉄槌を力の限り振り回しつつ、適宜、前線の手負いの仲間にいったん下がって回復を行うように促した。
「長期戦で、無理は禁物だからね! 辛いと思ったら、無理しないで下がるのよ!」
圭花はそう呼びかけつつ、前線をしっかり維持する必要性についても重々承知していた。
(私達が派手に暴れれば暴れるほど、奇襲班の子達は動き易くなる。けれど、ここで私達が力を使い果たし過ぎても終盤で息切れになってしまう。ジレンマよね……)
一筋縄では行かない状況に歯噛みする。
(前線で頑張ってくれてる子達のおかげで、解放軍の人達の士気は上々だけど……)
圭花がちらと解放軍の面々を見やると、彼らは一様に前線組に発破をかけられたように激しい気焔を上げている。
「行くぞ、お前等! あんな子供達があそこまで勇敢に戦っているんだ! 我々が怖気づいてどうする!」
「おうよ! フランチェスカ様のため! 街に残してきた家族のため! ここで死して、サジタリオ復興の礎とならん!」
彼らのやる気は相当なものだが、いかんせん、自分達と違って彼らには『ろっこん』も『星の力』さえもない。
(……あんまり無茶させるのも酷よねぇ。あ、そうだ……!)
ふと思い立って、圭花は解放軍の持ち物にあった縄を引っ掴むと、彼らのもとへ走る。
「ねぇ、貴方達。よかったら、これを持って魔物を取り囲むように動いてもらえるかしら?」
「む……? それは構わないが……」
「お願いね。貴方達が魔物の動きを制限してくれれば、それだけ城の奪還も行いやすくなるから」
圭花の言葉で、男達の瞳に火が点いた。
「よし、行くぞ野郎ども! 俺達の手で城を取り戻すんだ!」
「「「おう!!!」」」
解放軍による縄包囲作戦により、ゴブリンやガルムといった地上の敵の動きが制限されていく。
「よし、みんなフォーメションチェンジよ! 傷ついた子達は後衛へ。力を温存してある子はこの隙に前へ!」
圭花は全体にそう声をかけつつ、自身も癒しの力を駆使して仲間の回復に奔走し、持久戦に備えるのであった。
* * *
そうして、混迷を極める広間のただなかで、一人冷静な視線で状況を見続けている者がいた。
(……フランチェスカ達は無事に部屋に辿り着けているだろうか?)
八神 修
の意識はこの場の戦いよりも、今回の作戦の全体進捗状況そのものにあった。
正面突破組、奇襲組、秘密の抜け道組のそれぞれの呼吸が合わなければ、この作戦の成功は難しいだろう。
と、そんな修が意識を頭の中に集中させていたわずかな隙を突いて、二匹のガルムが猛スピードで飛びかかってくる。
「……っ」
修がハッと息を詰まらせて、左手の光ボウガンを構える。
しかし、間に合わない。
ガルムが大地を蹴って、修へと肉薄する。
その牙が、彼の肉体に鋭く突きたてられる――それよりもわずかに早く。
『!?!?!?』
迸る水流が二匹のガルムの横っ面を叩き、彼らを地面へと叩き落した。
「……八神、大丈夫かっ!?」
と、その場に駆けつけてくれたのは、修にとっては寝子高での先輩でもあり、今は志を同じくする仲間でもある
龍目 豪
であった。
「……はい。すみません。少し考え事に集中しすぎてしまっていて……助かりました」
修は礼を言いながら、豪と協力して、星の力(狩人)が実体化した光ボウガンで、接近してきたガルムを撃ち抜いていく。
「何か不安要素でもあるのか?」
「いいえ。作戦の進行状況は上々です。ですが、まだまだやれることはたくさんあるはずです」
広大な第一広間で、圧倒的に敵の数の方が多いという不利的状況をカバーすべく互いの背中を預けつつ、二人は声を潜めて会話を続ける。
「俺は少しでも作戦の成功率を上げるためにできることをしたい。龍目先輩、力を貸してもらえますか?」
「おう! 俺にできることなら何でも言ってくれ!」
「ありがとうございます」
頼もしい先輩の言葉に、修はまた一つ作戦が成功へと近づいた予感を抱く。
「……では、少しみんなと離れて、別行動を。中庭に辿り着く前に用意したいものがあります」
「オッケー! お前は好きなようにやれ、八神! こうなったら地獄の底までつきあうぜ!」
引き締まった胸をバシッと叩いてそう言う豪の言葉に、修は力強く頷き返すと、次の一手のために地面を蹴って走りだした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月28日
参加申し込みの期限
2016年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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