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【星幽塔】第一階層 サジタリオ城攻略戦
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【竜を屠る者達】
高まるボルテージは中庭にいるメンバーこそ肌でひしひしと感じられた。
「はー。凄い人気ですねー」
屋敷野 梢
は櫓の方を見上げながら、感心するようにそう呟いていた。
「っと、せっかく弓で狙い撃つんなら、フランチェスカさんに逆鱗の場所を教えて差し上げないとですね。でも、どうやって……」
「あ、私の星の力(魔風)なら風に載せてメッセージを伝えられます☆」
そう提案したのは
椿 美咲紀
だった。
「おー。便利ですねー。しかし、顎の下と言っても、あのサイズですし、逆鱗は小さいですから具体的な場所を伝えられるかどうか……」
「それも大丈夫です☆」
「え……?」
自信満々に言う美咲紀に、梢は目を瞬かせる。
「さっきシューくん――八神くんに風でメッセージを送ったんです。弱点らしき場所を見つけたんだけど、それを周知するにはどうしたらいいかって。そしたら『俺に任せろ』って言ってました」
「……なるほど。具体的にどうするかは後のお楽しみとして、それじゃあ私達は少しでも竜の動きを鈍らせるために動けばいいってことですねー」
やるべきことが明確に定まり、梢の目がいきいきとしていた。
気がつけば、ほかの仲間達も同様の考えを持っているのか、これまでよりも果敢に竜にアタックを仕掛けているのがわかる。
正面組と奇襲組が合流し、回復行動が全体にしっかりと行き渡るようになったのも理由の一つだろう。
「それじゃー私ももういっちょいってみますかー! 桃川さん、椿さん、危なくなったら回復お願いしますよー!」
「任せて!」
「了解です☆」
二人の返事を聞くや否や、梢は再び蝶に変身し、ひらひらと竜に向かって飛んで行った。
* * *
恵御納 夏朝
は盗人のすばしっこさを利用して、竜の意識をひきつけていた。
(僕が囮になっていれば、その隙にほかのみんなが急接近してダメージを与えられる……!)
夏朝は肉球の戦輪を小出しにして、竜の目の前にちらつかせ、火球が来たら全力で逃げるという行動を繰り返していた。
「はぁはぁ……。やっぱり結構疲れるかな……、この戦法は……」
と、夏朝が肩で息をしていると、すぐそばにサーベルタイガー(
添星 叡知
)に乗った
齋藤 智照
が駆けつけて、癒しの力を使ってくれる。
「はい、これで少しは楽になったはずです。でも、あまり無理はしないでくださいね」
「ありがとう。齋藤さんと、添星君も気をつけて……!」
「ええ。ありがとうございます」
(言われるまでもない)
智照と叡知が声と表情で応え、また他の仲間のもとに走り出す。
「さて、僕もあともうひと踏ん張り……!」
そして、夏朝も再び、囮になって動き出す。
* * *
日暮 ねむる
も走っている。
(どんなに硬い鱗があったって、生き物である以上、僕のろっこんが通じる余地はあるはず……!)
ねむるは夏朝などが囮として、敵の意識を引きつけてくれている隙をついて、背後から背中に飛び乗るとそのまま竜の後ろ頭を取ることに成功した。
「よし……!」
ねむるはすぐさま《In to the Sleep Act2》を発動する。
『……!?』
竜が一瞬瞼を閉じる。
(よし、効いた……!)
ねむるは勝利を掴んだと思った。
「……これで、チェックメイトだね。ゆっくりおやす、み……!?」
が、竜は再び目を開くと、尻尾をねむるに向かって叩きつけてきた。
「……っ」
自慢のフットワークで、ねむるはギリギリで尻尾を避ける。
(……やっぱり竜には通じないのか? いや――)
ねむるはその瞬間、確かに竜がわずかに眠たげに瞼を下げ、あしもとをフラつかせる姿を目撃した。
(効いてないわけじゃないんだ……。それなら――)
少しでも仲間が勝利へ近づく手助けをするために、ねむるは再び竜への接近を試みる。
* * *
サキリ・デイジーカッター
も竜へ肉薄していた。
「君とやりあうために、今まで体力を温存してきたんだ。弱点がまだ定めきれていないからって、手を出さないなんて選択肢はないね……!」
サキリは正面からマチェットを抜いて、竜に切り込むとろっこん《斬空赤刃》を連続発動し、瞬間移動を繰り返しつつ、あらゆる角度から赤い斬撃を叩き込む。
(これだけの斬撃――耐えきれるものなら、耐えてみろッ!!!)
サキリは、ここぞとばかりに温存した体力をフル活用し、体力が続く限りの連続攻撃を行った。
『!?!?!?』
竜が悲鳴を上げる。いくつかの鱗が剥がれ、赤い血が吹き出す。
しかし、すぐにその傷口も鱗も再生し、竜は再び、サキリに腕や尻尾を叩きつけてくる。
「……っ。やはりあの再生能力がクセモノかっ……」
だが、少しずつダメージは蓄積しているとは感じる。
サキリは回避行動を取りながら、次の攻撃のチャンスを待つ。
だが、
「……っ……ごほっ……」
ろっこんの連続発動が祟ったのか、急にせき込み、身体の節々が痛み始めた。
(くそ……。これ以上は難しい、か……?)
サキリは呼吸を整えながら、成り行きを見守る。
* * *
そして、
志波 武道
も竜に向かって駆けている。
(できる限り、生き物は殺したくない。いや、たぶん俺には殺せない。けど、ろっこんで動きを鈍らせるくらいならッ!)
事実上、竜と一対一の状況で、武道はギリギリのところまで竜の攻撃をひきつけ、《スイ・マー》による局所麻酔を撃ちこんでいく。
「まずは尻尾!」
武道は一番活きが良さそうな箇所から、率先して動きを鈍らせようとしていく。
「次は翼っ!」
ほんの少しでも味方の攻撃が通りやすくなるように、
「最後は腕だッ!」
武道は次から次へと手刀による突きを放っていく。
と、そうしているうちに。
「……っ!?」
予想外の方から薙がれた尻尾に武道は思いきり吹っ飛ばされた。
けれど、一撃が思ったよりも軽い。
(これは、《スイ・マー》が効いてるって考えてもいいんだよな……?)
だったら、自分にやることは一つしかない。
武道は引き続き、竜の動きを鈍らせることに専念していく。
* * *
その頃、
八神 修
はつむじ風による美咲紀からのメッセージに耳を傾けながら、作戦を実行する瞬間を待っていた。
(まだだ。あと少し、敵の動きが鈍り、弱点をこちらに向けてくれる瞬間があれば――)
修は静かに、じっとその瞬間を待っている。
彼のすぐそばには、城の装飾品から拝借した長槍を構えた
龍目 豪
が配置についている。その長槍の柄の先には何故か一枚のハンカチが結びつけられていた。
(……八神は時が来るまで待てというけれど、その『時』ってのはいつ来るんだ?)
すでに双方の駒は出そろい、戦いは最終局面を迎えていると言ってもよかった。
その状況でまだ来ないときとは――。
そのときだった。
「……龍目先輩今です。あの顎の下のぼんやり光っている部分にその槍をっ!」
「……よしきた!」
豪はこのときを待っていた。
彼は探検で鍛えた肉体と野生の勘とを総動員し、全体重を活用して竜に向かってその重い長槍を投じた――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
水月 鏡花
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月28日
参加申し込みの期限
2016年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月04日 11時00分
参加キャラクター一覧
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