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【星幽塔】第一階層 サジタリオ城攻略戦
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【集まる星の力】
ちょうどその頃、奇襲組の面々もまた中庭へ辿り着く直前の地点で再集結を果たしていた。
まず牢屋に行って、囚人の解放を果たした
恵御納 夏朝
、
来島 アカリ
、
都府楼 暦
の三人が、救出した
大天使 天吏
が作成した地図によるショートカットで先行した奇襲組に追いつくことができていた。
「お、夏朝ちゃんに天吏ちゃん! それにほかのみんなも無事だったんだね!」
「うん。志波先輩達も無事で良かった」
思わぬ方向から現れた夏朝達を見て、
志波 武道
はホッと安堵の息を吐いたものだった。
次いで、城壁を抜ける際に、囮になった
齋藤 智照
と
添星 叡知
もまた、窮地を乗り越えた後、サーベルタイガーに変身した叡知に乗って高速移動をすることで、最終決戦前に合流を果たすことができていた。
「よかった……。二人とも無事だったのね……」
と、智照と叡知の安否を気にしていた
水上 桜
も胸を撫で下ろしていた。
「ふふ。なんとか勝てましたよ。まあ昔取った杵柄という奴でしょうか」
と苦笑した智照の目には若かりし頃の血気盛んな意思の光が甦っていた。
ともあれ、そうして無事に中庭に辿り着いた奇襲組だったが――。
「よっしゃ! みんな、ここから挟み撃ちで一気に形勢逆転だ……って、竜デカッ!?」
まず仲間を鼓舞しようと真っ先に声を上げた武道は、目の当たりにしたその竜の大きさに思わず悲鳴じみた声を上げた。
「……竜だけじゃない。まだ魔物もたくさんいる……。みんなタイミングをあわせて。一気に畳み掛けましょう!」
桜がそう言いつつ、自分自身もクロスボウを構えて矢を射かける。
『!?!?!?』
背後を突かれた魔物達や竜の間に、混乱とどよめきが走る。
この時点で、作戦の第一段階は成功したと言える。
戦いにおいて、相手の背後を突くことができるアドヴァンテージは計り知れないものがあるからだ。
さらに――。
* * *
「――着きました。ここが星辰の櫓です!」
ほとんど時を同じくして、フランチェスカ護衛組もまた中庭を望む星辰の櫓に到着していた。
フランチェスカはすでに星の弓も手に入れていたし、護衛組のメンバーも誰一人欠けてない。
これで、役者は一気にそろい踏みを果たしたと言っても過言ではなかった。
だが、フランチェスカの存在や、彼女が星辰の櫓にやってくることは、竜やその配下の魔物達も警戒していたらしい。
「……っ、この翼の音は……!?」
バサバサという羽の音に、フランチェスカが目を見開く。
直後、瞬く間にガーゴイルの群れが櫓の周囲を取り囲んだ。
「くっ……。フラン嬢、どこかに隠れて!」
獅子目 悠月
が咄嗟に前に出ながらフランに叫ぶ。
「……ど、どこに隠れろと言うのですかっ!?」
「だ、大丈夫だよ。耳を塞いだり、ほっぺたをつねったりすれば……」
ニコ・ライニオ
がフランチェスカの手を握りながらそう励ますが、その声にはあまり自信がなさそうだ。
「と、とりあえず星の力で応戦するよぃ!」
呉井 陽太
がつむじ風をガーゴイルにぶつけるが、いまいち効果が薄い。
「……来るぞ、みんな気をつけろ!」
鮫ノ口 礼二郎
が仲間に注意を促すが、具体的にどう気をつければいいのかは彼自身にもよくわかっていなかった。
そして、ガーゴイルは一斉に例の呪文を唱える。
『『『くぁwせdrftgy
ふじこ
lp!!!』』』
「うっ……。こ、これ結構きくよぉ……」
「……っ、まだだ……まだ眠るわけには……」
陽太と悠月が歯を食いしばって耐えようとするが、激しい睡魔に思考力が奪われていく。
そのときだった。
「……まったくだらしのない人達です、ねッ……!」
エレノア・エインズワース
がヘアピンを自らの爪の間に刺すことで、その睡魔から逃れた。
『!?!?!?』
エレノアの行動に、ガーゴイル達の方が驚いていた。
「さっさと目をお覚ましなさい!」
と、その隙に、エレノアは放水銃を味方に発射して、眠気を吹き飛ばさせる。
「……っ、助かった、エインズワース! くそ、よくもやってくれたな、反撃だ!」
水を被って目を覚ました悠月が城下町で購入した弓を構えて、ガーゴイルの翼を目掛けて矢を放つ。
『!?!?!?』
悠月は星の光(狩人)を宿した竪琴を背負っている。
星の力のサポートを得た矢は正しく、ガーゴイルの翼を射抜き、中庭に落下せしめた。
「ふふ。やるじゃありませんか。私も負けていられませんね」
と、エレノアもまた放水銃をガーゴイルの翼に向かって放ち、ろっこんで接着剤化し、翼を動けなくして、落下させていく。
(さて、あとはお嬢様が星の弓を使え……ば……)
エレノアはそこでちらとフランチェスカの方を見やって――愕然と目を見開いた。
「ぐぅ……すぅ……もう……たべられません……むにゃむにゃ……」
完・全・に・寝・て・や・が・る。
そのとき、元からキレてるエレノアさんの頭の中で、何かプッツンと切れたのは言うまでもないことである。
「フフフ……アハハハ……!」
エレノアは何かのスイッチが入ったように高笑いをしたかと思うと、真顔に戻ってフランチェスカの胸倉を掴んで身体を大きく揺さぶった。
「起きなさい。誰のために、こうしてみんな戦っていると思っているんですか?」
「……むにゃ……むにゅ……
あと5分
……」
絶対に五分経っても起きないやつの台詞だった。どうやらこの領主様、人望はあるし、顔もいいが、中身はわりとダメっぽい。
「……」
次の瞬間、エレノアはハイライトの消えた目で、フランチェスカに往復ビンタをかましていた。往復ビンタをかましていた(ここ大事)。
「……っ……な、なにをするんですか……!?」
ハッと我に返ったフランチェスカが抗議の声をあげたが、だいたいみんな『それはこっちの台詞だ!』と思っていた。
「……ふざけるのもいい加減にしなさい。だいたい貴女いちいち気に障るんですよね。おや、その反抗的な目は何ですか? なんなら今すぐにここで貴女の首をへし折りましょうか?」
「……っ」
凄みのある歯に衣着せぬ物言いに、フランチェスカが怯む。
「ま、まあまあエレノアちゃん、もうそのあたりで」
と、ニコが割って入ろうとするが、エレノアは口を止めない。
「何か勘違いしているようですが、どうせ街の住人なんて竜さえ死ねば貴女のことなんて忘れますよ。彼らは自分達にとって不都合な竜を排除してくれる存在をありがたがっているだけで、竜を倒してくれるなら別に貴女じゃなくても構わないんです。さらに言えば、私はあの竜に用があるだけで、貴女には何の興味もないんです」
「……っ」
ぴしゃり、と言い捨てたエレノアにフランチェスカはもはや何も言えなくなってしまったようだ。
「……あのーエレノアちゃん?」
「……少し言い過ぎじゃないか?」
と、睡魔から立ち直った陽太と礼二郎がガーゴイルの残りを排除しながらエレノアを窘める。
「おや。私はただ純粋な事実を述べただけですが」
と、エレノアは淡々と言い返しながら、掴んでいたフランチェスカの胸倉を放した。
「……私は……私は……」
フランチェスカは、なかば呆然自失の状態になっていた。
気がつけば、彼女はポロポロと涙さえ零していた。
それに、エレノアは呆れる。
(……仮にも一国一城の主として、魂が弱すぎるのではありませんか?)
どちらにせよ、このままでは竜が倒せない。竜が倒せなければエレノアの目的も果たせなくなる。それはエレノアとしては面白くない。
仕方がないので、かたちばかりの慰めの言葉でもくれてやろうと思ったそのときだった。
「……おい、見ろ! 星辰の櫓に人がいるぞ!」
「フラン様だ! フラン様が来て下さったぞ!」
「これでもう安心だ!」
「お前等、あと少しだ! 最後まで踏ん張れ!」
櫓から望む中庭の方から、解放軍のメンバー達のそんな声が聞こえてきたのだった。
その瞬間、圧倒的な竜の強さに萎えかけていた解放軍全ての士気が一気に持ち直し、限界を突破して高まっていくのが肌で感じられた。
「……」
フランチェスカは感極まったような表情で、そんな彼らの声を聞いている。
「……フランチェスカ嬢。さあ、涙を拭いて。あなたがそんな顔をしていては彼らも存分に戦えないでしょう?」
悠月が、そっとさっき部屋で渡せなかったハンカチをフランチェスカに差し出す。
「みんなに見せてやってよ。最高に凛々しくて、最高に素敵なフランちゃんの笑顔をさ」
ニコもまた、フランの手こそ取らないものの、穏やかな笑顔でそう語りかける。
フランチェスカは差し出されたハンカチを受けとり、丁寧に涙と、水路で付着した汚れを拭う。
「……ありがとう。なんだか目が覚めたような気がします」
そう言ったフランチェスカの顔はどこか憑き物が落ちたように清々しく、また先程までとは見違えるほど美しく、凛々しく見えた。
「――みなさん。改めてもう一度お願いします。私は、このサジタリオ家に伝わる星の弓で、あの悪しき竜を葬り去りたい。力を貸してください」
フランチェスカは護衛組にそう宣言すると、櫓の中心にある星のマークの高台の上に陣取り、ゆっくりと星の弓を構えた。
「フラン様だ! フラン様が櫓に立たれたぞ!」
中庭のボルテージが最高潮にまで高まる。
そうして、戦いの最終ラウンドが今、幕を開けた――。
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月28日
参加申し込みの期限
2016年06月04日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年06月04日 11時00分
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