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【お正月】日が落ちるまで
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「初詣も日の出参りもおじぃたちと済ませてきたけど寝子島では初なのだ別腹なのだ♪」
そんな
後木 真央
の言葉で招集された新聞部員3人がその噂を聞きつけたのは、寝子島神社への道すがらのことだった。
「これはどうやら今一番ホットな噂ですよ! ネットでも拡散しています」
キリッといつもより、いやいつもの何倍も真面目な顔つきを見せて、
椿 美咲紀
が噂が広まりつつある様子を示すべく目の前の二人にスマホを見せ、熱弁をふるっている。
「二か所目でってのは、ありがちだよなぁ」
そんなノリノリの美咲紀にやや苦笑気味な様子で、噂の内容に目を通した
八神 修
が隣を窺うと、
「これはっ……新年早々NMRネタ来たのだっ! 真央ちゃんは夕陽がガツンと見える場所が怪しいと思うのだっ」
と、真央が瞳を輝かせていた。
「夕日がガツンと、か……それじゃあ九夜山展望台とかどうかな? せっかくだし、新年の風景を写真にとったりもしたいよね。秋にも行ったけど、景色もいいし、猫もいっぱいいるあたり、2か所目として考えてもよさそう、かも?」
「シュー君、その提案ナイスです。良いですねぇ。ぜひ行きましょうそうしましょう。今日はお天気もいいからいい景色がみれそうですよぉ」
八神の提案に一も二もなく肯く美咲紀。もちろん、真央の方に否やがあろうはずもなかった。
「絶景なのだぁ」
「ですし、シュー君は両手に花ですねぇ」
ロープウェイに揺られる中で無邪気に景色を楽しむ真央。間に八神を挟んだ美咲紀が、からかうように八神に語り掛け、によによとした笑みを浮かべて見せる。
「花……?」
「花ですとも! 椿ですから!」
ほら花!
疑問形で返された美咲紀が、慌てたように言い募る。
そんな彼女に修が思わず笑みを浮かべたところで、ロープウェイ内のアナウンスが、山頂の駅へ到達したことを告げてきた。
「絶景だねぇ」
山頂付近。
八神が周囲を見渡しながら嘆息すると、美咲紀もまた肯いて見せた。
「お猫さまなのだ~!」
そんな二人を後目に、真央がいきなり駆け出していく。
その先には無数の野良猫たち。真央は自らの召喚により呼び出した猫であるがおーを頭にのせながら、一気に人を恐れる気配も見せない猫たちのもとへと走り寄って行った。
「なんとっ……こんな頂上にもお猫さまとは寝子島侮りがたしなのだ幸せなのだ~」
手近な一匹の横に座り込むと、いつも街で猫を見かけると行っているように、パケ袋からカツブシ粉と木天蓼粉を取り出して献上する。
「差し上げますのだ~撫でさせてほしいのだ~」
「あわわ、天国はここですか? ネコの国は近づいたのですか!?」
真央に遅れることしばし。
同じように猫の好きな美咲紀や八神もまた、猫のたまり場へと足を踏み入れていた。
ネコと戯れる友人二人。
「松の内から幸せの絶頂なのだ、ふわわ~」
厳粛な気持ちで山頂からの景色を撮っていたのと同様に、幸せに笑み崩れる二人を写真に収めた八神。
その足元から、「私もにゃあ」と言われた気がして視線を落とすと、彼の足元にもまた一匹の白猫がすり寄っていた。
「撮ってほしいのかい?」
地面に座ってファインダーを向けると、ごろんと横になり上機嫌に喉をならすその猫をフレームに収め、シャッターをきって、八神は微笑んだ。
「かわいくとれたぞ……ほら。ここも猫スポットなのかい?」
鞄に常備した猫のおやつを手にのせて差し出して尋ねると、白猫は嬉しそうににゃあと一鳴き。そのまま一つ、手から咥えて取り上げると、満足したかのように寝ころんだ。
「ちょ、これじゃ動けないじゃないか。……みんな順番、順番だからねっ」
その猫に気を取られている間のこと。背に、ひざに、頭にと、八神の身体を埋め尽くそうとばかりに集まってきた猫。
その中に埋もれて、八神がつぶれそうになっているのを、横にいる二人がうらやましそうに眺めつつ、手元に残ってくれた猫を全力でかわいがる光景が、しばらくの間続くのだった。
「もう、その猫まみれの姿、写真にとって寝子高新聞のネタにしちゃいますよ」
ちょっとだけうらやましそうな美咲紀の呟きは、山頂に吹く風にかき消されていく。
しばしの時が過ぎて――「お願いするのだ!」
真央が唐突に思い出して、三人はようやくここに何をしに来たのかを思い出す。
「やべぇのだうっかり幸せの絶頂すぎて検証忘れるところだったのだっ」
そんな真央の言葉に笑い声をあげながら、展望台にのぼった三人。
傾きかけた太陽の方を眺めやりながら、思い思いに手を合わせていく。
「今年も皆で楽しく過ごせますようにー」
(勉強……できないのはこれ以上神頼みしても仕方ないのだ、クローネぶっ倒す……は神様にお願いしても無駄なのだ、困ったこと……は自分で克服しなきゃ意味ないのだ、金欠……もバイト増やせで済んじゃうのだ。ゆえに! 今年も友達みんなが幸せで冒険ネタがたくさん振ってきますように、なのだっ!)
(……)
声に出す美咲紀。もくもくと祈る二人。それでも三人は、手を合わせ終えると、互いの顔を見合わせて満面の笑みを浮かべあった。
「去年は色々な出来事が山盛りでした。今年もきっと、色々楽しいことが目白押しなのです! なので!」
夕日がゆるゆると沈んでいこうとしている中、美咲紀はその光を背に受けながら、二人にぺこりと頭をさげた。
「2人とも今年もよろしくお願いしますなのですよー!」
「今年もよろしくなのだ修ちゃん美咲紀ちゃん!」
「よろしくね」
沈んでいく夕日を見ながら笑いあうと、三人はロープウェイへと足を向ける。
「ふぅぅ、あとはねこったーで情報集めなのだ。NMRの探索はまだおわらないのだ~」
どうやら、三人の正月はまだ始まったばかりであるようだった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼李月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月30日
参加申し込みの期限
2016年05月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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