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【お正月】日が落ちるまで
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九夜山。
その山頂に「降り立つ」人影が、一つ。
日がやや中天を下る頃合いに、彼はその背に生えた鶴の翼に似た羽根を軽やかに羽ばたかせ、地面へとその足を付けた。
一息をつき、周囲を見渡す。
「うん、だれにも見られてない――ね」
それなりに山頂に近い位置で、満足気に微笑んだ
音羽 紫鶴
。
彼が噂を聞きつけてすぐに思ったのは、「面白そう」、であった。
退屈がやや勝っていた頃合いだからこそ――「この寝子島で、もっと面白いことが起こってほしい」、それが彼の抱いた願い。
退屈な日常を面白い事で埋められるなら、それほど素敵なことはない。
そう、彼がこの島で得た、羽根のように。
周囲を見渡した紫鶴は、なんとなく、という程度に気の向く方向へと、足を向けた。
ここへ来たのも、なんとなくだった。
噂を聞いて願をたてた寝子島神社。そこを少し離れた場所でややの思案をした彼が思いついたのは、九夜山。せっかくだから、楽をしようかな――周囲を見渡すと、三度地面を右足でたたき、翼を広げ飛び立ったのだった。
幾人かの人影を眼下に眺めつつ飛翔して九夜山へ。そうして彼は今、ここにいた。
冬枯れした灌木の狭間、背の低い常緑の木々をかきわけ、奥へとすすむ。
獣道が分かれては、ここかな、と思う道へと足を向ける。
この島へきて、空を飛ぶ楽しみを知った。
空を自由に飛ぶのは、紫鶴にとって、本当に楽しいもので。
そんな楽しみを教えてくれた寝子島だからこそ――見つからなかったとしても、勝手に面白いことが起きていくんだろうけどね、そう考えつつ、気ままな散歩を行うかのように、彼は山林の中を、のんびり歩く。
とはいえ、だ。
「寝子島だから、探していれば見つかる気がするんだけど――」
ひときわ繁った藪が、獣道をふさいでいる。それを手で無理やりどかして足を進めた彼が見たのは、開けた小さな広場と、ひときわ大きな楡の木だった。
冬であるというのに、不思議に緑の葉を宿したその木は、よく知られた杉のように、大きいわけではない。
ただ、その不思議な存在感とともに、差し込む陽光をその葉に一心に受けて、そこにたたずんでいた。
「ほぉら、ね」
ここが正しい場所かどうかはわからない。
でも、ここのような気がするから、紫鶴は、心の中で、真摯に願う。
『楽しいことが、面白いことが、もっとおきますように」
森を抜ける風が、彼の髪を撫ぜ、走り去っていく。
楡の祝福を受けたような心地になった紫鶴は、またその笑みを、深くした。
「さて、どうなるんだろうね」
誰にともなしにつぶやかれた彼の声は、森の静寂に溶けてゆく。
どんな、面白いことが起こってくれるのかな――楽しみだ。
今年は、まだはじまったばかりだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
蒼李月
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
冒険
神話・伝説
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月30日
参加申し込みの期限
2016年05月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月07日 11時00分
参加キャラクター一覧
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