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【星幽塔】その希望に火を灯せ!
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「屋敷野!」
額の傷痕を指でなぞり、ろっこん『青にして蒼穹』を発動させる。そして浮いている黒花に向かって跳躍し、そのまま引っ掴んで地面に落とすと庚が梢の名を叫んだ。落とした後の処理は任せる、と言っているのだと言われなくても梢は察知する。
「はーい! お任せあれでーす!」
落とされた黒花が自分へ向かって来るのを確認すると、梢はろっこん『胡蝶の詩』を発動する。ひらひらと、不規則に羽ばたく美しい蝶の姿を思い描き、自分がその蝶となる瞬間を強く想像すれば梢の姿は蝶へと変化していた。
突然標的が消えてしまったことに、黒花の動きが鈍る。その隙を突いてひらひらと黒花の背後に回り、ろっこんを解除し人の姿に戻ると一刀のもとに切り伏せる。
それを見届けると、庚はまた次、また次と黒花を梢の元へと投げつける。その度に梢は蝶になって少し上昇し、上から黒花を叩き斬ったり、剣を一瞬だけ蝶に変えて身軽に動き回ってまたその手に剣を持ちと、ろっこんの力を最大限に活かしたトリッキーな闘いを繰り広げていた。
「ふふーん、どうですか、私の剣捌きは!」
「剣捌き……っつーか、振り回されてるっつーか」
「いやーカッコええやん!」
「ふふー、かっこ良すぎてホレないでくださいね!」
「いや、俺好きな子おるんで」
即答だった。リア充ですねー? なんて梢が軽口を叩くのを庚が軽く嗜める。その間にも、柳司の風や庚の炎が黒花を減らしていく。
「なあ、浅沼」
「ん? なんや、どないした?」
名前を呼ばれた柳司が庚の隣に立つ。
「浅沼、風と炎は相性がいいと思わねえか?」
「奇遇やな、俺も如月とおんなじこと思っとったわ」
「まだるっこしいのは性に合わねえからな」
「一網打尽っちゅー奴やな!」
他の戦っている者の邪魔にならない範囲でつむじ風を起こし、黒花を次々と巻き込むように柳司が風を動かしていく。そして庚がその風目掛けて火の玉を放つ。それは二人の意思を反映し、炎の嵐となって黒花を焼き尽くしていった。
「まったく、ロクな説明も無しに騒動に放り込まれる事案が多すぎて困るわ」
右手に持った扇子をパンッと開いて
エヴァ・ブランシェ
がそう言い放つ。魔火の光は左手の甲に紋章のようになっていて、軽く撫でるとエヴァは黒犬を睨み付けた。
「あはは、ほんとそうだよね! でもちょっと、慣れてきちゃってる気もするかなー」
慣れていいことなのかはわからないけれど、と
桜庭 円
はエヴァにえへへと笑ってみせる。ステラ、星の力、オーブ、テオを知る敵と思われる謎の黒いモノたち……神様関係なのかな? と円は考えながら、右手用のガントレットに変化した魔火の力を見る。
どうにかしなきゃいけなくて、それが今ここにいる自分達ならどうにかしないといけないよね? と彼女らしい単純明快な結論を付けてポケットに仕舞ったビー玉をぽんと叩いた。
「オーブに触れるには扉に向かわなきゃいけない、そして扉には番犬が2匹……か」
癒しの光が変化した魔道書を片手に、
鴻上 彰尋
は扉を見る。いつの間にか現れた上空の影のような謎の生物も気になるし、注意もするべきだけれど、まずはあの2匹をなんとかしなくてはオーブに触れるどころではなくなるだろう。自分に宿った力は戦闘向きではないけれど、後方から支援するには最適な力だ。だったらそれを最大限に活かしながら黒犬を倒す方法を考えようと彰尋は周囲に気を配る。
「全く、面倒な事に巻き込まれたな……」
そう、
月居 歩
は軽い溜息を吐いた。そうは言うものの、面倒だからと投げ出す気は彼にはない。投げ出したところで助かる保証などないし、何よりそんなことをするような男ではないのだから。仕方ない、と声に出さず呟き、闘士の光が変化したフィンガーレスのレザーグローブに包まれた拳を握るその横顔は、やや強面だけれど彼の持つ優しさが滲み出ているようでもあった。
「あの犬をなんとかすればいいんだよな?」
風雲児 轟
は仮面のヒーロー姿のまま、オーブに触れるならあの犬が邪魔だと直感的に感じていた。花や人のような姿をしたモノは倒すのにそこまでてこずらなさそうだったけれど、黒い犬は厄介そうだと呟く。
そして同じように黒犬を視界に捕らえている歩が轟に声を掛けた。
「風雲児、お前も黒犬を相手にするつもりか?」
「おっと! 俺はザ・ストレイトだぜ! まあそのつもりだな!」
「……そうか、じゃあ俺が1匹、お前が1匹で対応するのはどうだ?」
「タイマンって奴か、オーケー乗ったぜ!」
その言葉を合図に、二人は黒犬へと走り出す。途中、黒影が二人を阻もうとしたけれど、それは他の者が請け負ってくれていたので難なく辿り着く事ができた。そして、その後ろをエヴァ、彰尋、円が続く。
「支援する、心置きなくやってくれて構わない」
彰尋がそう宣言すると、頼むと短い言葉を発して歩が黒犬の前へと出た。
「グルルルゥ……」
二匹の黒犬が鋭い牙と爪を見せながら歩を威嚇してみせる。
「おっと、犬さんこちら! 手の鳴る方にってな、こっちも忘れてもらっちゃ困るぜ!」
轟がぐっと拳を突き出して軽く挑発してみせる。その後ろを、エヴァと円がサポートするかのように位置取った。
先に動いたのは歩だった。さすがの歩も犬相手に喧嘩などしたこともなく、下手に作戦を練って時間を掛けるわけにも膠着状態に陥るのも好手とは思えなかったからだ。
「ひたすら殴る、それしかできねぇからな」
手に嵌められたレザーグローブがそれに応えるかのように淡く光る。その拳を、迷いなく黒犬へと撃ち付けた。大型犬ほどの大きさの黒犬は、歩の打撃を受けて少しよろめいたかのように見えたが、すぐに態勢を立て直すと獣の速さで歩へと突進する。紙一重で避けたものの、その爪は歩の足を僅かに掠めそのズボンに鉤裂きを作った。
「さすが犬の姿をしてるだけあって、動きが早いな……!」
そう易々と倒せる相手でもないことを、歩は肌で感じとっていた。
一方、轟は黒犬の動きを見て飛び掛ってこないかを警戒しつつ接近し、一気に攻撃を叩き込もうとしていた。どうやら、ある一定の距離を保っている間はこちらには向かってこないようで、ヒットアンドウェイが有効か? と呟きながら距離を測る。
そして黒犬がぴくりと反応を見せたその瞬間に、一気に距離を詰めて攻撃を仕掛けた。籠手を装備したその腕による乱打は、確かに黒犬をとらえ打ち込まれたが、歩が相手をしている黒犬同様にすぐに体制を立て直し轟へと向かってくる。
「なかなかタフだな、お前!」
黒犬からの攻撃をその持ち前のフットワークで避けてはみせるが限度がある。流しきれない攻撃はその籠手で防いだが、一旦態勢を立て直す為に飛び退いて距離を取ると黒犬はそれ以上は追ってこず、最初にいた位置へと戻った。
冷静な目でそれを見ていたエヴァは、
「ああいう手合いは各個撃破が鉄則よ。まずは片方を速攻で片付けるわよ」
と、言うと轟の横に立つ。
「はーい! ボクも協力するよ、なるべく邪魔にならないように頑張るからね」
円も右手のガントレットをぽんと叩くと歩の横に立った。
最初から参戦しなかったのは、二人がどんな風に戦うのかを見る為。前衛と後衛の動きがちぐはぐでは、相手の邪魔をしかねないからだ。
「どうも防御も堅いみたいだけど、それだけじゃないみたいだ……回復してるのか?」
二人の戦いを見ていた彰尋が厳しい顔で黒犬を見る。
「多分そうだ、こいつ、回復してる」
彰尋の言葉に、歩が黒犬と距離をとりながら答えた。先程から何回か打ち込んでいるはずなのに、弱った様子が見られないのはそういうことなのだろう。
「なら……月居さんはエヴァさんと、ストレイトさんは桜庭さんと組んで……そうだな、片方に攻撃を集中させれば倒せるはずだと思う」
「じゃあ、あたしと月居さんが先にやるわ。」
「それじゃ、ボクはストレイトくんともう一匹を抑えるね」
即席のペアではあったけれど、お互いの目を見て頷くとそれぞれの役割を果たす為に走り出した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月29日
参加申し込みの期限
2016年05月06日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月06日 11時00分
参加キャラクター一覧
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