this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
心の中の曲が聴こえる
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
一つに束ねた髪が左右に揺れる。商店街の店に目もくれず、
夢宮 瑠奈
はしっかりとした足取りで歩いていく。
少し歩く速度が落ちてきた。瑠奈の目は左手に連なる一店舗に向けられた。
「……あの本屋さんですね」
歩みは止めないで深呼吸。瑠奈は立ち止まり、目的の本屋と向き合った。未だに変化は見られない。
「お願い、レコード店に会わせて」
強く目を閉じて両手を組んだ。祈りにも似た姿であった。
「……なにか、聞こえる?」
瑠奈は目を開けた。そして気が付いた。自分の周囲にはたくさんの人がいた。全員が待ち切れないような表情で店の方を向いている。
「どうして?」
理解が追いつかないまま、周りに倣う。
――世界が闇黒に包まれた。
太陽が巨大な電球であったかのように一瞬で光は途絶えた。逆に音が活気づいてきた。同じフレーズを周囲に語り掛けるように繰り返す。
「……GOストレート。ママのグループが歌っていた曲」
――世界に光が戻った。
現れたステージには華やかな姿の女性達がいて方々に手を振る。呼応して熱狂的な声援が沸き起こった。瑠奈は観客の一人として母親を見つめていた。
「見せてもらったビデオで、ここまでは、わからなかったよ。ママは、こんなにも……愛されていたんだね」
白い花びらを思わせる衣装に身を包んだ彼女達は花だった。大輪の花々は人々の目を魅了して一曲を歌い上げた。
周囲の光が消えても声援は鳴り止まない。
一条の光がスポットライトのようにステージの中央を照らした。ベッドに横になった母親がいた。側には落ち着きのない女の子が泣きそうな顔で、ママ、ママ、と呼び掛けている。
母親は少しやつれた顔で微笑んだ。
「だいじょうぶよ。瑠奈には叶えたい未来があるのでしょう? 一人でも歩いていける。私よりも先へ、ずっと先まで」
言葉の終わりに母親は最上の笑顔を見せた。瑠奈は口を押えた。出そうになる弱音を手で押し戻すかのように全身を震わせた。
声援が続く中、光は徐々に弱まっていく。瑠奈は口から手を離した。静かに目を閉じて、ありがとう、と口にした。
その一言で幕が閉じたのか。瑠奈は本屋の前にいる自分に気付いた。
「涙は流れてないから、泣いたことにならないよね」
明るく言って目に人差し指を持っていく。それとなく拭うと笑顔を見せた。
「しあわせは今もあたしの中にある!」
太陽の光を全身に浴びる。
瑠奈は大きく手を振って歩き出した。大きな舞台で活躍するアイドルのように自信に溢れた顔であった。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
12
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
心の中の曲が聴こえる
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月25日
参加申し込みの期限
2013年05月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!