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\ オーバータイム!/
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遠くの方でピアノの音が聞こえる。ゆったりとした旋律は柔らかく身体を包み、深い眠りに誘うかのようだった。
「このような街中でピアノだと?」
八神 修
は足を止めた。片耳に被さった茶髪を掻き上げて出所を探る。混ざる排気音に一重の切れ長の眼が鋭くなった。
修は来た道を一瞥して目抜き通りに繋がる方向を選んだ。ゆっくりとした歩みは次第に力強くなる。
「トロイメライか」
修は曲名を口にして通りに出た。そこで現実味のない光景に出くわした。
歩道に栗毛の子馬がいたのだ。背中を向けた少年が丸いブラシで胴の部分を丁寧に磨いている。歩道を塞ぐ形ではあったが往来の妨げにはならなかった。人々は足早に突っ込んで平然と擦り抜けていった。
「俺だけに見える幻なのか?」
「ブラッシングは気持ちいいでしょ、ラファール」
少年は手を休めずに言った。その声に修の目が丸みを帯びる。
「ラファールだと」
修は近づいて少年の横顔を見た。
「……おまえは幼少期の俺なのか」
「お父さんはほとんど家にいないし、お母さんはボクに構ってもくれない。勉強を教えてくれる先生は友達とは言えないよね。キミだけがボクの友達なんだ。ずっと一緒にいようね、ラファール」
少年は子馬に語り掛ける。修の声は耳に届いていない様子だった。
「ラファール、少し歩こうか」
少年は子馬の首に手を当てた。答えるかのように顔を上下に動かす。どちらともなく歩き出し、のんびりとした散歩が始まった。
少年は自分の日常を子馬に話した。合間の鼻息が相槌を打っているかのようだった。
修は懐かしむような目で共に歩いた。
「将来はね、お医者さんになりたいんだ」
目を輝かせて少年は言った。子馬は尻尾を勢いよく振って見せた。
「……この頃から俺は考えていたのか」
修の歩みが極端に遅くなる。先行した少年と子馬の姿が薄まってきた。
「急にどうしたんだ」
追いついた時には大気に溶け込んでいた。ふと視線を横に動かすと、古ぼけたレコード店が目に付いた。自然に足が向かう。
「トロイメライが聞こえる」
修はガラスのドアを潜った。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
黒羽カラス
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月25日
参加申し込みの期限
2013年05月02日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月02日 11時00分
参加キャラクター一覧
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