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浮遊岩群『天上の滝』(7)
「ネギ切れたニャー」
「スープもおっけーニャ!」
「お湯湧いたニャー、シェフ! お願いするニャ!」
「任せるアル! ほあたーっ」
……浮遊岩の一角にて、突如として出現した調理風景はいささか珍妙ではあったものの、少なくとも漂う香りには誰しも、食欲をそそられてやまないことだろう。
何しろ
畑中 華菜子
がねこたちの協力を得て拵えているのは、名店『
猫島軒
』仕込み、魚介出汁香る特製醤油ラーメンである。華菜子は麺を茹でていたテボを引き上げ、じゃじゃっ! と華麗なアクションとともに湯切り、流れるがごとくどんぶりへ投入。アツアツスープを注ぎ、ネギにチャーシュー、ナルトに温玉をトッピングすると、
「お待ちどうさまアル、七緒先輩!」
「おっ、サンキュー」
七緒 璃音
はどんぶりを受け取り、ワリバシぱっちん、さっそくずずずっと麺をひとすすり。
「……美味いッ! さすがだなー華菜子、こりゃあパワー出るわ」
「えへへー」
大好評だ。
とはいえこれは、ただの昼食風景というわけではない。なぜこの場でラーメンかと言えば、華菜子のろっこんが故に、である。彼女が作ったラーメンを食べた者は、一時的にろっこんが強化されるのだ。
もちろん、美味しい物を食べれば笑顔が浮かび、ろっこんに限らずとも璃音の言うとおり、全身にパワーはみなぎる。頭上で飛行訓練をしている
飛吹 勘助
、
ロベルト・エメリヤノフ
なども、
「俺のろっこん、戦い向きじゃない、けど……欠片を、フェニックスを……守らないと……!」
「そうだね。今のうちに、飛ぶのに慣れておこう」
まだまだ自由自在とはいかないが、気合は十分。先ほど食べた華菜子のラーメンが、確かに力を与えてくれているようだ。
「……みんなー!」
と、聞こえてきた元気な声。
翼をぱたぱた、頭上にお気に入りの帽子をかかげて飛んできたのは、
薄野 九月
。それに、ひらひらと漂う一匹の蝶が、璃音の目の前で、ぱ! 姿を現したのは、
屋敷野 梢
だ。ふたりは偵察として、巣の位置を確認しに出ていたが、その表情を見るに、どうやら成果はあったようだ。
「あっちのほうにね、カラスがたくさん飛んでたよー。ねっ、こずこず先輩」
「ええ、あれがきっとフェニックスの巣でしょーね。トラブルも一緒に見つかっちゃいましたけど」
「なるほどね、お疲れさーん」
璃音は報告を聞くと、空になったどんぶりをかたんと置いて、立ち上がる。
「そんじゃ、『Leidenschaft』天界班、出撃ーってな感じかね。まっ、アホなカラスにまんまと石奪われるのも癪だし、ウチらも頑張りますかー」
「がんばるアルー!」
調理を終えた華菜子が勘助とロベルトを手招きすると、彼らも準備万端。羽ばたきながら、こちらへ親指を立てて見せた。
天吏は周到だった。黒い欠片を見せてほしい、と興味深げに、自然な流れで頼みそれを手にしたところで、
「……ああっ!?」
タイミング良く飛来したカラスは、おそらく虹子の手引きもあってのことだろう……守りをするりと抜けて巣へ飛び込むと、天吏の手の甲をかすめて傷つけた。
「欠片が……!? お前、やっぱり……!」
「も、申し訳ありません……! 手が滑ってしまって……ああ、私、何ということを」
テオの疑惑の眼差しにも、過失である旨と謝罪の念を真摯に訴えた。心の中、嘲笑いながらに。
『カラスに驚き、避けようとして』、放り投げた欠片は、巣の外へ。放物線を描き飛んでいく、その先には、もちろんのこと。
「これは幸運。いただいたよぃ!」
瓢がいた。絶妙な位置、絶妙なタイミングに陣取り、難なくキャッチ! 欠片は、彼の手に落ちた。
その隣で、
「ごめんあそばせ♪」
ぱちり、虹子はウィンク。途端にぷしゅうと噴出した煙幕は、ふたりを欠片の輝きもろともに覆い隠していく。
と……その時に。
「……渡さない、ぞ……!」
飛び込んできたいくつもの影が、煙幕を散り散りに切り裂いた。
煙が晴れれば姿を見せるのは、下半身を翡翠色の尾に変えた、翼持つ人魚、勘助。
「テオ、大丈夫? 久しぶりだね。今助けるよ」
「お前ら……」
テオににっこり、微笑んだロベルト。その後ろには、九月と璃音が並んで身構える。
「あらあら! 数の力で、他人の愉しみを邪魔してはいけませんよお?」
「知ったことじゃありませんねー」
やんわりと笑む虹子へ、梢は不敵に微笑を返し、ふんっと鼻から小さく息を吐いた。
「私たちの任務は、石の奪還。それを邪魔する存在は、人であろうと何だろうと、敵です……皆さん、ご高説を聞いてあげる必要は無いし、手加減も必要ありません。悩むのは、後! 今は自分たちの信じるモノを、信じましょう。そうやって何度も、私たち、寝子島を救ってきたんですから!」
「おやおや。できるかねぇ?」
にたり、と口角を吊り上げた瓢。
「人も天使も神々も、全てを騙し利用する、あっしの腕を見せてやろう!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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