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浮遊岩群『天上の滝』(8)
敵も味方も入り乱れての、大空中戦となった。
「さあカラスども、連中を阻む壁になるんだよぃ。行けぃ!」
炎の灯る翼を広げて飛び立ち、高々とひと鳴き、不埒な襲撃者を威嚇するフェニックス。黒い帯のように連なり、神鳥を襲う群れには、轟が立ち塞がる。
「石は取り戻す! こっからは、俺たちが攻める番だぜ!!」
左手はうなり、放たれる無数のジャブはまるで散弾のごとく、迫るカラスたちを跳ね飛ばす。
賢二は身を翻し、羽ばたき群れの中を突っ切ってはかき乱し、翠響がその隙を突いて小石の一投を放ち、強襲するクチバシは空中で反転、難なく避けてみせる。
「何だか、すごく身が軽い……!」
「おっ、やるじゃん! けど俺だって、いつもやられ役ばっかりじゃないんだぜー!」
カラスたちはなぜだかフェニックスに対しても、敵意を剥き出しにしているようだ……神鳥の美しい翼が、彼らにどこか、負い目を抱かせるのだろうか? 黒い群れは彼らの行く手を阻みつつも、フェニックスを取り囲み失墜させようと、突撃を敢行する。
とはいえ、こちらの守りも厚い。
「あれはとても危険な石なので、渡せないんです……カラスさんたちにも、クローネさんにも、どんな危険が訪れるか分かりません。だから……!」
時子は身を挺してフェニックスをかばいながらも、カラスたちへ言葉を投げかけるのを止めない。彼らがそれに従うそぶりは無かったが、少なくともろっこんを用いての彼女の説得に対しては、カラスたちにも迷いが垣間見えた。
「っ、右から来るのですよー! 気を付けてっ」
傷を負ったとしても、美咲紀がいる。声をかけ、最前線を張る仲間たちの死角をフォローしつつ、彼女のろっこんがあれば、味方のちょっとした怪我はすぐにも治癒することができた。
(……欠片は、渡せないっ!)
小山内 海
は描く虹色の軌跡で、時にカラスたちの突進を逸らし、時にそれを射線として小石を撃ち放ち、仲間たちを援護。
カラスたちのもう一方の標的、テオには
桜庭 円
ら、数人が付いて守りを固める。
「秘密が多くても、あんまり話してくれなくても、テオは友だちだもんね……絶対守るぞー!」
「テオ、暴れちゃダメですよ?」
輝夜はテオを抱き、なるべく戦いからは距離を保っておきたかったが、状況が状況であり、仕方なくこの場に留まっている。
「暴れねえよ。屈辱だが、今は仕方ねえ……」
「大丈夫ですよ! テオさんにもできることはありますともー!」
「!?」
明るく言った、クルジッカ。テオがぎくりとしたのは、無理も無いことだったろう。
「お、おい待て、まさか……!」
「行きますよ、ワタシとテオさんの友情攻撃! F・T・Aーーーっ♪」
杖を振り回した彼女のかけ声と同時に、テオは浮かぶ手袋にひょいと首根っこをつかまれ、再び、どぎゅん! 宙を舞う。
「またかーーーっ! しかし……くそ! 確かにな、俺だけ後ろに引っ込んでるってのはどうにも、カッコがつかねえ……!」
迫りくるのは、一羽のカラス。テオは心を決めたのか、突撃の勢いそのままに……カラスめがけて、猫パンチ!
寝子島飛行部隊が、道を切り開いた。
「カラスさんたちも、キミたちも、悪いことしたらダメだよう!」
澄佳の浮かべた布切れたちは、柔らかくも通り難い壁となって敵を阻み、
「ふふ……こんな風に互いにいがみ合う人間って、醜いですわよね? ねえ、フェニックスさん。もし石がクローネさんの手に渡って、世界が滅びたとしても……かえってその方がいいのかもしれませんわねぇ? そうは思いませんか?」
あくまで微笑みながら、フェニックスへと語りかけ、ウィンクひとつ。虹子が噴出した煙幕は、欠片を手に逃走を図る瓢とともに、その姿を覆い隠そうとする……が、
「フェニックスって、死んで灰になっても蘇るんだっけ? でも、そんなことさせないけどね!」
「その通り。もちろん、欠片も渡さないよ」
荒太郎、紫鶴が交差するように鋭く駆け抜けて、白い煙は霧散する。
「今だよ、行って……!」
「まーかせてください!」
飛行部隊隊長、羽衣からのバトンを今、Leidenschaftの副リーダー、梢が受け継いだ。
「さー、捕まえますよ!」
号令を下すなり、周囲の小石や岩が色鮮やかな蝶たちへと変わり、ひらひらとカラスたちの頭上へ。元の姿を取り戻せば、それらは重力を伴い降り注ぎ、黒い群れを押し流す。
「おーっし、特攻行くぞー! 作戦など無いわー、脳筋上等! 突撃あるのーみっ!!」
璃音は、スマートフォンの防犯ブザーをやかましく鳴らしながら群れへと突っ込み、撹乱する。
「ちい、このまま捕まったんじゃあつまらない。毒島はん~」
「ふふ、皆さま必死ですわねぇ。そのお顔、とっても滑稽で、素敵ですわぁ♪」
二度、三度と散布された煙幕は、
「悪いことしたら、メッ! なんだよー!」
「ラーメン食べたら更生するアルヨ、間違いない! というわけで捕まえて食べさせるアル、たあーっ!!」
九月と華菜子が一生懸命に、ぱたたたたた! 羽を動かし、にわかに巻き起こす風が吹き飛ばした。
ロベルトは、
「っと! まあ、悪いようにはしないよ。しっかり捕まっていてくれ」
「ああ、すまんな……」
合体攻撃の多用で、へろへろになったテオを抱っこ。カラスからかばいつつ、叫ぶ。
「いってくれ、みんな!」
その言葉を受け、ぐんと加速したのは、勘助。エメラルド色の鱗を水飛沫と日の光にきらめかせ、きゅっと口元を結び、
「俺、だって……死ぬ気で、守って、みせる……! 見ててくれ、
もふもふ
……!」
勇気とともに振るわれた強靭な尾は弧を描き、カラスの一羽を直撃!
滝を突き抜け、綺麗な虹を描いて飛んだカラスは、
「おおっと?」
狙いすましたように、びしり! 瓢の手にぶつかり、黒い欠片を弾き飛ばした。
まっすぐに落ちてゆく欠片を、すかさず、弾かれたように飛び出したフェニックスがぱくりとくわえて、奪還! 彼らの流れるような連携が、おびただしく数で勝るカラスたちを圧倒し、ここに勝敗は決した。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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