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\ オーバータイム!/
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天使と悪魔のロマネスク
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天使な人々
どこまでも、どこまでも抜けるような、深く澄んだブルーの空。もくもく、巨大な白雲はまるで手が届きそうなほどに近く、思わずぽかんと口を開け、見入ってしまいそう。
青空の中へ無数に浮かぶ、緑豊かな島々……そこに暮らすのは、羽の生えた天使に、二本足で歩いてしゃべるねこ。それに他でもない、神さま、というやつであるらしい。
天界! ここは、天界なのである。普段からして神魂やら何やらに振り回されている、由緒正しき寝子島住民の皆々様も、唐突に背中へぱたぱた、白い翼など生やして空を飛んでしまおうとは、さすがに思いも寄らなかったことだろう。
もっとも彼ら、何かしら変わった現象にはこれでもかと遭遇していて、事のほか慣れていたりもする。順応するのは意外と早かった。
「ふふん。かわいいところもあるじゃないですかー」
「……なんだよ?」
ひとしきり翼を動かしてみたところで、
屋敷野 梢
は、にんまり。
その視線の先、いつもの仏頂面を浮かべたのは、二本の足で立ち、腕組みしている
テオ
だ。
「『大事な寝子島』、だなんて」
「テオさんから、そんなお言葉を聞けるとは。嬉しいですねー、ふっふ」
薄野 五月
もまたそんな風ににこにこと笑えば、テオはバツが悪そうにぷいと顔をそむけて、うるせえ、と一言。
「ののこのいる島だからな……それよりてめえら、分かってるな?」
悪魂石。その欠片である。この素晴らしき天界をのんびりと観光するのも悪くは無いが、テオの要請に従い、ここに散らばっている欠片の回収を目指す面々も多かった。
欠片が存在すると思しきは、6ヵ所。
「事情は分かった! 俺も手伝うぜ。けどよ、さっきの穴に吸い込まれちまった連中は、どうするんだ?」
山田 勘三郎
が問うと、テオは難しい顔をしてしばし考え込んだ後に、
「……今は、どうしようもねえ。白魂石まで吸い込まれちまったのは誤算だったがな。とはいえ、あの石さえ取り戻せば、あいつらも天界に戻ってこられるだろう……それを信じるしかない。それまで俺たちは、俺たちのやるべきことをやる……」
「テオさまー、どこいくんだニャー?」
「こっちきて一緒に遊ぼうニャー」
「ネコジマのお話、聞かせてほしいニャー」
「ののこさま、元気にしてるかニャー? またおバカなことしてないかニャー」
「ああ、うるせえ。俺は忙しいんだ…………また後でな」
ねこたちにひらりと手……前足を振って見せたテオは、彼らに慕われているようだ。
ともかく。しっぽを振り振り、二本足で歩き始めたテオに従い、彼らもまた手分けして、それぞれの目指すべき方角へと向かうことにする。
石の欠片がある場所ではそれぞれに、天界の美しい光景が出迎えてくれるだろう。彼らの胸は、期待に踊った。
悪魔な人々
一方。
なだらかで穏やかな天界の様相とは一変し、魔界の大地はごつごつとした溶岩石によって構成され、そこらじゅうを赤熱した溶岩そのものが川となって流れる、見渡す限りに険しい環境が連なっている。
「アッコンセキ、っていうとっても素敵な石をあなたたちが持ってるって、風の噂に聞いてねえ?」
歪な形の、小高い山。頂点にはやはり真っ赤な溶岩が煮えたぎり、その傍らに、この場にあってはやけにまぶしく輝かしい、白い光がちらりと垣間見えた。
「どうやら石は、火山の火口近くへ落ちたようですな。皆さんが我らを押しのけ、先に手に入れることができたなら、再び天界への道も開けましょう。さもなくば……」
「お前ェらの魂はみーんな、オラの腹ン中ってわけだァ」
周囲を囲むのは、どこか下卑たような笑みを浮かべる、無数の悪魔たち。その中心に据わる堂々たる姿は、四体の大悪魔。
ひとりは、豊満な肢体を半ば以上にさらし、艶めかしい蝙蝠羽を背に抱く、女悪魔。
「あたしは、大悪魔『エローチカ』! 淫欲の迷宮で、あなたたちを蕩かせて差し上げましてよン」
「……へえ。それは面白そうねえ?」
尾鎌 蛇那伊
は口元を吊り上げ、に、と挑戦的な笑みを浮かべてみせる。
ひとりは、小山のごとき巨体に、いくつもの小さな翼がアンバランスな悪魔。
「オラは、大悪魔『オー・グイン』! お前ェら、美味そうな魂してンなァ? ぜーんぶ喰い尽くしてやるぞォ!」
「チョーイ オーイ おおきいな お前 でかい」
シダ 美穂戸
はゆらりと片足を上げ、足先を揺らぎなくぴたりと宙へ留め、構える。
「たたかうぞ シダ たたかおう」
ひとりは、梟のような褐色の翼に、シルクハット、燕尾服を着こなす老悪魔。
「大悪魔、『ペッテン・シー』と申します。私は、荒事には興味がありませんのでね。ひとつ、ギャンブルで勝負といきますかな?」
「ふうん……突然背中に羽とか生えてっし、何だか良く分かんねえけど。ギャンブル? いいぜ、やってやるよ!」
卯木 衛
は気合とともに、長い袖をぐいと腕まくり。
そして、
「俺ァ、大悪魔! 『カンシャック』!!」
もうひとりは、カラスのような漆黒の翼と、鍛え抜かれた屈強な肉体を誇る悪魔。
「ちまちまやンのは、めんどくせェ! てめェらまとめて、叩きのめしてやンぜ!!」
「……上等だ」
見上げた
如月 庚
の背で、黒い翼が空を打つ。
天界にて与えられた彼らの白い翼は今や、闇のように黒く染まっている。
「俺達の『領域』は、俺達で守る。それだけだ……容赦はしねえ。行くぞ……!」
真っ先に飛び出した庚を先頭に、彼らは黒翼をひと打ち、暗雲渦巻く空へと、次々に飛び立っていった。
帰るべき故郷、今はいささかに遠い寝子島と、仲間たちを守るために。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ホワイトシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
SF・ファンタジー
バトル
神話・伝説
定員
1000人
参加キャラクター数
151人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年04月01日
参加申し込みの期限
2016年04月08日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年04月08日 11時00分
参加キャラクター一覧
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