this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ミッドナイト・フリーキー・リポート!
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
9
つぎへ >>
【POV】
「作り話よ。作り話」
ブリジット・アーチャー
は、にべもなくそう断じます。
「だいたい、仮に真実だとしても、よ? その話からは、相当な時間が経っているはず。少なくとも、『入院したB子に、一度も会っていない』と吐露するくらいにはね……まして、それが広まって私たちの耳に入るまでには、一体何か月かかるかしらね? ……美野梨も、そう心配することは無いわよ。何も出ないわ」
「……ええ。そう……そうね」
神野 美野梨
に、霊感はありません。特別、怖い物が苦手ということもありません、けれど……雰囲気に、呑まれたのかもしれません。この場所に覚える、何か、嫌な感じ。ちりちりと首筋をくすぐるような、この不安。
「確かに、例の話がいつ頃のものなのかは分からない。真偽もね……けど、なんか引っかかるんだよね」
そんな風に言った
新井 すばる
の発案で、彼ら、
寝子島高校ミステリ研究会
は、今夜の調査に名を連ねています。
「B子が実在するのかも、分からない。けど可能なら、助けてあげたい。それにね、N島……いや。寝子島を愛するボクとしては、やっぱり、放ってはおけないな」
「まったく。すばるったら」
天眼鏡を取り出し、やる気十分なすばるへ、ふう、とため息。けれどブリジットとて付き合い良く、苦笑いながらにもこうして同行してくれています。
「時間が経ち過ぎていることは認めるよ。けど、ボクらしたたかな猟犬にかかれば、薄れた痕跡すら見つけられるはずさ!」
「猟犬ねぇ……そういえばこのあたりで、不気味な光る眼が目撃された、って話なら聞いたことがあるわよ」
「光る、眼?」
首を傾げた美野梨へうなずき、ブリジットはやはり力強く、断じます。
「うなり声、黒い影の列。光る眼……これらから導き出される答えは、ひとつ! 動物の群れを、幽霊か何かと見間違えたのよ。この道だってそもそも、獣道みたいなものだし」
「なるほど、良い推理だね。筋が通ってる。でも、ここはあえて、心霊もののセオリーで考えてみると……やっぱり呪いや、憑依。僕はB子が、何らかの禁忌を侵したために起こったことなんじゃないか、って思ってるんだよね。たとえばいわくつきの石積みか何かを、うっかり崩してしまったとか……」
がさがさ。がさり。
「! ブリジットさん、そこ! 気を付けて」
推理を語る言葉の半ばで、三人の足元の繁みが唐突に揺れてざわめき、
「きゃあ……!?」
「おっと」
驚いて、縋るところを探すように、美野梨は思わずすばるの手をぎゅっと握ってしまい、顔を赤らめつつ慌ててそれを離しました。
「……なんだ。猫じゃないの」
呆れたようにつぶやいたブリジットの言葉通り、茂みから姿を見せたのは、一匹の猫でした。山暮らしなのか、ひどく汚れていて、けれど凛として力強い印象の、野良猫のようです。
「すばる、猫くらいで大げさに騒がないでよね。私を驚かそうなんて、100年早いわよ」
「はは、ごめんごめん。神野さん、彼から何か、情報を聞き出せないかな?」
「ええ……そうね、試してみるわ」
美野梨のろっこんは、猫と語らうことができます。さっそく意識を野良猫へと集中し、美野梨は、にゃあとひと鳴き。
「……? あ、あら……?」
「どうしたの、美野梨?」
ブリジットとすばるは、何度か、にゃあ、にゃあとろっこんを試す美野梨の肩口が、ほんのかすかに。小さく、小刻みに揺れ始めていることに気付きました。
「神野さん? 大丈夫かい……?」
気丈にあらんとする彼女とて、この場にあっては、恐怖を感じずにはいられなかったのかもしれません。美野梨はややあって、少しかすれた声で、ふたりへ告げました。
「……この子……私を、見てない。見えてない……ううん、違う……? この子…………本当は、今、この場には……いない……?」
とりとめのない、そんな言葉。
不意に、虚空を見上げた猫が、なあご。長くひと鳴きした……その瞬間に。
うう。ううう。うう、うううう。うう、おうう。おおうう。うう、おおうう。ううううう。
深く。深く苦悶するような、うめき声。
「う、胡乱路先輩? この、うーうーって言ってるの……仕込みですか? 仕込みですよね? も、もー、やめてくださいよ~……!」
夢宮 瑠奈
は思わず、抗議。といって、カメラを構える彼女はきょとんとして、何か知っているようなそぶりはありません。
ううう。おお、ううう。うおお、おうう……うううう、うう。おお、おおううう。
確かに。聞こえます。血痕のたどる道筋の、その向こうから。確かに。
「これが例の、うめき声か……?」
「そのようですね。あちらから、でしょうか?」
篠宮 六花
は、警戒とともに。
久須部 紀伸
はどこかわくわくとしながら、森と茂みの奥、更なる闇へと足を踏み入れます。
くすりと嗤う
毒島 虹子
の興味は、そうした現象には無く、あくまで一喜一憂する同行者らの言動、恐怖に歪む表情へと向いているようです。
「ふふ。さあ、皆さま、楽しませてくださいね……?」
がさ、がさと。彼らが茂みをかきわけ進む音と。
うう。うううう。おおおう、うう、おおお。おおおおお。うう、うううおおお。苦悶の声のみが。
周囲へと。
「これ、は……?」
芽守 健作
。
呉井 陽太
、
志波 武道
は、目の当りにしたその光景を前に、自身の視覚の正しさを確かめるためでしょうか……奇しくも三人同時に、くいと眼鏡を拭い。
「…………さっきの」
話に聞いた女性の痕跡を探しながら、彼らに続き覗き込んだ
綾辻 綾花
は、肺の中の空気を絞られるように息を呑みながらも、傍らの
桃川 圭花
がぽつり、漏らした言葉を聞き逃しはしませんでした。
「! さっきの……? 墓地で見たっていう、あの……」
かたかたと鳴りそうな歯の根を食いしばり、綾花は、見ました。樹々の向こうに垣間見える、それを。
大樹のもとにうずくまる、男。うう。ううおお、おおおう、おおおおう。うううおおおう。全身に大小の傷を負い、額からおびただしくこんこんと赤い雫を垂れ流し、息も絶え絶えに、苦悶の音を漏らす男。
取り囲む、無数の人影。多勢の男たち。いずれも、真っ白い肌。らんらんと、ぎらりと輝く、怒りかいら立ちか、一様に険しい光を宿す眼。手には棒きれや、木刀や、さすまたのような長物を握り締め、それらは総じて、血に濡れていて。
白い、真っ白い、彼らの肌がやけに、暗闇の中へぼんやりと浮かび上がるように、目に付いて。
「!!!! っ、ヒ……」
誰ともなく鋭い呼気を飲み込んだのは、ぎぎぎ。ぎぎぎぎ。全ての白い顔が、示し合わせたように一斉に、ゆっくりと、こちらを向いたから。
男たちの口が、顔の半ばを占めるほどに……かぱ。深淵めいた真っ黒い穴のように、滑らかに、ぽっかりと開いて、
「……つがまえれ!」
ぎい、とやかましい軋みを伴う叫びと同時に、あたりには、ごうといくつもの炎が灯り。
男たちは、猛然と走り出しました。
やみくもに、歪にばたばたと、身体を揺らしながら。
こちらへ向かって。
<< もどる
1
…
4
5
6
7
8
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ミッドナイト・フリーキー・リポート!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月22日
参加申し込みの期限
2016年03月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!