this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ミッドナイト・フリーキー・リポート!
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
9
つぎへ >>
【マッチポンプ】
「んふふ~」
秘子は機嫌良さそうににこにことして、カメラへ向かって、
「今夜の特別生放送のために、とっても素敵なゲストの方が、応援に駆けつけて下さいました。じゃーん、『末明 せれね』さんです~♪」
「こ、こんばんは~……?」
夢宮 瑠奈
はいささか自信なさげではありながら、これもお仕事のひとつとばかり、にっこりと笑顔を浮かべて見せました。
ホラーは、あまり得意ではありません。怖い物は苦手で、今夜はどうにも、弱気が表情にも現れてしまっているような気がします。
けれど、
「わたくし、未明さんの
大ファン
なんです。今日はご一緒できて、とっても嬉しいです」
なんて、言われてしまうと。
(うう、真夜中のお仕事なんて、怖いけど。胡乱路先輩にそんな風に言われちゃったら、断れないし……それに、ホラー×アイドル! なんて、映像的には鉄板の組み合わせだもんね)
見上げれば、暗闇を裂くように明るく輝く月もまた、味方してくれているような気がしてきます。
よーし! ぐぐっ、とひとつ拳を握り、気合を入れてから、瑠奈はカメラへ向かって、口上を述べました。
「末明 せれねです! 今夜は私が、噂の心霊スポットへお邪魔して、『B子さん』にまつわる真相を探ってみたいと思います。怖いけど、頑張りますっ☆」
ざ、ざざ。ざざざざ。不意にぶれた映像の向こう……静まり返った森の奥。揺れ動く何かの影が映り込んでいることに、この時は誰も、気付いてはいませんでした。誰も、まだ。
「頑張って調査するから、しっかり撮ってね、胡乱路さん」
「ええ、お任せください♪ デイジーカッターさんの凛々しいお姿、バッチリ撮影いたしますね」
サキリ・デイジーカッター
が、
前回のMFS!
は楽しかったよ、と伝えると、秘子は嬉しそうに笑いました。血生臭く、自慢の獲物を存分に振るうことができる、極上のショウ……決して世辞ではなく、心から堪能したあの夜を思うと、自然とそんな言葉が口をついて出ました。
サキリとはつまりそうした人物であり、今夜に漂うまさしく胡乱な空気などは、望んで飛び込むに値するものと言えました。
「とはいえ……『知らない女』は、フィクションだろう。B子さんが実在するとは、僕には思えないな」
「あら、どうしてですの?」
毒島 虹子
は超然としながらも、首を傾げて尋ねます……ちなみに彼女は先ほどから、瑠奈と挟み込む形で秘子へぴたりと寄り添い、特定の視聴者層にアピール。番組の盛り上がりへ、常に貢献しています。
「ネットに投稿された話だからね、信憑性は薄いんじゃないかな。でも寝子島と言えば、不条理やオカルトの見本市だ……きっと、元ネタになった話はあると思う」
森の奥、落神神社に程近い脇道から進んだところ。真っ暗な樹々の合間を見据えて、サキリはつぶやきます。
「僕はそれに、興味がある」
「確かに。あのお話は少々、つまらないですわよねぇ」
大げさに肩をすくめて、虹子は言ってのけました。
「片方だけが救われて、生き残るだなんて。例えば……B子なんてそもそも存在せず、全てはAの体験した出来事。精神病棟へ面会に行けないのは、B子が怖いからではなく、自分が入院しているから……なーんて。そんなオチなら、楽しいですわよねぇ? ね、末明さん?」
「そ、そうかなぁ? あたしはもう少し、救いのあるお話のほうが良いかなぁ、なんて……」
思わずアイドルモードから素の顔が覗きつつ、瑠奈が口元を引きつらせながらにそう言った、直後に。
「うわぁ」
「おやおや、これは……」
同行者が何かを見つけたようで、彼らは急ぎ茂みをかき分け、そちらへ向かいました。
これは、大ネタを見つけたのかもしれない。
久須部 紀伸
は、ネタ探しの散歩中、彼ら一行に出くわしたことへひとつ感謝しながら、足元のそれを凝視します。
「ここは確か、『どこからともなく聞こえるうめき声』、それに、『樹々の向こうに垣間見える、真っ黒な人影の行列』……でしたよね」
「そのはずですが。奇妙な音か声が聞こえるくらいかと思ったら、これはまた、大仰な異変が見つかったものだね」
いつもの着物にインバネスコートという、古めかしくも瀟洒な装い。肩口のケープを翻して屈みこんだ
篠宮 六花
は、いつも髪にくくりつけている鈴を外し、鳴らないようにと手拭いで包んで袂へ収め、周囲から聞こえる音に注意しています。
懐中電灯の明かりを頼りに、ふたりが覗き込んだ足元……獣道めいた脇道の土や雑草へ、べったりとこびりついているのは、どう見ても、血痕のように思えました。それも、少なからずの。
「あなたの推理は? 『知らない女』を、どう思いますか」
「私ですか? そうですね……」
不意に問いかけられ、紀伸は腕を組み、ふむ、と考え込み、
「B子さんは、『幽霊に取り憑かれたと思い込んでいた』。墓地で、お嬢さんが目撃したという親子。トンネルで、何者かに引きずられた皆さん……ここまでにも、確かに現象は起こっています。彼女は我々と違い、それらへひとりで遭遇した。最初は楽しめたかもしれませんね、しかし度重なるうち、彼女は恐怖に耐え切れなくなり、やがて……」
「そう思い込んだ?」
「ええ。ただし、この場でこうして、こんなものが見つからなければの話ですが」
血痕を見下ろし、考え込む様子の六花へ、今度は紀伸が、彼の推理を促します。
「……家へ帰ったB子が、『知らない女』なのだとしたら。なぜ自分の名前を、帰るべき家を、Aの名前を知っていたんでしょうね」
「その通り、だからこそ、彼女がまったくの別人であるとは考えにくい。もっとも、携帯の電話帳などには、住所や連絡先が載っていたかもしれませんが」
「確かに……だが、B子のような性格なら、友人も多かったでしょう。その中から、なぜ他でもないAへと連絡を入れることができたのか?」
目でたどれば、血痕はずるずると長く尾を引き、森の奥深くへと続いているようです。
「行ってみるしか……」
「無さそうですね?」
それでも、彼らの瞳にはどこか、期待が滲みます。
「いやー。コワイなぁ。真っ暗だねぃ」
「相手が幽霊か何かなら、俺のろっこんも効かないよな……」
と口にしながらも、
呉井 陽太
や
志波 武道
もまた暗がりには臆せず、足元の血痕をしっかりと見据え、たどります。
傍らには、頼もしい彼の姿も。
「B子がAの名を呼んだということは、記憶がある、ということでしょうね」
芽守 健作
が、自らしたためた調査メモの何枚かを手に、調査開始。そうつぶやくと、『憑依』。『親子』。『人影』。『ホシノゴさま』。そんな言葉が浮かび上がります。
「オカルト的に考察するなら、パターンはふたつ。ひとつは、B子に何かが憑いている可能性。もうひとつは、B子の記憶をコピーした何者かが入れ替わっている可能性。前者は少々、創作としてもワンパターンに思えますが……」
「仮に憑依だとすると……Aの名前は、スマホに表示されてたのか? Aが『もしもしB子?』って聞いてるから、自分の名前もそれで分かったのかもな。それ以外のことを言わなかったのも、説明はつく……が」
「でもB子さん、家に帰って来てるからねぃ。そこが分かんないんだわー」
三人もそうして考察を深めつつ、赤黒い痕跡をたどります。
鳥の鳴く声や、木々のざわめきすらも聞こえない、しんとした森。明かりは月の光と、そこを行く彼らの懐中電灯だけ。
ぞくりとした冷気が肌を這い回る、この感覚は、気のせい?
それとも。
<< もどる
1
…
3
4
5
6
7
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ミッドナイト・フリーキー・リポート!
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
ホラー
神話・伝説
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月22日
参加申し込みの期限
2016年03月29日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月29日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!