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<寝子温泉よりSOS>温泉が出なくなりました……
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冷却装置の中央部。
装置内部には幾種もの機器が置かれ、その内の一つに猿が悪さをし、冷却装置は緊急停止してしまっていた。
この辺りには数匹の猿がいる。雌猿と子猿、そしてひと際大きな雄猿。
御剣 刀
や
如月 庚
たちが戦っている一方で、
八神 修
と
白 真白
は密かに行動を開始していた。
「猿の戦力が向こうへ逸れている内に、俺たちで蹴りをつけるぞ」
「準備おっけーよ」
冷却装置周辺、雌や子どもを守るは2匹。これも怪力自慢なのか、目立って筋骨隆々としている。
「よし」
修、準備していた松明に火を付ける。左手には雑誌を撒いて紐で締めた急ごしらえの篭手。これで猿の攻撃を防ぐ手だてだ。
「営業妨害の犯人を追い払うぞ」
茂みを飛び出し、冷却装置へ。
2匹のがたいの良い猿は修と真白に気づくと臨戦の構えをとる。雌猿は子猿をかばって下がり、真ん中の大きな雄猿はじっと様子を見守った。
「ほら、お前たちの恐れる物だ」
松明を振り回す修。大柄で凶暴な猿といえど、ゆらゆらと燃える熱い炎には畏れを抱く。
彼らの気合を削いだところで、真白が攻撃を開始。結んでいたリボンをほどく。長い灰髪がふぁさり広がった。
「懲らしめるわよー」
リボンを両手でピンと張ると、ろっこん「薄いは堅い」を発動、硬化させて即席の鋭い剣を作る。
「ていやー!」
強固な体を砕くことはできなくとも、極めて薄い刃は相手の皮膚を切り刻むことはできる。
反撃のパンチに対しても、胸以外は小粒の真白は最小の動きで回避する。
風圧が長い髪をすくいあげる。威力の凄まじさがうかがえた。
「でも、避けさえすればなんともないもんね」
重いパンチを繰り出すということは、その分自分自身への反動も大きい。揺れる重心、相手が次の攻撃を準備を始めるまでには時間が要る。その間にさらにリボンの剣で相手を刻む。
「私に手こずれば手こずるほど、体力は奪われていくわよ!」
修と真白の予想外の攻撃方法に、猿たちは怯んだ。
「さあ前へ出てこい」
松明を振りながら修、中央で睨む雄猿に言い放った。
「お前がこの猿山のボスだろう」
遠くからカメラで様子を見ていた修は、常に同じ位置に留まり動かないこの猿に注目していた。
他の猿は見張りの当番を交代したり、子猿の世話をしたりと忙しい。
しかしこの大きな雄猿だけは、じっと構え、強い眼差しで仲間たちを観察していた。
すなわち彼こそがボス猿と分析。そしてボス猿の士気さえ弱め逃げ腰にさせれば、他の猿たちは自然と引くはずだ、とも。
「人間を見くびらないほうがいい」
修が睨みを利かせてもなお、雄猿はどっしり構えたまま。
「俺たちが退散しても、またさらに多くの強者が押し寄せる。それをお前は守れるのか。彼ら雌猿や子どもたちを」
たとえ神魂の影響を受け力が増大していても。これだけの数では人間の力に抗うことはできない。事態が深刻化し、堅固な武装をした人間に襲われれば、命すら危うい。
「最悪の事態が来る前に」
これが最大限の譲歩であり提案。
「俺も動物が好きだ。だから頼む……!」
懐から取り出した物を空へと向ける。
パーン
九夜山に響く破裂音。
モデルガンだ。
「お前たちの恐れる火と弾丸だ!」
ボス猿は目を大きく見開いたまま硬直。
周りにいた猿たちは大音におののき混乱し、各々駆け出し山林へと逃げていく。
すでに、冷却装置を占拠するのはボス猿だけとなった。
「一人でもなお抗うか。それともその健康な体を、仲間たちのために使うか」
修の言葉を完全に理解したわけではないだろう。しかしボス猿の目は、次第に厳しさが消え、優しいそれへと変わった。
石のように頑だった腰を上げると、ボス猿は決して振り返ることなく、真っすぐ、仲間たちの逃げた方へと入っていった。
「ふう」
額にたまった汗の粒を拭う修。体は冷えているのに、頭はかっかと熱い。
「これで冷却装置は開放されたね。調査隊の人を呼んでさっそく直してもらわないと」
戦いを終えた真白は剣を納める。否、リボンを軟化させて髪に結びなおす。
「ああ、温泉を心待ちにしている人たちがいるからな」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
小西 秀昭
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
12人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年03月09日
参加申し込みの期限
2016年03月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年03月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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