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- 学年：職業
- 00月00日生 00歳
- AAA000000
【ネコミケ冬】楽しいネコミケ１日目、はじまるよー！
「おはようっ！ 今日は張り切りますよっ！」
「先生、楽しそうですね……」
開場し早速更衣室へ向かうのは大橋 尚と仙藤 紫。２人は今回コスプレで参加する事になっていた。勉強会の際神魂効果でコスプレがしたくなるという事態に見舞われた紫だが、その際、歴史上の宮廷官女や軍装の麗人といったコスプレをしてた。勿論尚は見ていたわけだが、琴線に触れたのだろうか「ネコミケでコスプレしてみない？」というお誘いがあったのだ。
「貴方、背が高いし何を着てもきっと似合うわよ！」と言われ、あれよあれよと言う間に今日を迎えた。チョイスした衣装は、三国志の『貂蝉』。中国四大美女の１人であり計略の為董卓と呂布の仲を裂いたことで有名で、尚のコスプレする人物に合わせてみた。
紫が衣装を纏ってみるとこれが意外としっくりくる。淡い緑をベースとした華やかな衣装と、花をモチーフとした髪飾り。髪を高く結い、化粧を施せばなかなかの美女が姿を現す。
一方の尚は、きりりと凛々しい『呂布』の衣装である。普段のたおやかな女性としての印象が今では溌剌かつ華やかな男性の印象へと変化している。こんな２人は色んな人々の注目を集めていた。
（少し、ドキドキするわね）
紫は小さくため息を吐く。コスプレ自体はこの前、尚の家で初めてやったので二度目だが、前回は先生の家で見知った顔……寝子高の先生や後輩だけしか見ていない。今回は不特定多数の人々に見られているので、さすがに緊張する。
「ほら、深呼吸」
その様子を見かねて尚が笑いながら両肩に手を置いた。
「先生。……私、似合っていますか？」
「勿論。私の目に狂いはなかったわ」
こっそりそんな事を話す紫と尚。だが、周りの人々からすれば『呂布と貂蝉が睦みあっている』姿に見えるようで黄色い声が上がる。紫も尚も、素顔もなかなかの美人さんなので様になる出来上がりになっていたようだ。
（こうして注目を浴びるのも、悪くない、かしら？）
ちょっとだけ頬を赤くして、紫はそんな事を内心で呟いた。
運営のいる本部で取材許可をもらった美咲紀は、さっそく取材を開始しようと思いパンフレットを開いていた。現在地から近い場所から取材をして行こうと考えていたからだ。
（でも、お目当てのを先にゲットするとなると奥のほうから取材して行ったほうがいいかもしれないです）
ポニーテールを揺らして悩んでいると、寝子高生らしき女の子がサークル参加していた。
「悩んでいる暇ありませんっ。早速取材です」
美咲紀はうきうきとその方へ歩いていった。
（まずまずといったところかのぅ？）
斉田 珠喪のサークル『WHFO』には、ちらほらとお客さんがやってきていた。彼らの目的は珠喪がハンドルネーム『Alchemy』として描いている『天想マリア』である。
『天想マリア』
『天狐様』と言う謎の存在に強制的に巫女にされたマリアと言う修道女が『エクスカリ棒』と言うダサい名前のお祓い棒を片手に頑張る笑いあり涙ありの痛快漫画。絵柄が綺麗と言うのも人気の一つだが、『コメディとシリアスの落差が激しくて面白い』『バトルシーンが豪快な面もあれば繊細のシーンもあって見ていてハラハラする』『マリアと天狐様のやり取りが面白い』というファンの声もありなかなかの人気を誇っているらしい。特にマリアと天狐様のやり取りは「天狐様劇場」とも呼ばれている。
珠喪もまた、それに準えファンの間では『天狐様』の愛称で親しまれている。そんな彼女は現在、夏のネココミで会えなかったことを残念に思っていたファンから喜ばれていた。
「こうして購入できて嬉しいですっ！ これからも頑張ってください、『天狐様』！」
「応援ありがとう。わらわも嬉しいぞよ。そなたも気をつけてこの祭典を楽しむのじゃ」
と、受け取った代金のおつりと作品を渡し、悠然と微笑めばファンもにっこり。珠喪は少しずつ売れていく作品と、ファンの反応に手ごたえを感じていた。
「お～！ にぎわってるですね！ 寝子高新聞部ですか、取材よろしいでしょうか？」
そこへ美咲紀が姿を現す。珠喪はその申し出に内心驚いたものの、少しでも興味を持つ人が増えれば、と思い了承する。
（活動はネット中心じゃが、こういうのも悪くないじゃろう）
珠喪は美咲紀のテンションに引きずられつつも楽しく取材を受けるのであった。
「……なぁ、真央。あれって現実かい？」
「現実なのだ。実にいい笑顔の『怪盗ヘブン』ことレイちゃん先輩なのだ」
アンナと別れた後、修と真央は、漫画家である瓜山 レイのサークルに足を運んでいた。さすがに漫画家本人は忙しいだろうし来ていないだろう、と思っていたが……。
レイは彼自身が手がける漫画の主人公のコスプレをしていた。それが案外似合っていて、妙にしっくりくる気がする。同時に脳裏に浮かんだのはとある大御所演歌歌手だった。
（大御所演歌歌手が新作ＣＤを売るとか聞いてはいたが……思わず連想してしまった）
修の目の前で、コスプレしたレイがニコニコとお手製の同人誌を売っている。その光景にどこか「凄いな」と思いながらも真央共々ご挨拶。するとレイとその妹であり教師の瓜山 メイも出迎えてくれた。こちらもコスプレをしている。
「先生、楽しそうですね……」
開場し早速更衣室へ向かうのは大橋 尚と仙藤 紫。２人は今回コスプレで参加する事になっていた。勉強会の際神魂効果でコスプレがしたくなるという事態に見舞われた紫だが、その際、歴史上の宮廷官女や軍装の麗人といったコスプレをしてた。勿論尚は見ていたわけだが、琴線に触れたのだろうか「ネコミケでコスプレしてみない？」というお誘いがあったのだ。
「貴方、背が高いし何を着てもきっと似合うわよ！」と言われ、あれよあれよと言う間に今日を迎えた。チョイスした衣装は、三国志の『貂蝉』。中国四大美女の１人であり計略の為董卓と呂布の仲を裂いたことで有名で、尚のコスプレする人物に合わせてみた。
紫が衣装を纏ってみるとこれが意外としっくりくる。淡い緑をベースとした華やかな衣装と、花をモチーフとした髪飾り。髪を高く結い、化粧を施せばなかなかの美女が姿を現す。
一方の尚は、きりりと凛々しい『呂布』の衣装である。普段のたおやかな女性としての印象が今では溌剌かつ華やかな男性の印象へと変化している。こんな２人は色んな人々の注目を集めていた。
（少し、ドキドキするわね）
紫は小さくため息を吐く。コスプレ自体はこの前、尚の家で初めてやったので二度目だが、前回は先生の家で見知った顔……寝子高の先生や後輩だけしか見ていない。今回は不特定多数の人々に見られているので、さすがに緊張する。
「ほら、深呼吸」
その様子を見かねて尚が笑いながら両肩に手を置いた。
「先生。……私、似合っていますか？」
「勿論。私の目に狂いはなかったわ」
こっそりそんな事を話す紫と尚。だが、周りの人々からすれば『呂布と貂蝉が睦みあっている』姿に見えるようで黄色い声が上がる。紫も尚も、素顔もなかなかの美人さんなので様になる出来上がりになっていたようだ。
（こうして注目を浴びるのも、悪くない、かしら？）
ちょっとだけ頬を赤くして、紫はそんな事を内心で呟いた。
運営のいる本部で取材許可をもらった美咲紀は、さっそく取材を開始しようと思いパンフレットを開いていた。現在地から近い場所から取材をして行こうと考えていたからだ。
（でも、お目当てのを先にゲットするとなると奥のほうから取材して行ったほうがいいかもしれないです）
ポニーテールを揺らして悩んでいると、寝子高生らしき女の子がサークル参加していた。
「悩んでいる暇ありませんっ。早速取材です」
美咲紀はうきうきとその方へ歩いていった。
（まずまずといったところかのぅ？）
斉田 珠喪のサークル『WHFO』には、ちらほらとお客さんがやってきていた。彼らの目的は珠喪がハンドルネーム『Alchemy』として描いている『天想マリア』である。
『天想マリア』
『天狐様』と言う謎の存在に強制的に巫女にされたマリアと言う修道女が『エクスカリ棒』と言うダサい名前のお祓い棒を片手に頑張る笑いあり涙ありの痛快漫画。絵柄が綺麗と言うのも人気の一つだが、『コメディとシリアスの落差が激しくて面白い』『バトルシーンが豪快な面もあれば繊細のシーンもあって見ていてハラハラする』『マリアと天狐様のやり取りが面白い』というファンの声もありなかなかの人気を誇っているらしい。特にマリアと天狐様のやり取りは「天狐様劇場」とも呼ばれている。
珠喪もまた、それに準えファンの間では『天狐様』の愛称で親しまれている。そんな彼女は現在、夏のネココミで会えなかったことを残念に思っていたファンから喜ばれていた。
「こうして購入できて嬉しいですっ！ これからも頑張ってください、『天狐様』！」
「応援ありがとう。わらわも嬉しいぞよ。そなたも気をつけてこの祭典を楽しむのじゃ」
と、受け取った代金のおつりと作品を渡し、悠然と微笑めばファンもにっこり。珠喪は少しずつ売れていく作品と、ファンの反応に手ごたえを感じていた。
「お～！ にぎわってるですね！ 寝子高新聞部ですか、取材よろしいでしょうか？」
そこへ美咲紀が姿を現す。珠喪はその申し出に内心驚いたものの、少しでも興味を持つ人が増えれば、と思い了承する。
（活動はネット中心じゃが、こういうのも悪くないじゃろう）
珠喪は美咲紀のテンションに引きずられつつも楽しく取材を受けるのであった。
「……なぁ、真央。あれって現実かい？」
「現実なのだ。実にいい笑顔の『怪盗ヘブン』ことレイちゃん先輩なのだ」
アンナと別れた後、修と真央は、漫画家である瓜山 レイのサークルに足を運んでいた。さすがに漫画家本人は忙しいだろうし来ていないだろう、と思っていたが……。
レイは彼自身が手がける漫画の主人公のコスプレをしていた。それが案外似合っていて、妙にしっくりくる気がする。同時に脳裏に浮かんだのはとある大御所演歌歌手だった。
（大御所演歌歌手が新作ＣＤを売るとか聞いてはいたが……思わず連想してしまった）
修の目の前で、コスプレしたレイがニコニコとお手製の同人誌を売っている。その光景にどこか「凄いな」と思いながらも真央共々ご挨拶。するとレイとその妹であり教師の瓜山 メイも出迎えてくれた。こちらもコスプレをしている。
シナリオ
シナリオデータ
シナリオスケジュール
- シナリオガイド公開日
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- 2016年02月19日
- 参加申し込みの期限
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- 2016年02月26日 11時00分
- アクション投稿の期限
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- 2016年02月26日 11時00分
