this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
ほっとひと息、お昼ごはん
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
【学食のひと時】
「水守君、食べるねぇ」
「午後の授業を乗り切るには、パワーが足んねぇからな。おにぎり追加は欠かせねぇぜ」
「じゃ、焼きそばパンを食べ損ねて切ない私に、おかずのひとつくらい分けてくれても良いよね? えいっ」
「ああー!? おかずってお前、きつねうどんからお揚げを取ったらお前、ただのうどんじゃねぇかー!」
「ふははー、食の世界は厳しいのだっ。ぱくり♪」
なんて、
本居 陽毬
、
水守 流
の楽しいやり取りを横目に、微笑ましく眺めて。ふわりと笑みを浮かべながら、
仙藤 紫
もまた、お昼ごはん中です。さんさんと、窓から差し込む陽光があたたかい、窓際の席。日替わりB定食の、白身魚の甘酢あんかけをひと口、上品な仕草でいただきます。
(ん、ちょっと酢がきつめかしら? でも、美味しいわね……さすが、うちの学校の学食ね)
さらりと胸の内に感想を述べた紫ですけれど、実のところ、この美味しい学食メニューを味わうことができるのは、残り数ヶ月というところだったりします。三年生の彼女は、卒業まで残すところあとわずか……既にAO入試で大学への進学は決まっていて、受験からくるプレッシャーというものからはスッキリ解放されているとはいえ、あと幾度これを食べることができるだろうと考えたなら、寂しい気分にもなろうというものです。
……などと思いきや、
(ああ、今日は良い天気だわ)
案外感傷的になることもなく、彼女はけろり、いつもどおり。無事に合格を果たした安堵のほうが大きかったようでして、余裕しゃくしゃく、美味しいタラの甘酢がけに舌鼓。
「ぬー」
真向い、たまたま相席することになった彼女が妙なうなりを入れるのを聞いて、ふと紫は目線を向けました。
焼きサンマ定食をぱくぱくやりつつ、いつもの口癖とともに、何やらかりかりメモ書きに忙しいのは、
本条 小萩
です。
「……それ、何を書いてるの?」
あんまり熱心なもので、興味を惹かれた紫が尋ねてみますと……にっ! 小萩は、よくぞ聞いてくれました! といった表情で、得意げに。
「ふふー、あなたも『
スーパーレジェンド伝説ko-ha-gy
』! の魅力に気付いてしまいましたね!」
「えっと、スーパー……何かしら?」
何それ知りたい、ものすごーく興味ある! と、いうわけではありませんでしたけれど……何しろ小萩のお顔がもう、きらっきらと輝くような笑顔でして、紫もついつい、聞き返してしまいました。
小萩は、び、と目の前のトレー……定食メニューの焼きサンマを指差しまして、
「小萩はひらめいたのですよ、そう、新キャラクターを! その名も、『
san-ma
』! sanとは某ゲームで言うところの正気度を表すパラメータ、maは当然、魔を指します……つまり『san-ma』は、狂気と魔の世界に身を堕した、孤高の戦士なのです!」
ぐぐっ! 拳を握り締め、今にもテーブルへ駆けあがり大演説をぶちあげそうなほどに、小萩ちゃん、気合が入っております。紫がまた律儀にこくりと相槌を打ってくれるもので、彼女はますます勢いを増して、
「でも彼はko-ha-gyと出会い、触れ合うことによって、『sun=ma』に大変身しちゃうんです! sunはもちろん太陽、maは真を表します。覚醒を果たした真なる太陽の戦士、『sun=ma』が仲間に加わることで、ko-ha-gyの大活躍もますますパワーアップ! ダイナミックに! ふふー、これはかつてない、大傑作の予感が……」
「あ。そのキャラクターって、もしかして、
サンマさん
がモチーフになってるの?」
紫がお魚ぱくり、メモ書きを覗き込みながら尋ねますと、小萩ちゃん。
「そうっ! そうなのです、サンマさんは寝子島の観光大使……もしかしたら、小萩にサンマさんコミカライズのオファーがきちゃうかもしれませんね! そして一躍有名になった小萩は、そのままアイドルデビュー! そうしたら小萩の分身で相棒のko-ha-gyだって、みんなのアイドルになっちゃいます!」
とまぁ妄想たくましい後輩に、先輩たる紫は、やっぱり穏やか。にこりと笑って微笑ましく眺めて、彼女の語る説明に逐一相槌をいれてくれる、なんとも聞き上手でありました。
「ん。本条、新作の構想中か?」
やってきたのは、
八神 修
。それに、
「完成したら、また読ませてくれよ」
『楽しみにしていますね!』
「えっマンガ!? 見たい見たい! 見せて見せて~」
浅山 小淋
に、無事に焼きそばパンをゲットできたらしく、ほくほくご機嫌な
野々 ののこ
も。
「ふふー、もちろんです! 『ko-ha-gy』の新境地を、楽しみにしててくださいね!」
小萩の友人たちということで、せっかくなので彼らも相席、一緒にごはんを食べることになりました。
「そんなにファンがいるのなら、私も読んでみたいわね……でも、マンガを描くのって大変なのよね? 私が卒業するまでに、読めるかしら」
との紫の言葉にも、小萩は、
「小萩の才能があれば問題ありません! それに『ko-ha-gy』はすぐに有名になるはずですから、どこでも読めるようになりますよ!」
自信タップリ、得意顔。
修は笑いながら、テーブルの上へとずらり、並べたのは先ほどにお昼の激戦を潜り抜けてバッチリ入手することができた、焼きそばパン……それに加えて、サンドイッチのパックが2つも!
「修君、結構食べるよねー」
「これでも運動部だからな。射撃部の練習にもランニングはあるし、腹が減るのさ。野々こそ、焼きそばパンひとつで足りるのか? 何ならサンドイッチ、ひとつ食べてもいいぞ?」
「えへへー、実はちょっと少ないかなーって……じゃ、遠慮なく!」
仲良くパンを分け合って食べるふたり。
一方の小淋は、お弁当を広げて、両手をぱちり。いただきます!
「へえ、美味しそうね」
「もしかして、自分で作ったのか?」
紫や修が覗き込むと、小淋はこくこく。全部では無いそうですけれど、見た目にも良くできた卵焼き、ちくわの磯辺焼きや、定番のウィンナーのケチャップ炒めなどは、手作りなのだそうです。
『島へ来る前に、お母さんが教えてくれたものなんです。女の子なら料理くらいはできなくちゃ、って』
「うわー、美味しそう! ねえねえ、ちょーっとだけ、少しだけ、食べさせてもらってもいい……!?」
というののこへ、小淋は快くうなずいて、
「それじゃ、おかず、ちょっとずつ交換する?」
紫が言ったなら、女性陣はそれぞれにおかずをシェアしたり、ののこちゃんは焼きそばパンをちぎって分けたり、おかずの交換会が始まりました。
そんな様子を見つめる、修の視線はちょっぴり、羨ましそう。同性同士ならこんな風におかずを分け合ったり、なんてこともさらりとできますけれど、そんな中に男ひとりは、少しばかり肩身が狭いような気がしてしまいます。
という彼の視線に、気付いたようでして。小淋は、にっこり!
『八神さんも、どうぞ?』
「……いいのか? ありがとう。じゃあ、俺も交換させてもらうかな」
修も加わって、それぞれのお昼ごはんをちょっとずつ、大試食会!
そしてもちろん、美味しい物を食べたなら、会話も弾むというものでして。
「んん~、焼きそばパンも、みんなのおかずも、絶品だねー♪ あ、そういえば、もうすぐ年末だよねー。みんなは、どんな風に過ごすの?」
ののこがそう言うと、話題は年末年始の過ごし方へ。
「私は、どうしようかしら。受験も終わったし、ゆっくりとするのも良いかもね」
「小萩はもちろん、『スーパーレジェンド伝説ko-ha-gy』の新章制作スタートです!」
『お正月は、一度帰郷しようとは思ってますけど。皆さんとも一緒に、何かをしたいですね』
「そうだな、俺は、年末年始は忙しくなりそうだが……その前にみんなで、スキーなんてどうだ?」
「いいねー、行きたい行きたい! ゲレンデを華麗に、ばっびゅーん! ってね♪」
何気ない、いつものお昼休み。けれどこの日はそんな風に、いつになく賑やか! 楽しく過ごすことができました。
わいわいとおしゃべりしながら過ごすのはもちろん、静かにゆったり、まったりと優雅なお昼を堪能するのもまた、良いものです。
学食の片隅にて、
屋敷野 梢
がぱかっと開いたお弁当箱の中身は、色とりどり。何とも美味しそうなメニューの数々は、そのほとんどが自作であります。
(寝子島に来て、お弁当作るようになってから、大分経ちましたからねー)
今ではすっかり手慣れて、その腕前もめきめき上昇!
(手慣れすぎて、どんどん昨日の残りを使い回したりするよーになってきましたけど)
いいんです、美味しければ!
そんなわけで箱の中身は、甘さ控えめで梢好みな厚焼き卵、たっぷりネギ入り。肉じゃがにはこってりと味が染みて、旨味がぎゅぎゅっと凝縮。そして極めつけは、肉汁たっぷりなカルビ風ハンバーグ! ごはんがもりもりと進んでしまう逸品を、梢はさっそく、ぱくりっ!
(まーこのハンバーグだけは、冷凍食品なんですけどね!)
い、いいんです、美味しければ……! そういったものを活用するのもまた、技術や知識の一環といったものでありましょう。毎日お弁当を作るって、とっても大変なことなのです。
オカカと海苔の佃煮が具のおにぎり、こちらは正真正銘、梢の手によるもの。何とオカカも佃煮も手作りという凝りようです。
「お……これは、美味そうだな」
ひと足先に食事を終えた修たちが、通りすがりに声をかけていきます。
「ふふふ、そーでしょー! 生海苔を買ってきてですねー、自分で作ったんです。この食感と、磯の風味が素晴らしいんですよねー」
『手作りなんですか? すごいですね……!』
「へえ、器用なのね」
梢は得意げに胸を張りつつ、食堂を出ていく小淋や紫らを見送って、手を振りふり。
そして冬も深まり、めっきりと冷え込んできた今日この頃。欠かせないのは、あったかいスープ! 家庭菜園で採れた自家製野菜をふんだんに使ったスープは、保温容器に入れてきたおかげでまだまだ熱いくらいで、ひと口ずずずとすすったなら、身体を芯からあたためてくれるのです。
思わず脱力してしまうほどに、ふかーく息を吐いて。ほっ!
「はー。まったりー……」
そんな風にゆるゆると、お弁当を堪能しておりましたら。周囲では徐々に、早めの行動を心掛けるキマジメな生徒たちが席を立ち始め、学食を満たしていた喧噪も、少しずつ収まってきたようです。
けれど梢は、それでもまったり、のんびり。
(急ぐこともないですし。もう少しここで、ゆっくりと……あー、あったまりますねー)
時間いっぱい、ギリギリまでゆっくりするつもりで、梢はあらためて深く腰を椅子に落ち着けて……スープをもうひと口。じんわりあったか、ほっ!
<< もどる
1
2
3
4
5
…
7
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
ほっとひと息、お昼ごはん
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
恋愛
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月11日
参加申し込みの期限
2016年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月18日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!