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寝子島高校
ほっとひと息、お昼ごはん
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【焼きそばパンと悲喜こもごも】
寝子島高校、その北校舎二階に、伝説の発信源はありました。
寝子高生ならば知らぬ者ナシ、と言ってしまってもきっと恐らくタブン過言ではないと思われますところの、ド定番かつNo.1人気メニューが、そこにはあるのです……そう! その名も、『焼きそばパン』! 何たる魅惑の響き……! 濃厚ソースの香ばしい匂いが鼻をくすぐり、もっちりもちもちなコッペパンにギッシリ詰まった麺との食感はまさしく、ミラクルなコラボレーション……ああ! もう、たまりません!!
ってな具合でして、本日もまたこの絶品焼きそばパンを巡っては、怒涛の争奪戦が繰り広げられることとなるのでありました……!
「うをーーーっ!!」
四限終了のチャイムが鳴ると同時に、
御剣 刀
は教室の窓から、しゅばーっ! 脱出を敢行! 背中に届く先生の怒鳴り声も置き去りに、猛ダッシュ!
「先生、スマン! この戦い、負けるわけにはいかないんだ……ッ!」
目指すは当然北校舎二階の購買室、狙いは言うまでもなくもちろんのこと、焼きそばパン!
実は刀くん、今日はお昼ごはんのために大きなおにぎりを3つも作ってきていたりしましたけれど、どうにもお腹が空いてしまう頃合いの午前中、二時限目終わりの休み時間に、ひとつだけ……と思い口にしたならもう止まらず、結局全て平らげてしまったのでした。
ということで、お昼は購買の焼きそばパンをゲットし昼食とすべく、刀は猛然と校舎内を駆け抜けます。
「速攻ッ! 速さで俺に勝てると思うなよ! 最速でたどり着けば、まだそれほど競争相手も多くは無いはず………………な、何ィッ!?」
ききーっ! と急ブレーキ、購買室にはなぜだか既に、わんさか人だかり! 授業が早めに終わったとか、終業ベルの前にコッソリ抜け出してきたとか、理由は様々ながらにともかくも、早くもライバル多数! 焼きそばパン人気恐るべし、といったところでありました。
といってもちろん、そこで諦めてしまう刀ではありません。
「このまま引き下がるわけにはいかないぜ……! すいませーん、焼きそばパンくださーーーいっ!! あと唐揚げパンとあんパンカツサンドも一緒に!!」
ずばっと人ごみを切り裂くように、刀は果敢に飛び込んでいきました。
そんな光景の横で、これでもかと人波に翻弄されているのは、
回田 はつな
です。元来のんびり屋さんな彼女、刀の勇姿を目にして意を決し、飛び込んでは、
「あ~」
濁流に呑まれてもみくちゃにされる木の葉か何かのように、くるくるくる。そのまま流れに流されて、
「あ~」
くるくる、すぽん! 弾き出されてしまいます。何度もチャレンジしてみるものの、そのたびはつなは、
「あ~っ」
くるくるくる。すぽぽんっ! ぺたんっと冷たい廊下に尻もち。うひ~、と思わずいつもの口癖が漏れてしまいますけれど。
「でも、諦めないもん! 購買へ、入らざればパンを得ずっ!」
「うんうん、そうだよねっ!」
はつなへ手を差し伸べて、うむっとうなずいたのは、軽音楽部長。ロックな
雨寺 凛
!
「ライブハウスで、オーディエンスがステージに詰めかける時の人ごみに比べたら、このくらい何てことないもんね! さ、行こう! 負けるもんか~!」
「私だって! 絶対焼きそばパン食べてみたいもんね~、行っくよ~!」
奇しくも並んだ戦友同士、うなずきあって。いざ!
「「突撃~~~っ!!」」
自ら、すぽーんっ! 飛び込んでいく凛とはつな。
中にはこのように、激戦を生き抜き勝利を手にすべく、共同戦線を張る人々もおりました。壁際の人が少ないところを狙って進軍、隙を突いて横合いから飛び込み、身体をねじ込んでは通り道を確保する、
八神 修
に
浅山 小淋
。
「よし、このまま進むぞ! 離れるな!」
修が叫べば、小淋もこくこくとうなずいて、導くのは
野々 ののこ
ちゃん、クリスマスサンタバージョン!
「修君も小淋ちゃんも、ありがと~! 焼きそばパン、絶対ゲットしようねっ! えいえいおーっ!」
どーしても今日のお昼は、焼きそばパンが食べたいっ! というののこの要望に応えてくれたふたり。作戦指揮の修の頼もしさはもはや、言わずもがなというものでありましょう……それに、人波にぎゅうぎゅうされつつも微笑んだ小淋などは、そもそも自分のお弁当を持参していて、完全なるボランティア。何とも、ありがたい協力者たちなのです。
「体力づくりの成果を、ここで見せるとしようか。行くぞ、前進ー!」
「おーっ♪」
……とまぁ、寝子島高校の購買室におけるお昼の光景とは、かくも荒々しく、そしてきらきらときらめく汗は美しく。何とも素敵な、これもまた青春の一ページ、でありました!
そんな焼きそばパン争奪戦が熾烈を極めつつも、佳境へと差し掛かったあたりのこと。
「おっしゃ、最後の一個ゲットォ……な、何っ!?」
「うおおお最後の一個もらったああああああ……あれぇ!?」
まさしくそれは、陳列棚に残った最後のひとつ。ラスト・オブ・焼きそばパン! はっしと同時に手に取ったふたりは互いの存在を認め、今ここに、壮絶なファイナルバトルが勃発……!
水守 流
にとって、焼きそばパンとは他に変えられない、唯一絶対の存在です。他のパンならいくらでも譲ってやろうというものですけれど、これだけは! このパンだけはどうあっても、譲れないのです……ッ!
「たとえそれが、お前だったとしても……! 悪いな、本居ッ!」
一方の
本居 陽毬
、その脳内にはこの状況に至り、懐かしいモノローグめいた光景とともに、切なげな歌が流れておりました。目と目が合い~、そこから始ま~る~、仁義なき~たたか~い~♪
「……私たち……一緒に色んなもの、食べたよね……? 水守君……」
「ああ……そうだな。あのラーメンも、あのカレーも……」
「うん、あのカツ丼も……美味しかったよね……」
そう……ふたりは、食い友! 一緒にあんなものやこんなものを食べ、その味を共有、共感してきた間柄です。脳裏をよぎる絶品メニューの味や食感、匂い、そんな多くの思い出の隣には、彼の、彼女の、お互いの存在がありました。そんな相手と、こんな形で戦うことになるだなんて……何たる過酷!
けれど! 退くわけには、いかないのです!
「そう、私たちは、食い友! 食べ物で結ばれたこの熱い友情、だからこそ!」
「ああっ、負けられねぇ! 他でもない、お前だからこそ! 譲るわけにはいかねぇッ!」
食べ物にかける熱き想いと同じくらいに、認め合ったふたりだからこそ! 譲り合うは、互いの尊厳を踏みにじるも同じ! 侮辱にも等しい行いに外ならず……! 事ここに至っては、双方相手の屍を乗り越えてでも、焼きそばパンを喰らうべし……ッ!!
などと言っては少々大ゲサのよーな気もしますけれど、ともかくどちらも、最後の焼きそばパンを相手に譲ってあげようなんてなまっちょろい気持ちは全くもってありませんもので、ここに対峙したふたりは、ドトウのごとく最終決戦へと雪崩れ込むのでありました。そ、そんなに気合入れなくても……ってなくらいに、両者瞳はめらめらと、燃え上がっております!
「……行くぞ、本居! 恨みっこナシだぜ!」
「うん、水守君! うおおおお勝負だああああああ!!」
ぐおーっ! ふたりは腕を大きく振りかぶって、渾身の力とともに、繰り出すのです……!
「最初は、グー!」
「じゃん! けん!」
「「ぽんっ!!」」
気合の入りまくった勝負は、ジャンケンでした。流がグー、陽毬がパーで、
「ぐわああああああ負けたああああああッ!?」
「うおおおおおおお勝ったあああああああ!!」
陽毬の勝ち! がっくり、悲しみに暮れる流。その哀愁漂う背中を、切なく流した目線で見つめつつ、
「ふっ……水守君、あなたは強かった。でも、勝ったのは私……紙一重だったわ。あなたのことは忘れない……また一緒に、ご飯食べようね……? この焼きそばパンは、譲れないけど…………あれぇ!?」
はたと、勝利の余韻をかみしめる彼女は、気付きます。目の前の勝負よりも何よりも、大切なものがあったということに……。
「や……焼きそばパンは? 最後の一個……私の焼きそばパンは、いずこへ……?」
どうにも、アツくなりすぎてしまったようでして。悠長にジャンケンとかしてる間に、陳列棚はカラッポ! とっくに誰かに買われてた、ということです。
「……ううう、私の焼きそばパン……憧れの焼きそばパン……」
「どっちでもいいから、買ってからジャンケンすりゃ良かったんだよな……」
いつも遠巻きに眺めていた焼きそばパン争奪戦、初参戦の陽毬にとって、その結果はホロ苦いものとなりました……けれど、食い友との熱い勝負はもちろん、悪いことばかりでもありません。
「うーっ! こうなったら、水守君! 学食でご飯食べよう、もちろん水守君のオゴリで!」
「あー? うーん、まぁ、勝負に負けたのは確かだしなぁ……」
そして流にとっても、陽毬との食の思い出がまたひとつ増えるのは、きっと嬉しいことではあったのでしょう。
「しょーがねーな。そんな目で見るなよ、断れねぇだろーが。分かった分かった、オゴってやるよ」
「やったー! へへ~、何食べよっかな~!」
「ただ、あんまり高ぇヤツはナシだぞ?」
「はいはーい、分かってま~す♪」
勝負を経て、学食へと向かうふたりの友情は、ぐぐっと深まったようです。これもまた、きっと寝子高伝統、焼きそばパンのおかげ……なのかも?
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3人まで
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日常
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定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年02月11日
参加申し込みの期限
2016年02月18日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年02月18日 11時00分
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