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進路相談、君等の道 【2,3年生限定】
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●体育科:2年10組(その1)
【
桐野 正也
の場合】
「進路希望先『青海大学』、志望理由は『駅伝とか体育学部が有名だから』――じゃあ、大学に行っても陸上を続けるつもりってことかな?」
桐野 正也
が陸上部だと知っていたので、まゆ先生はそう尋ねた。
「えっと、はい。とりあえず大学でも陸上は続けたいんです」
けれどそこで少し正也は間を置いた。
「でもそれで本格的にいけるかって考えたら俺はそこまでいけない気がして……親はやってみろって言ったけど思いきれる自信もなにもなくて……だから俺、自分が選手として進んで行くより支える側になりたいんです」
「そうかあ」
「顧問の浅井先生やまゆ先生がトレーニングの仕方とか教えてくれて、俺が気づかないで無茶しているのを止めてくれたからこうやって大きな怪我しないで続けてられてるんです。俺もそういう風になりたいんです……」
「ん。そう言ってくれるのは嬉しいよ。それで青海大学?」
「青海大学は看護学部があるしスポーツ理論とかそういう授業が豊富だって聞いたので。それと体育学部があるキャンパスが寝子島から近いんでこれなら一人暮らししなくても通えるし……」
親に迷惑をかけたくないので、と正也は言った。
「……ただ、俺が言ったことって職業でありますか? 今は就職難って言われてるし就職に結びつく資格とか学部がいいと思って……」
パンッ!
まゆ先生が正也の眼前で手を叩いた。
「わっ、なんですか!?」
「ねこだまし」
えへへっとまゆ先生が笑う。
「あのさ。正也君もっとバカになりなよ! 親に迷惑かけるとか、就職とか、資格とか。そんなの先に考えてたらつまんなくなるよ。まず、楽しくてやりたいことを先に考えて! そのあと、そういうハードルをどう乗り越えるか考える」
それから上目遣いでニコニコッと笑う。
「正也君が考えてること、全然悪くないと思う。その方向ならあたしみたいな体育教員や、子どもの体育クラブのトレーナーとか、そういう道もあるよ。でももし、もしもね? 妥協してその答えを出したんだとしたら……一番大事なとこで妥協するくせ、つけないで欲しい。バカになっていいんだよ! 自分で思ってるより、みんな、キミのこと応援してるよ!」
【
冴木 竜司
の場合】
冴木 竜司
――彼は、まゆ先生が受け取った進路希望調査票上、今回一番の問題児だ。
ゆえにまゆ先生は、彼の名を呼ぶ前に深呼吸し、簡単なカラテの型をこなして、気合を入れた。
「冴木――竜司くん」
間髪置かずガラリと教室のドアが開き、竜司が入ってくる。
「まゆ先生! 今日も一段と愛らしい姿をありがとうございます!」
……来た。まゆ先生は手刀を構える。
「俺は……一年の頃に出会った時からずっと……まゆ先生を慕ってきました! お願いします! 通算108回目のプロポーズになりますが……俺と結婚してください、まゆ先生ッ!」
竜司はバイト代で買った三万の指輪を差し出した。
冴木竜司、彼の進路希望調査票にはこうあった。
進路希望先『相原まゆ先生と結婚』
志望理由『先生が大好きだから(ロリコン的な意味で』
自由な校風の寝子高だが、意外とみんな真面目に悩んだり、しっかりしてたりで、この手の内容は彼ひとりだったのだ!
「たしかにあたしは独身だし、最近カレもいないけどっ! あたしのことロリとか中学生とか小学生とかいう人とは結婚する気はないの! ごめんねっ! たあっ!!」
見事、手刀で指輪を叩き落とすまゆ先生。3万円もするものだなんて知る由もない。
「どいひー!? なぜ! これだけ熱い想いを訴えてもなお冷たくするんですか! そういうプレイですか! 興奮しちゃうじゃないですかッ!」
「そっちこそ! これだけ言ってるのにどうしてアタックしてくるのよー! あたしは先生なのよ! 今日はキミの進路についての話しか聞かないわよ!」
「陸上の長距離選手とかそういう進路はどうでもいいんです! ただ俺は魅惑の(ロリ)ボディを持ち、愛くるしい無垢な(子供っぽい)性格の運命感じたまゆ先生と一緒に家族になってあんな事やこんな事したいだけなのに!」
()内はしゃべってません、念のため。それでもどこか犯罪の臭いを隠しきれない竜司の発言に、
「進路の話がないなら終わりよー!」
と角を出すまゆ先生。竜司、男泣きに泣き、
「俺は諦めません! いつか先生に認められて振り向かせてみせますから! 今日はありがとっした!」
そういうと、「ニャルキーは猫の味」のCMで有名なミルクキャンディーと、折りたたまれた一枚の用紙を手渡し、退場していった。
「……たく。今日のところはニャルキーに免じて許してあげるわよ」
まゆ先生は、ぽいっとニャルキーを口に放り込む。ニャルキー信者といってもいいくらい、まゆ先生はニャルキーが好きだった。竜司もそれを知っていたのだろう。
それから、一緒に差し出された用紙を開く。それは、竜司の2枚目の進路希望調査票だった。
『木天蓼大学教育学部進学希望』
『まゆ先生みたいな素晴らしい教師になりたいから』
「……これだから、どこか憎めないのよねー、あの子」
しかし、数行空いて書かれた志望理由の追記を見て、またまゆ先生は角を出しそうになった。
『後、女子小学生&中学生に囲まれて生活したいから』
――頼むから、教え子から犯罪者が出ませんように。
◇
先生がいろいろな思いに囚われていた頃、廊下では。
肩を落として教室を出てきた竜司を生暖かい目で見守る
朝海 瑠歌
の姿があった。
真秋のお守りから解放され、元の諜報活動に戻っていた瑠歌は、手にしたカメラに、しっかりとプロポーズの様子を収めていた。「えへへっ、これはいい一枚が撮れました……弱みを握るために使わせてもらいますか」とは心の声。
涙を拭く竜司の肩をやさしく叩いた瑠歌は、
「私は何も聞いていませんでしたよ、何も見ていないし」
と妙な気遣いを見せ、去っていったのだった――。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月26日
参加申し込みの期限
2013年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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