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進路相談、君等の道 【2,3年生限定】
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●体育科:2年10組(その2)
【
志波 武道
の場合】
「将来の事かー。いやちゃんときめてるのよ俺」
次は自分の番という廊下で。
キリッと伊達眼鏡を掛けると、志波三兄弟の二男・
志波 武道
は自分自身に気合を入れる。
「というわけでブドー相談いってきまぁっす!」
名前を呼ばれ、ドアを開ける。
「まゆせんせー俺の相談キイテッ!」
まゆ先生は、武道の進路希望調査票が――どこかのプロポーズと違って――まともだったので泣いて喜んだ。
「『進学希望(大学の体育学部か、スポーツトレーナー専門学校)』ね。うんうん、聞くわ、武道君の話!」
「俺、『スポーツトレーナーになりたい』んです」
「うんうん」
「体動かすことも好きだけど、人を観察して整える方に興味が強く沸いて……その過程で、水泳も続けたい」
武道は、いつになく真面目な顔でそう言った。普段ふざけてるけど、自分の将来の事に関してはハッキリとしたモノを持っているのだ。
「なーんて、クラスメートにいったらビックリ☆されそうだけどなHAHAHA」
「照れることないよ! あたし見直しちゃった。いつもと雰囲気違うから。すごく……カッコいいと思っちゃったよ」
実際、水泳で鍛えた肉体は均整が取れていて、真面目なときの武道はいい男の部類に入ると言っていい。
まあ、真面目モードになる条件にかなりの確率で『弟』というキーワードが入るのが珠にキズだが――いや、それでこそ武道であるともいえるけれども。
武道は「そうですかー?」と軽い調子で頭を掻いたが、すぐに話を戻す。
「寝子島から通えて、体育学学べるところ……木天蓼大学か、寝子電で通える範囲の専門学校があれば、そこに進学しようと思ってます」
「わかった。応援するよ!」
「あ、せんせーに相談なんすけど……そういう勉強でお勧めの本ってあります?」
「んー、いま思いつくものはないんだけど、『スポーツトレーナー』とか『整骨』? そのあたりをキーワードにして図書館で調べてみたらどうだろう。検索システムとか、多分あると思うんだよねー。本は自分と合う合わないがあるから、ぺらぺらめくって、自分に合いそうだと思ったのを読んでみたらいいと思うよ」
◇
教室から退出した武道は、
楪 櫻
と出くわした。
「志波か……。……そっちは進路相談、終わったのか?」
「ああ、まあなー」
「志波は……将来の夢、とか決まってるのか?」
「決まってるさ。俺は『永遠の弟をみまもり隊!』だぜ、櫻ちゃん!」
――聞いた自分がバカだったか……。
櫻はそう思ったが、うまくはぐらかされたのだということには気づかなかった。
【
楪 櫻
の場合】
10組学級委員の
楪 櫻
は、勇敢かつ真面目な性格の、若干古風な女性だ。その彼女にしては、彼女の進路希望調査票は迷いの覗くものだった。
「『進学希望』、志望理由は『大学には行った方がいいと思っている』――うーん、ずいぶん消極的理由だなーと思ったりしたんだけど、やりたいこととか、夢とか、そういうのはどうなのかな。そのあたり聞きたいな」
「書いた通りです」
と櫻は答えた。真面目な性格ゆえに、目上の者に対しては敬語だ。
「……やはり大学には行った方がいいのだろうと思っています。ですが……正直、将来の夢と聞かれると……答えに詰まります」
ううむ、と櫻は目を閉じる。
「そうねえ、これ! って強い希望じゃなくても、何か胸にひっかかるものとか、あったりしない?」
「正直……自分でも将来、何をやりたいのか分かりません」
そういって、ややあってから。
「……そういえば。幼い頃、『櫻には警察官が向いている』と言ったのは誰だったか。親かもしれないし、同級生かもしれないですが……」
「警察官。うんうん」
「……確かにそれも、一つの選択肢なのでしょう。ですが自分の頭の固さはよく分かっています。私などに務まるのでしょうか?」
櫻は自問自答ぎみにそう問いかける。
まゆ先生は、女性警官の制服に身を包んだ数年後の櫻の姿を思い浮かべる。
「似合いそう……っていうか、務まる気がするな!」
「そうですか。しかし、そもそも他人に言われた道を選ぶのが正しいのでしょうか? 大学に行くつもりではあります……が、問題はその後です……。どの道へ進むか……自分で決めなければならない。……難しいです」
まゆ先生は、彼女の資料に目を落とした。両親は既に他界とある。苦労もあっただろう。もしかしたら、自分から何かを求める事に無意識の内に抵抗を持っているのかもしれない。もしも、彼女が自分の将来について両親と話すことが出来たら……いや、そんなことを言っても仕方がない。先生として、出来ることをしよう。まゆ先生はちょっぴり奮起する。
「世話になってきた親戚や周りの人たちに迷惑をかけたくもないしな……」
そうひとりごちる櫻に、まゆ先生はこう答えた。
「気持ちはわかるよ。でも敢えて言うね。――いいんだよ、迷惑かけても」
「そうは言うが……」
「まあまあ。いつか、本当に自分の道を決める時に、そう言ってくれる人もいるってことを思い出してくれたらいいなっていうあたしの希望。もっと単純に、やりたい事やってみていいと思うんだよね。警察官もさ、ちょっとひっかかってるなら、他人に言われたからどうとか難しい事考えずに、現職の人に話を聞いたり、もう少し詳しく調べてみるのも手よね」
「ふむ」
「この1年かけて夢を見つけるつもりで、焦らずやろうよ。まだ2年なんだからさ、軽い気持ちでね!」
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
笈地 行
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
なし
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2013年04月26日
参加申し込みの期限
2013年05月03日 11時00分
アクション投稿の期限
2013年05月03日 11時00分
参加キャラクター一覧
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