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マンボウくんがやってきた!
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【応援してねぇ~!】
わいわい、ざわざわ。わぁーっ! ぱちぱちぱち……星ヶ丘を行く車列は、道路脇から見送る観客たち、その大声援を一心に浴びながら、ゆったりとした速度で走ります。かなりのノロノロ運転ですけれど、マンボウくんが自分の足で歩くよりはずいぶんと速いので、会場へは何とかギリギリ、時間内にたどり着くことができそうです。
「わぁぁ、すごいやぁ~。みんな、ぼくを応援してくれてるんだねぇ~……みんな、ありがとぉ~!」
飛び跳ねんばかりにはしゃいだ様子のマンボウくん、オープンカーの上でヒレをぴちぴち、ご機嫌な笑顔を振りまいております。
並走する軽トラの荷台には、こちらもにこやか、笑顔がいっぱい! それぞれに道行きのさなか、マンボウくんへの協力を申し出てくれた、頼もしい助っ人たちの姿がありました。
「ああ、あの時のマンボウくんが、すっかり人気者になっちゃって……ますます感慨っ、だわ♪」
「ふっふっふー、グッズの発売が待ち遠しいのです! 買いあさっちゃいますよー!」
真境名 アリサ
と
椿 美咲紀
、ナイスコンビでわんさかやってくる猫たちをダンボールへみっちりにゃおん、とさばいてみせたふたりは、観光大使(見習い)としてのまずまずのスタートに、満足そうに微笑みます。この先には、きっとキーホルダーになったりフィギュアになったり、猫にくわえられたり、サンマさんにも負けないグッズ展開にも期待が持てそうです……たぶん?
御剣 刀
は、身を盾にしてにゃんこ攻勢からかばっていたおかげで、すっかり傷だらけのボロッボロ! それでも表情は晴れやかで、
「まぁ気絶はしても、何だかんだで頑張ろうって気持ちは伝わってくるからな。これからも応援してやろう」
「でも、いつも助けてもらえるとは限らないからなぁ、ちゃんと自立しないとねー。まぁボクも、応援してあげよっかな! ねっにゃーくん?」
桜庭 円
が肩の上、くつろぐ子猫に尋ねてみますと。にゃーん! 先ほどマンボウくんにごはんをもらったおかげでしょうか、ひとまずタベモノじゃないというのは分かってもらえたようです。
周囲へひときわ明るい笑顔を振り撒いているのは、子供たち。仲良く並んで手を振る、
トワ・E・ライトフェロゥ
に
薄野 九月
、
曖浜 瑠樹
に、
鴻上 彰尋
の弟妹たちです。
「Sunfish、popular person……fish? 人気者デスネ!」
「えへへー、かわいいもんねー。サンマさんと一緒に、これからも応援しちゃうよー!」
とトワや九月が言えば、瑠樹もやっぱり、ほわほわほわわん。
「マンボウくん、優しくって、頑張り屋だもんねぇ。だからオレも、応援したくなっちゃうんだぁ」
再びろっこん和みパワーがサクレツ! 車から放出される癒しの波動は、マンボウくんの愛嬌とも相まって、いよいよもって観客たちの表情に、笑顔を生み出していくのです。
彰尋は、はしゃぐ弟や妹、子供たち、周りで歓迎と激励の声を上げる人々……そんな様子を微笑ましく眺めながら、
「どうやら、マンボウくんの初舞台は、トラウマにならずに済んだかな……」
演劇好きらしいそんな言葉をつぶやいて、ほっと安堵の息を漏らしました。
前方に近づいてきた星ヶ丘駅前広場、イベント会場を目にして、
「あ! 見えたわ……うわぁ、ここもすごい人ねー! マンボウくん、大丈夫ー? 準備オッケー?」
多喜 美律
が隣のトラックから声をかけますと、マンボウくんはまだちょっぴりキンチョーした様子で、
「う、うん……ちょっと怖いけど、みんなが応援してくれてるし……」
「私たちが、ついてるから!」
ぐぐっ!
十文字 若菜
の言葉は、やっぱり変わらず力強くて、頼もしいのです。
「マンボウくんなら、ちゃんとやれるよ。頑張って……!」
「う……うんっ。ぼく、やってみるよぉ~……!」
やがて車は緩やかに止まり、マンボウくんは多くの人々に助けられながらも、イベント開始1分前! どうにかこうにか、会場へとたどり着くことができたのでした。
がきーん! ムキーン! しゅびしゅば、ずばっ! ムチムチーン……などといった、いまひとつバトル用の擬音としてはミスチョイスなエフェクトも混ざりつつ、
骨削 瓢
、
黒 マグロ
のご両名が繰り広げる、このパフォーマンスめいた戦い。マンボウくんが移動するにつれ、旧市街からシーサイドタウン、そして星ヶ丘へと、瓢は追いすがり、マグロさんが追いかけ……場所を変えながらに続く激闘は今、ようやくにして、クライマックスを迎えようとしておりました……!
「マンボウの坊主め……たどりついたか。フッ、やりゃあできるんじゃねェか」
会場からはちょっぴり離れたところで、後輩のため、魂のエンターテインメントを演じるマグロさん。その身体は瓢の鋭い包丁による斬撃、七輪の使い方を誤った直接的殴打や、あるいは高級マグロ缶にはなびかなかった庶民派にゃんこたちの爪やら牙やらにさらされて、すっかりボロボロ……まぁ、着ぐるみですけれども。剥き出し生身のたくましい腕や足は、これがなぜだか、まったくの無傷! ノーダメだったりします。
「ちィ、サンマも揃っちまったかい。あの人出じゃあ、さすがに手は出せないかねぇ……」
遠巻きに見える会場では、やっとのことでお披露目となったマンボウくん、司会を務めるリッカルド町長に、銀色の流線形が凛々しいサンマさんまでもが顔を揃えて、イベントは大いに盛り上がっている様子。
すぱーんっと切り取ってやったマグロさんの背びれの一部を、瓢は、ばりりーっ! と噛みちぎりながら、
「ま、いいさぁ。これから、チャンスはいくらだってある……
浜 マンボウ
! ぽっと出のゆるキャラなんぞにデカイ顔されちゃあ、つまらないってもんだ。必ずあっしが、喰らってやるよぃ……!」
それでも不敵に笑ってみせるのが、瓢さん!
ニィィィ……!
狂気に彩られたソーゼツスマイルでグイーッと歯茎を見せつけてから、彼は、しゅばっ! どこかへ姿を消してしまいました。ひっつかまえられて配下に仕立てられていた猫たちも、エサをくれる人がいなくなり、にゃーんと小走りに去っていきます。
「フッ……良い演技だったぜ、骨削の坊主! それでこそ、俺の愛すべき寝子島っ子の心意気ってもんだ」
マグロさんもまた、晴れやかな表情で……まぁ、着ぐるみですけれども! 少なくともその渋い声には、満足そうな響きと、後輩マスコットへの心遣い、優しい彼の本音が満ち満ちておりました。
「……期待してるぜ。後輩よ」
陰ながらにそう言い残して、クールに立ち去る後ろ姿はまさしくこれ、マグロダンディズム……!
湧き返るイベント会場、観客席の真っ只中で。
ユキ・ナカミチ
は、
八神 修
へとにっこり。
「お互い、良い仕事をしたよね」
「ええ。イベントを盛り上げることができて良かったですよ。サポートに感謝します」
「こちらこそ。何かと忙しい師走の中で、今日は良い休日になったよ」
ふたりが出した助け舟は、何とも緩やかに切羽詰まった状況にて、起死回生の一手となりました。おかげでこうして無事に主賓を送り届けることができて、ほっと安堵するとともに、ふたりの胸には充足感が満ち足りておりました。
そのお隣では、
綾辻 綾花
がマンボウくんを応援。いつの間に用意したのでしょう、手には丁寧な作りの自筆プラカードなんて掲げて、柔和な笑みとともに見守る姿は、何だかお姉さんが弟くんの晴れ舞台を見守る……といった趣きです。
(こんなにたくさんの人を集められて、心を動かして……すごいですね。マンボウくん)
綾花は思います。イベントが終わったら、すぐにも駆け寄って、なでなでしてあげて。お疲れさま、頑張ったね! そう言って、褒めてあげよう! いつか肩書きの(見習い)が取れるまで、そうして見守り続けてあげようと、綾花はそう、心に決めたのでした。
「……というわけで、マンボウくんも本日この時より、寝子島の観光大使となりました。しかし! 彼は見習い、一人前になるには、まだまだたくさんの経験が必要です……それはきっと、本人も分かっていることでしょう」
リッカルド町長は、マイク片手にそんな語り口……とはいえ決して、彼の行く先に悲観しているわけではありません。マンボウくんはこれからもたくさん失敗して、気絶しまくって、けれどそのたび、成長していくのでしょう。いつかは、そう……隣に立つサンマさんのような、立派な観光大使へと!
「そのためには、マンボウくんにはこれからも、皆さまの厚いご声援と手助けが必要なのです!」
「俺のかわいい後輩を、みんな、これからもよろしく頼むぜ~!」
サンマさんが、びしっ! サムズアップしたなら、観客たちにはもう、断る理由も無いというもの。
「……ねえ、気付いてる?」
ふと
雨崎 荒太郎
が、会場のど真ん中、周りからはちょっぴり浮いたカンジの、ミョーな一団を指差しまして。
「まあね……何がどうしてああなったんだか」
「薬が効きすぎたかな? 誰かに迷惑かけるよりは、ずっと良いけどね」
日暮 ねむる
と
サキリ・デイジーカッター
も、熱心に声援を張り上げる彼らを神妙な眼差しで眺めては、肩をすくめます。
「「「これからも応援するぜーっ、マンボウくーーーん!! うおーっ!!」」」
腕を振り上げる彼らのTシャツやカバンには、初々しい筆致のマンボウくんのサイン。それは先ほど三人と追いかけっこを演じた、あのマタ工生たちでありました……! ほんわか和む瑠樹のろっこんパワーには、いくらなんでもそこまでの力は無いでしょうけれど、何だか浄化されてしまったかのように澄んだお顔。何に目覚めたのやら……ともあれ平和なのは良いことではあるものでして、三人はそっと視線をそらしました。
鉄 衛守
は、腕組み。鋭い眼差しで、ステージ真ん中に立つマンボウくんを見据えて、
「今はまだ、脆弱に過ぎるが……そうだな。多くの人々を味方に付ける才もまた、観光大使には必要なものかもしれん」
見定めるようなその視線には、けれど慈愛の光もまたにじんでいるように見えました。業種はもちろん違えども、マンボウくんとてこれから世間の荒波に揉まれようという、いわば社会人一年生。仕事人・衛守としては気遣ったり、応援したりするのには、やぶさかでは無いのです。
「ま、きっと問題ないとですよ」
衛守の思いを裏打ちするように、
倉前 七瀬
もまた、半ば確信めいて力強く、言いました。
「マンボウくんは気絶したとしても、仕事を放り出して逃げようとはしなかったですから。場数を踏めば、きっと立派な観光大使になれるでしょう」
「……それまで見守ってやるのが、周りの役割ということか」
今はまだ、ヘタレで、貧弱で、何かにつけて、きゅうっ! とひっくり返ってしまいますけれど。きらきらとつぶらな瞳で、前向きに邁進し、やる気だけはめいっぱい! いつかはきっと、それが実を結ぶ日もやってくることでしょう。たぶん!
たくさんの人々にあたたかい言葉、大きな拍手を寄せられながらに、マンボウくんは、本日最後、締めの言葉を高らかに、元気いっぱいに叫ぶのでした。
「みんな~! ぼく、今はまだよわっちくて、すぐびっくりしちゃって、気絶しちゃって、迷惑かけちゃうけど……頑張って、いつか、サンマさんみたいなカッコイイ観光大使になるよぉ~! だから、これからもずっとずっと、応援してねぇ~!」
ヒレをぱたぱた、ジャンプ! ……したようなしてないような、微妙に飛び跳ねながらに言えば、それでも。わぁーっ! ますます大きな反響、拍手に大声援が返ってきて、
「み、みんな、ありがとう~……! こんなにいっぱいの人たちに、こんなにいっぱい応援してもらって、ぼく……ぼく……!」
マンボウくんは、大喜び……のついでに、ちょっぴり喜びすぎて、
「…………きゅうっ!」
感動のあまり、気絶!
そんなわけで、マンボウくんは無事に……何とか、どうにか観光大使(見習い)として、寝子島デビューを果たすことができました。
これからも、数多くの困難が、彼の前には立ちはだかることでしょう……いっぱい気絶もするでしょう、きゅうっと、それはもうカンタンに!
乗り越えていけるかどうかは、マンボウくん次第。というには、ちょっとあんまり頼りないものでして……ひとえに、ファンの皆さまの応援、その熱意にかかっているといっても、過言ではないわけであります……!
重ね重ね。なにとぞ! 皆さまなにとぞ、マンボウくんを! これからもどうぞ、よろしくお願いをいたします~っ!!
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あとがき
担当マスター:
墨谷幽
ファンレターはマスターページから!
墨谷幽です。『マンボウくんがやってきた!』のリアクションをお届けいたしますー。
今年の寝子島には、新しい顔が登場! 皆さんとご一緒に、らっかみ!ライフを盛り上げていくこととなりました。
前述のとおり、マンボウくんは、プレイヤーさんの発案によるキャラクターです。実は、シナリオ『サンファミ』の際、なぜだかアクションにて、複数のプレイヤーさんにかなり近しい内容(『サンマさんの幼なじみ』で、名前もおんなじ『マンボウくん』!)をプッシュしていただきまして、何たる偶然……! とちょっとビックリした、なんて経緯があったりします。それが理由での採用、というわけではありませんけれど……いただいたアイディアはありがたくミックスさせていただきつつ、私のほうで、こんな風にキャラクターを掘り下げさせていただいて、マンボウくんは誕生したのでした。
マンボウくんをご提案してくださった方、それに他の賑やかなキャラクターたちを考えてくださった皆さまへも、この場を借りて、厚くお礼を述べさせていただきます。ありがとうございました!
マンボウくんはこれからも、とてとて寝子島中を歩き回っては、顔を出すことになるかと思います。
繰り返しになりますけれど、彼、ヘタレで貧弱で頼りないですので、皆さまには何かと支えていただいたり、可愛がっていただけましたら幸いです……!
それでは、今回もご参加いただきまして、ありがとうございましたー!
またの機会にお目にかかれますことを、心よりお待ちしております。
お疲れさまでした!
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墨谷幽
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月03日
参加申し込みの期限
2016年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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