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マンボウくんがやってきた!
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【追いかけっこショウ!】
全くもって真に受けないというわけでも無いあたり、マタ工文化の特異性と言えるかもしれません。
「ばっばばば……ばっかじゃねーの! んなわけねーだろが!」
正気に返ったひとりが仲間にハッパをかけますと、そうだそうだー! と他の面々も同調して、
「あんな、さ、魚一匹にビビってたら、マタ工の名が、なっなっ泣くぜ!」
「そうだ、何が寝子ヶ浜の……ほ、ホホジロザメ? は、『波魔・卍坊』……? マジで?」
「ハッタリに決まってんだろーが! 多分……とっとにかく、ここで引き下がるわけにはいかないぜ!」
なんともはや。ちょっぴりぷるぷる震えながらにも貫き通さなければならないのが、マタ高生的には筋とか矜持とかいうものなのでしょうか……返ってヒートアップしてしまったらしい彼らを前に、
日暮 ねむる
と
雨崎 荒太郎
はやっぱり、顔を見合わせまして。
「どうする……?」
「まぁ、仕方ないねー。ぼくらで何とかしようか……あ」
なるべく人目につかないように、多少の手荒な対応も止む無し……と、思いかけたところでありました。
マタ高生たちの背後へ、静かに忍び寄った人影。きらりん! 閃いた光が刃のそれであったことに気付いたのは、ねむると荒太郎のふたりだけであったことでしょう。
「悪いけど、マンボウくんに、君たちみたいのを近づけさせるわけにはいかないな」
「だ、誰でいっ!?」
振り返ったところには、そう。
サキリ・デイジーカッター
! 彼が手にしているのは、その凄まじいブレードさばきで一瞬のうちに切り裂き、引き抜いてみせた……ベルト?
瞬間。すととととんっ! もはや支える物ナシ、地に落ちるマタ高生たちの、ズボン!
「「「い、いや~~~んっ!?」」」
街中で下半身だけパンツ一丁、という珍妙な出で立ちを披露した彼らを横目に、サキリは寝子校生の顔なじみ、ねむるとその隣の荒太郎へ、こくりとうなずいてみせました。これはこれで、この後少々モメそうではありますけれど、少なくとも彼らが好き放題に暴れ回った末にパンチ&キックでバイオレンスな決着、となるよりは、よほど平和的なのは確かです。
「て、てめえら、何てマネしやがる……いやンっ、恥ずかしいンっ!」
下着は案外フツウのマタ高生たち、恥辱のあまり手のひらで前とか後ろとか隠しつつクネクネしながらも、ぷんすか。激昂! だだーっ、猛然と三人を追いかけ始めました。
もちろんそんなのに捕まってはかなわないので、荒太郎もねむるも、当然サキリも、脱兎!
「あはは! まさかあそこまでやっちゃうとはねー。いざとなったら、
ボビナム
でお相手しようと思ってたんだけどね」
「マンボウくんに、暴力的なシーンを見せるのもかわいそうだしね。このくらいがちょうどいいよ」
「そういうこと。まぁ、彼らには少し気の毒だけど……ここはマンボウくんのため、尊い犠牲になってもらおうか」
合掌! 余裕しゃくしゃくの三人は、クネクネ追いかけるマタ高勢からひらりひらり、逃げ続けます。
そして、もちろんのこと。さすがにそんな騒ぎを、周囲の人々が気付かないはずも無し、というわけでありまして。
とてとて、子供たちに囲まれながら、賑やかに行進するマンボウくん。
「大人気だねぇ、マンボウくん」
終始にこにこな
曖浜 瑠樹
は、彼のヒレを優しく引きながら、一緒にとてとて。
「これならすぐ、サンマさんみたいな、立派な観光大使さんになれるねぇ」
「へへ~、そうかなぁ~? 嬉しいなぁ~。サンマさんはねぇ~、カッコよくて、きりりってしてて、いっつも助けてくれて……ともだちだけど、あこがれの先輩なんだぁ~」
シーサイドタウンの観衆たちの反応は、おおむね好意的なものです。手を振ってくれたり、応援してくれたり……もちろんまだまだ初お披露目、あのサンマさんには、ちょっと及びませんけれど。
瑠樹が懐から取り出したのは、そんなサンマさんの、
キーホルダー
です。
「オレも、サンマさん大好きだよぉ! ほら、カッコ良くて可愛くて……和むよねぇ」
ほわわわわん! ゆるキャラやその着ぐるみ縫いぐるみ、グッズなどに和んだ時に発揮される彼のろっこんが、あるいはもしかしたら、周囲にも影響を及ぼしていたのかもしれません。
「……? あれぇ、なんか、ざわざわしてるねぇ~?」
と言ったマンボウくんの、ちょうど後ろ側。
「ま、待てコラァーーー!!」
「ははっ、つかまえてみなよー!」
品行方正な寝子高生を追いかけ回す、マタ工の不良たち……! けれど彼らはパンツマルダシ、恥ずかしさにクネクネクネ。フツウなら通報まっしぐらな状況でありながらも、観衆たちは、くすくす。ほっこり! なんとも、微笑ましくあたたかい笑顔を浮かべながらに、成り行きを見守っているのです。
といっても、マンボウくんや瑠樹、ぞろぞろとついて回る子供たちは、その愉快な追いかけっこを見ることはありませんでした。
「おっと。マンボウくん、次はこっちから撮影してみたいんだけど、いいか?」
「いいよぉ~、みんなで一緒に、写してもらおう~♪」
鴻上 彰尋
の、ナイスフォロー! ずどどどどっと走り回る不良たちが、マンボウくんの目に入りそうになるたびに、
「よし、次は大観覧車をバックにしてみようか」
「おっけぇ~」
くりっ。不良たちが目の前を横切ろうとするたびに、
「さっそく大人気だな、マンボウくん。ほら、あっちであの子が、手を振ってるよ」
「どこどこぉ? あっほんとだぁ~、マンボウくんだよぉ~! 応援してねぇ~」
くりんっ! と上手いぐあいに誘導して、タイミング良く視線を外しているのです。もちろん、無邪気にマンボウくんとの触れ合いを楽しむ、彼自身の妹弟たちを無用なトラブルに巻き込まないように……という思いはありつつも、これが実にお見事な立ち回りでありました。
彰尋は、問題を惹きつけておいてくれている、ねむるや荒太郎、サキリに感謝しながら、
(このまま、何事も無く過ぎてくれればいいんだが)
「あっ、マンボウくん、あっちのみんなも応援してくれてるよぉ」
「やあ~、マンボウくんだよ~♪」
ついでに瑠樹の無意識アシストも手伝って、滑稽な不良たちが視界に入りかけては、くりっ、くりん! 際どく目に入らないというそんな光景は、周りの人々へ、あるいは楽しいショーのようにも見えたかもしれません。
まぁ、何かと目立つマタ高生たちですから、マンボウくんたちにも、いつまでも隠し切れるわけではありませんもので……。
「っつーか何やってんだ俺らは、寝子校の奴らなんか、この際どうでもいいんだよ!」
「ハッ……そうだそうだ! あの魚をぶちのめすって話だったんじゃねーか!」
三人の逃走劇のおかげで、なんとなーく気が逸れていたところが、ようやくにして思い出してしまったようです。
「卍坊だかなんだか知らねーが、ここで引いちまったら、俺らマタ高生の名誉が守れねえ!」
「えっ、ぼくのこと、呼んだぁ~?」
くりんっ。ぱちくり……ああっ、ついに! 目が合っちゃった!
パンモロマタ高生たち、サキリらの逃げっぷりがあんまり巧みなもので、ぜいぜいはあはあ……汗はだくだく、髪はばらばら乱れるわ、顔は青ざめてるわ、それはもう壮絶な有様となっておりまして。そんな引きつったコワモテと、バッチリ顔を合わせてしまったりしたら……もちろん、豆腐メンタルマンボウくんのこと。
「ええっ……な、何? こ、怖いひとたちがいるよぉ~……! それに、何でパンツ出してるのぉ……? 良く分かんないよぉ、分かんなくて怖いよぉ~……!」
あっという間に、きゅうっと気絶!
……してしまう、かと思いきや。今回は、何ともありがたい救い主が、すぐお隣にいらしたようです。
「覚悟しやがれ、このサカナ野郎! び、ビビらせやがってこの、今すぐブン殴って……」
「あれぇ、お兄さんたち、どうしたのぉ?」
変わらずにっこりにこにこな、瑠樹!
「あっ、そっかぁ。お兄さんたちも、ゆるキャラ、大好きなんだねぇ♪」
「「「えっ」」」
ほんわか、ゆる~ん♪ 何ともあたたかい強烈和みパワーに、お兄さんたちは、目がくらんだようにまぶしそう。
「顔はちょっと怖いけど、怖くないよぉ、マンボウくん。きっと、マンボウくんのファンになっちゃったんだねぇ」
「きゅ……そ、そうなの……?」
ふにっ! やわらかボディに抱き着いたなら、瑠樹のろっこんはもう、マックス発動!
「うっ、ううっ……!?」
ほわわ~ん、ゆるる~ん。マタ高のお兄さんたちのコワモテフェイスも、いつの間にやらすっかりゆるゆる、だらら~ん……優しげな微笑みに変わり、彼らはすっかり目的を見失って、言ったのでした。
「「「そ……そうなんですゥ。マンボウくんの、さ、さ、サインくだしゃいっ……!」」」
ほくほく顔で、マンボウくんの出来立てサイン……ちなみにマンボウくん自身が器用にヒレを使って書きましたけれど、ともかくもそんなサイン入りTシャツやらカバンやらを誇らしげに掲げつつ、満足そうに去っていくマタ高生たちの後姿。あるいは瑠樹や、子どもたち、観衆たちを相手に始まった、突発的サイン会を眺めつつ。
彰尋と、ねむるに荒太郎、サキリたちは、互いの健闘を称えて。ぱちん、ぱちり! ハイタッチの後、静かに笑い合ったのでした。お疲れさま!
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墨谷幽
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グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月03日
参加申し込みの期限
2016年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月10日 11時00分
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