寝子島町長
中沢 リッカルド氏による、鶴の一声! でありました。
「今日からあなたを、寝子島の観光大使(見習い)に任命いたします。
サンマさんのように一人前の立派な観光大使となれるよう、頑張ってくださいね!」
もちろん、神奈川県は木天蓼市、寝子島の誇る観光大使といったら、
\よっ!/
皆さんご存じ、
サンマさんであります。この絶妙に微妙な造形でもって、寝子島中を駆け巡ってはお仕事に邁進し、島民の間では今やなかなかの認知度や人気を誇っている……はずです、たぶん。
寝子島のPR体制は、盤石!
ところがそれに胡坐をかくことなく、いつだってアツい寝子島愛にあふれまくっておりますのが、当のリッカルド氏でありました。
「寝子島に、さらなる発展を!」
彼の肝入りによって、なんとこの冬、寝子島にはサンマさんに続く、
新たな観光大使が誕生する運びとなったのです。
柔らかくて平らなボディ……丸っこいフォルム……ヌボーっとしてトボけた佇まい、愛らしいおフェイス……。
寝子島にやってきた、ニューキャラクター!
「やあ~、マンボウくんだよ~」
彼は、サンマさんの幼馴染。
その名も、
浜 マンボウ! 通称・
マンボウくん!
「というわけで、マンボウくん。つきましては、
お披露目イベントを星ヶ丘駅の駅前広場にて開催します。あなたはPRのため、旧市街からシーサイドタウン、星ヶ丘とひととおり練り歩いた後に、会場へ来てくださいね」
「うん~、分かった~。ぼく、がんばるよぉ~」
なんて、ヒレをぴちぴちさせながら、のんびりぬぼーっと言った彼。その愛嬌はさておき、どうにものんびり屋が過ぎるようでして、いまひとつ頼りないもので、肩書きはまだ(見習い)付きであります。
「遅れるんじゃないぜ~? プロは時間厳守が基本だからな!」
町長さん、それに大先輩たるサンマさんから頂いた、なんともありがたいお言葉! さっそくお仕事を任されたマンボウくんは、
「うん~、それじゃあいってきま~す」
意気揚々、やる気十分! とてとて出かけていきました。
とてとて、とてとて。
とてとて、とてとて。
とてとて、とてとて。
……ていうか、
足遅っせー!!
ところで彼はひとつ、のっぴきならない問題を抱えておりました。と言うよりそれこそが、観光大使といっても(見習い)が取れない所以ではあったのです。
「うわあ、お空がきれいだなぁ~……あっ」
青空を見上げていたら、こつん、と電信柱にちょっぴり頭をぶつけて、
「……
きゅう」
あっさり気絶!
「あっ、猫がいるよぉ~。こっちにきたらどうしよう、かじられちゃったら、食べられちゃったら……」
道端に可愛いにゃんこを見つけては、飛びかかってきたらどうしよう? なんて想像がもんもんと膨らんで、
「……
きゅう」
恐怖で気絶!
「わぁ、車が来るよぉ~。避けなきゃ、避けなきゃ~……」
ぶおーっ! ちょっと乱暴な運転の車が脇を通り過ぎでもしようものなら、
「……
きゅうっ」
風圧で気絶!
ぷるぷるお豆腐のような
やわらかメンタルに、
超・虚弱体質! でありました。
果たしてマンボウくんはこんな調子で、初仕事をこなせるのでしょうか? これから観光大使として、頑張っていけるのでしょうか?
あの、寝子島に燦然と輝くサンマさんのように、一人前になることができるのでしょうか……!?
「うわぁぁぁ~、だ、誰かたすけてぇ~……!」
全ては寝子島住民の皆様の、熱いご支援にかかっていると断言してしまっても、過言ではないのであります。ことほど左様に貧弱な彼ですけれど、場数を踏めばどうにか、立派な観光大使に成長してくれることでしょう……いつかきっと、恐らく。多分ね? メイビー!
なにとぞ、なにとぞマンボウくんを、よろしくお願いいたします~!
墨谷幽です、よろしくお願いいたします~。
このシナリオの概要
『マンボウくん』は、シナリオ『大行進! サンマさんファミリーズ』にて誕生した、プレイヤーさん発のキャラクターです。今回改めて、寝子島の一員として仲間入りを果たすこととなりました。
まだまだ頼りない観光大使(見習い)ですけれど、寝子島の新たなマスコットとして、可愛がってあげてくださいね!
というのはさておき。現実のマンボウは、ネット界隈で騒がれているほどに弱い生き物では無いようですけれど……少なくともマンボウくんは、何かにつけて怯えて、ひっくり返って、『きゅうっ』と気絶してしまいます。大役を担うにはあまりにも、虚弱体質のヘタレ! なのです。
これじゃいつまでたっても、(見習い)なんて取れやしない!
そんなわけで今回は、皆さんにマンボウくんの手助けをしていただくこととなりました。
リッカルド町長の指示で、彼は寝子島中を練り歩いた後に、新観光大使お披露目イベントが開催される星ヶ丘駅の駅前広場へと向かう……のですけれど、その道中には彼を待ち受ける、様々なトラブルが!
皆さんは、各地でPR活動を行いながら歩くマンボウくんに同行したり、あるいは巻き込まれたりしながら、降りかかる障害を跳ねのけ、どうにか目的地まで送り届けてあげてください。
ちなみにマンボウくんはビックリするくらい簡単に気絶してしまうので、一度や二度はまだしも、あんまりにも時間をロスしてしまうと、日が暮れてイベントに間に合わなくなってしまうかも……? そうならないよう、何とか頑張ってくださいね!
アクションでできること
アクションでは、以下の【1】~【3】の場所のうち、ご自分の活躍したい場所を1つお選びください。
またマンボウくんは、旧市街→シーサイドタウン→星ヶ丘地区の順にのんびりペースで歩いていきますので、その過程で襲い来るトラブルにどう対処するか等をお書きください。物理的なブロックに加えて、メンタルケアも必要になるかもしれません。彼、ヘタレなので。
【1】旧市街
いちおー魚類の端くれだけあって、猫が怖いマンボウくん。
けれど寝子島には猫がたくさん……旧市街は参道商店街のど真ん中で、大量の猫たちが、マンボウくんへ殺到!
このままじゃマンボウくんが、食べられちゃう! 何とかして守ってあげてください。
【2】シーサイドタウン
シーサイドタウンにて、なんてこったい! こんな時に限って、木天蓼工業高校、通称マタ工の不良たちと遭遇!
面白がってこつんとでも小突かれようものなら、たちまちマンボウくんは気絶してしまいます!
話し合いで退散させる、あるいは荒っぽい肉体言語による撃退も可……ただし、あんまり生々しい闘争を繰り広げると観衆に引かれてしまいますので、何とかこう、エンターテインメントな方向に演出することができれば……!
【3】星ヶ丘地区
寝子島は今、クリスマスシーズン真っ盛り。
というわけで星ヶ丘のハイソなショッピング街には、買い物客がわんさか!
PR活動にはうってつけながら、ごった返す人ごみに、マンボウくんはすっかり腰(?)が引けております。
どうにか勇気を出せるようにしてあげてください!
その他、上記と合わせて、
・参加のきっかけ
(イベント告知を見た、マンボウくん歩いてるところを見かけて、などなど)
といったところもお書きいただけましたら~。
上記の地区を無事に通り抜けることができれば、イベント会場へとたどりつき、大々的にお披露目! ということになります。
その他
●参加条件
特にありません。どなたでもご参加いただけます。
●舞台
寝子島内の、上記に記載されている場所が舞台となります。
天候は概ね晴れ、時刻は昼間です。
●NPC
○浜 マンボウ
公式の愛称はマンボウくん。サンマさんの幼なじみだそうです。
このたび、寝子島における第二の観光大使に任命されました。でもまだまだ見習い。
フィジカル、メンタルともに貧弱で、何かと気絶しますが、本人は優しくて明るく前向きなのんびり屋です。
○寝子 サンマ
ご存じサンマさん。今回は、イベント会場へ応援のために駆けつけてくれることになっています。
○中沢 リッカルド
ご存じ町長さん。自らお披露目イベントの司会進行を務めます。会場にてマンボウくんの到着を待っています。
以上になります~。
それでは、皆様のご参加をお待ちしております!