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マンボウくんがやってきた!
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【サポート部隊、出動!】
どきどき。心臓は高鳴り、ぽわっと火照った頬を両手で包み込んで、視線は潤んで熱っぽく……
十文字 若菜
は自分のそんな反応に戸惑いながらも、ぴたりと定めた視線を、彼から逸らすことができません。
(な……何? あの子、何なの……?)
今日の星ヶ丘地区は、いつもの閑静な街並みとは裏腹に、どこか浮かれたようにざわざわ、賑やか。クリスマスシーズンにごった返すショッピング街には、楽しそうな表情の買い物客たち……そんな人の群れを前に、何やら、まごまごまご。
「う、うわぁ。人がいっぱいだぁ~……」
第三のPRポイントへたどりついたものの、すっかり腰が引けております、マンボウくんです。
「ど、どうしよう、もしあの中に入っていったら……ぎゅうぎゅうに、押しつぶされちゃう。もしあんなところで、転んじゃったら……ふ、踏み潰されちゃう……!」
なんて想像豊かな彼、触れられもしてないうちから、もんもんと恐怖が膨らみまして、
「……きゅう」
勝手に気絶! ぱたむっ、とひっくり返ったところで。
「だ、誰なの、あの子……っていうか、大丈夫なのー!?」
どきどき高鳴る鼓動に突き動かされるまま、若菜は慌てて駆け寄りますと、恐る恐るに声をかけました。
「ね、ねえ、大丈夫?」
「きゅう……」
「あら、さっそく気絶しちゃったのねー、マンボウくん!」
と、同時に駆け寄ったのは、
多喜 美律
。ゆるキャラマニアな彼女は、例の『サンファミ』騒動にて、ゲームから飛び出して実際に動くマンボウくんを
見かけた
こともありました。ついでに、スマホゲームのほうだって、まだまだバリバリと継続してプレイ中! であります。
「こ、この子、マンボウくんっていうの……?」
「ええ、そうよ。サンマさんのキュートな後輩! 今日は駅前広場で、お披露目イベントがあるのよ。私も応援しにきたんだけど、その前に会えちゃうなんて、ラッキーね♪」
もちろん本日のイベントスケジュールもバッチリ把握済み、な美律はそう言って、きゅうっとひっくり返っているマンボウくんを、なでなでさすり。
若菜はその時、ようやくにして気付きました……自分の中に湧き上がる感情、彼を見ると何だかどきどきとしてしまう、こんな気持ちの正体に。
ぱちり、と開いたつぶらなおめめ。
「う、うう~ん。わぁ、ぼく、また気絶しちゃったんだぁ……おねえさんたちが、助けてくれたのぉ?」
「か、か……」
「か?」
「可愛い……っ!!」
むぎゅっ! あんまりにも愛らしいマンボウくんに、一目ボレ! でありました……! いえもちろん、恋愛的な意味ではありませんけれど。だってしょうがないんです、何だか放っておけないんだもの!
美律の言うには、マンボウくんはこの後、星ヶ丘地区をぐるりとひとまわりした後に、イベント会場たる駅前広場へとたどりつかなくてはならないとのこと。
「うん~そうなんだぁ、でも人がたくさんで、ぼく、ちょっと怖くて……」
「よしよし♪ でも確かに、これだけの人だかりじゃ、緊張しちゃうのも無理はないわね……」
「……大丈夫!」
美律と一緒に、ひっくり返ったマンボウくんをよいしょっと助け起こして……ぐぐっ! 若菜の眼差しには、実に力がこもっておりました。
「大丈夫だよ、マンボウくん。私がお客さんに声かけて、道を開けてもらうから。心配しないで! 私たちがついてるからね!」
「そうね……旧市街とシーサイドタウンだって、ちゃんとPRしながら通り抜けて来たんでしょう? なら、あともう少し! あたしたちも一緒に行くから、頑張りましょ、ねっ♪」
美律も、にっこり! 頼りになるふたりの微笑みに、マンボウくんもどうやら、ヘタレなりに少しは勇気が湧いてきたようでして。
「う、うん……分かったよぉ~、ぼく、がんばる……! だ、だからおねえさんたち、よろしくねぇ~?」
こちらは、星ヶ丘駅前広場。
『寝子島のニューキャラクター! マンボウくん、お披露目会!』とかなんとか、垂れ幕に飾られたイベント会場では、今回の主催者兼司会者、なアクティブ町長さん。
中沢 リッカルド
氏が、ちらちらと時計へ目をやりながら、落ち着かない様子で気を揉んでおりました。
「ううーむ。遅いですね……やはり、彼にはまだ難しかったのでしょうか」
時計の針が示す時刻によりますと、イベントの開始時刻までは、あと数十分ほど。
心配なのはもちろん、当のマンボウくんのとてとて鈍足やら、すぐにもきゅうっと気絶してしまう薄弱メンタルやらでありまして、町長さんも自分で行けとは言ったものの、無事に到着できるのかもー心配で心配で……!
「まぁまぁ。アイツはやれば出来るヤツさ、信じて待ってやろうぜ~」
「サンマさん……」
一足お先に到着済み、観光大使の先輩たる
寝子 サンマ
さんは、打って変わってクールに言いました。
「それに、寝子島は良いヤツばっかりだ。きっと、みんなが助けてくれるさぁ」
「そうだと良いのですが……」
実のところ、今回、貧弱ヘタレなマンボウくんにピンで島中を歩かせることとなったのには、このふたりのいわば親心のようなものが、裏にはあったりするのでした。
何しろ、マンボウくんの肩書きはまだまだ(見習い)、カッコつき……あの愛らしさには確かに観光大使たる素質がありつつも、どうにもいまひとつ心許ないのは事実。ここはひとつ、獅子が我が子を千尋の谷に落とすかのごとく……というには、寝子島はあまりに優しい場所ではありますけれど、いくらか経験を積んで、今後のために少しでも成長してもらいたい! という、何だかもうハジメテのオツカイ的な心境のもとに、少なくとも町長さん的には涙を呑んで送り出したのでした。
人のイイ前向きマンボウくんは、きっとそんなこととはツユ知らず、でしょうけれど。
「……それにしても、遅いですね」
「おいおい、ちょっと落ち着けよ~。それにしてもアイツ、遅いな~」
既に告知済み、会場である駅前広場には、それなりに人も集まりつつありまして。主役たる彼が待てども待てども一向に姿を現してくれない、なんてことになったなら……プロモーションは大失敗! マンボウくんのスタートだって、大いにつまずいてしまいかねません。
ざわざわ……主催側のそんな動揺が伝わったものでしょうか、詰めかけた観客たちにもにわかにざわめきが広がりつつある、そんな時でした。
「……迎えに行ったほうが、良いかもしれませんよ」
「おや? あなたは……」
ふと。スマホに映したねこったーの画面など見せながら、町長さんへ声をかけたのは、
八神 修
です。
ねこったーのタイムラインに流れるのは、マンボウくんの目撃情報……その歩みには、少なくないトラブルの顛末や、マンボウくんがまた気絶した! なんて報告や、そのたびに誰かに助けてもらって事なきを得た……などなど、様々な情報が並んでいます。特に、修が指差したあたりを読んでみますと、今現在は星ヶ丘地区に到着し、クリスマスの買い物客たちの群れの中、えっちらおっちらとこちらへ向かってはいる様子……けれどどうにも、このままではイベントの開始まで、間に合いそうにありません。
そこで、と、修は切り出します。
「もちろん、彼が自分の足で歩いたほうが良いんだろうが、背に腹は代えられない。どうでしょう、町長。ここは、この状況を逆手に取ってみては?」
「ふむ。どういうことです?」
ぱちり! 指を鳴らせば、やってくるのは……一台のオープンカー! いつの間に用意したやら、色とりどりの花々や、『マンボウくん』と描かれた横断幕によって飾られて、何とも豪華な宣伝カーです。ちなみに運転しているのは、八神家のお抱え運転手さん。費用は当然、修持ちであります……お金持ちってすごい!
「せっかくなので、華々しい就任パレードにしてしまうんです。新しい観光大使のPRとしても、効果は大きいのでは……」
「それなら、私もお手伝いさせてもらえるかな?」
ひょいっ、と横から顔を出したのは、これまた助っ人登場!
ユキ・ナカミチ
でありました。しゃなりと和の装いもお似合いながら、ユキはすっと修のスマホ、ねこったーを指差しまして、
「これ見ると、マンボウくんをお手伝いしてる子たちがいるみたい。せっかくだから、みんな一緒に、車でここまでお迎えしちゃったらどうかな?」
「ああ、それは良さそうだ。俺の知り合いも何人かいるようだし……どうです、町長。ここは俺たちに、任せてはいただけませんか?」
馴染みの運搬業者さんにお願いして、料金はもちろんユキ自身が、着払いでお支払い。なんてこの場に至っては、町長的にもありがたく、魅力的な提案と言わざるを得ないところでありましょう……いちおう、ひとしきりうーんっと腕組み、検討した後に。
「このままでは、マンボウくんが時間にルーズなキャラクターだと思われてしまう……仕方がありませんね。おふたりとも、よろしくお願いします。マンボウくんを、この会場まで連れてきてください」
「ナイスアイディアだ、俺からも頼んだぜ~」
サンマさんも、サムズアップ!
かくして、のんびりマンボウくんと親切なお助け同行者たちをまとめて迎えに行くべく、修とユキはそれぞれ、行動を開始したのでありました……イベント開始まで、残り時間はあとわずか! 果たしてマンボウくんは、間に合うのでしょうか……!?
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担当ゲームマスター
墨谷幽
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ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月03日
参加申し込みの期限
2016年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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