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マンボウくんがやってきた!
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【にゃんこ大作戦!】
「……気付けに……あえて衝撃を加えることで……活法……心臓を強打し、血流を……」
何やらブッソウなお言葉は、ひっくり返ったマンボウくんの脇に屈みこむ、
桜庭 円
のものであります。彼女はじぃっと読み込んでいた本を、おもむろにぱたんっと閉じまして、
「……よし! やめとこう。素人がやったらヤバイしね~」
カバンへしまい込んだ本の表紙には、確かにこう書いてありました……『
寝子島書房
式活法』、と。良かった……思いとどまってくれて、本当に良かった……!
「う、うう~ん……」
「あ、起きたーマンボウくん?」
目を回したマンボウくん、ひとまずぱっちりと目を開けますと、そこにはにぱーっと笑みを浮かべた円と、
「わ、わぁ~、猫だぁ~! こんなに近くに、猫がいるよぉ~」
「あっ、にゃーくん! マンボウくんは食べちゃダメだよー!」
いつも一緒、子猫のにゃーくん! 物珍しげにマンボウくんへ鼻先を近づけ、くんくんくん。けれどひとまず、噛みつくのはやめてくれた模様です。
とはいえ、ここは変わらず参道商店街。周囲には、にゃー! うにゃあ、にゃおう! ふしゃー、ふぎゃー! と賑やかなにゃんこ・ボイスのオーケストラが響き渡り、食べ甲斐アリアリなマンボウくんめがけて押し寄せては、
「いっ、いてててて……爪が痛い! っと、マンボウくんを怖がらせるわけにはいかないな。よ、よーしよし、可愛いな~お前ら」
「あ、ムッツルギくんだ」
「御剣だッ!」
とまぁ、
御剣 刀
くんが文字通りに身体を張って、がばーっ! と雪崩れ込む猫たちを押しとどめたり。
「Sunfish、こわいなら、見ない、聞かない! いいデスヨ?」
はい、sunglasses! なんて、
トワ・E・ライトフェロゥ
ちゃんが、マンボウくんにグラサン引っかけて猫たちを見えなくしてあげたり。みんなで何かと、世話を焼いておりました。
「み、見えないけど、声がこわいよぉ~……! にゃー、ふぎゃーってぇ~……!」
「怖がりだなぁ。でも大丈夫! ほら」
円が指差した先には、さらなる助っ人も登場!
「へえ、マンボウくん、というんですか。なかなか、可愛らしか見た目しとんしゃあね!」
たまたま通りがかり、
倉前 七瀬
の講じる対策は、読書好きならではの発想、ユニークさでありました。
「猫たちもこんなに集まってきとるし、あっという間に人気者に……じゃなくて、猫が怖いとですか?」
「う、うん~。だってこんなに、た、食べられちゃうよぉ~」
「ははぁ。確かに、これだけの数に飛びかかられたら、得手不得手以前の問題ですね……よし! じゃあ、僕もお手伝いしますよ」
と、七瀬はおもむろに、カバンをがさごそ。
「確か、さっき買った本の中に……あったあった」
やがて取り出しましたるは……お魚図鑑、『わかる! おさかな』!
ぱ、と適当なページを開けば、フルカラー総天然色のイワシにカツオにブリアジタイマグロ……サンマも! 賑やかで楽しい、そして美味しそうなお魚大集合の写真へ、猫たちの一部がうにゃーっと殺到! ページはあっという間にびりりとひっちゃぶかれてしまいましたけれど、何せ分厚いこの図鑑、収録されているお魚も相当な数に上りまして、しばらくは囮の役割を果たしてくれそうです。
「なに、この本写真ばっかりで、文字があんまり載っとらんかったですし。活字中毒、ってやつなんでね」
あっけらかんと言ってのけた、七瀬の男前な笑顔!
というところへ、旧市街に響くいつもの声。
「おねえちゃーん! おねえちゃーん!」
元気な
薄野 九月
が、こちらも独自の猫対策を講じるところであります。
「おねえちゃーん、かつおぶしー! マンボウくんがピンチなのー、だからかつおぶしー!」
見かけたマンボウくん、その愛らしさにはしゃぎながら、にっこりにこにこ。楽しく眺めていた九月ですけれど……気付けば、猫まっしぐら! 慌てて実家のお蕎麦屋さん、『
すすきの
』御用達の鰹節を持ち出しまして、猫たちへとお裾分け、気を引こうという寸法です。
「ほーら、猫さんたちー! おいしーかつおぶしだよー! これあげるから、マンボウくんは食べないであげてねー!」
猫たちの一部が、今度は九月の手元へと猫まっしぐら!
気付けば店先に、店主のおじいちゃんとお姉ちゃんが並んで、その様子を見守っております……ていうか、おじいちゃんが今まさに使おうとしてた鰹節を持ち出してきてはにゃんこへプレゼント中なもので、ちょっとだけ、後が怖かったりしますけれど……!
そんなこんなで、多くの助っ人たちのヘルプによって、どうにかピンチを乗り越えられそうなマンボウくん。頼もしい寝子島島民に囲まれながら、彼はちょっぴり潤んだ瞳で、
「だ、誰か、起こしてぇ~……!」
……ひとりじゃ起きられないって、どんだけ世話かかるんだ、マンボウくん!
綾辻 綾花
は、ケータイの画面を覗き込みながら、にっこり。手を振りふり、軽快に歩き去っていく黒猫を見送ります。
気まぐれ猫
はなかなか姿を見せてくれず、けれど今日は思う存分に撫でモフさせてくれて、おやつの煮干しも食べてくれたもので、綾花はほくほくです。
またすぐに会えるといいな、なんて思いながらに見送ったところで……綾花もまた、旧市街にてざわざわ、その騒動に気付きました。
「あら……? あれが噂の、マンボウくん……?」
丸っこいボディは確かに、先ほど見かけた告知にででんと載っかっていた、マンボウくんであるようです。
が……ゆるキャラはここに、もうひとり……もういっぴき? いたりしまして。
「ああ、まったく、見ちゃいられねェ! 何なんだ、このヘタレた野郎はッ!」
マッシヴかつ流線形のこのフォルムは、綾花も何度か見たことがありました。彼はサンマさんのライバル(非公式)、
黒 マグロ
!
「おい貴様、マンボウ、それでもマスコットか! 猫の群れのひとつやふたつくらいで、気絶してるんじゃねェよ!」
ご立腹です。マンボウくんへ、遺憾の意を伝えておりますマグロさん。大っぴらには認められてないとしても、寝子島のマスコットたる心意気には、彼、それはもう満ち溢れていらっしゃるわけです……それゆえにマンボウくんの貧弱っぷりが、許せないのだそうでして。
「ったく、こんなヘタレ野郎をマスコットにするなんざ、気が狂ってるとしか思えねェ……」
「……まぁ、確かに。厳しいようだが、彼の言う通りだ」
にゃーん! と防衛網をすり抜けて、飛びかかろうとした猫一匹を、
鉄 衛守
はがっつりキャッチ! インターセプトしつつ。
「観光大使という仕事は、思いのほか過酷だ。そんな脆弱な精神では、この先やっていけないぞ?」
衛守とて、この先もしかしたらグッズを扱ったりなんだり、何かと付き合いがあるかもしれない相手です。どうにか彼が観光大使として、一人前になってくれるのに越したことは無いわけでして。
「それを知りながらに引き受けたのなら、男らしく、覚悟を貫き通してみせろ。そうでないのなら……」
「……大丈夫ですよ」
ふんわり。優しい声で話へ割り込んだのは、綾花でした。優しく、優しく、そっとマンボウくんのやわらかボディに手を添えて、
「大丈夫。だって、こんなにも、気にかけてくれる人たちがいるんですから……今はまだ、見習いですけど。いつかきっと、一人前の観光大使になれますよ。ね、マンボウくん」
にっこり!
そんな彼女の笑顔には、衛守もマグロさんも少々、毒気を抜かれてしまったようです。
「……そうだな。初仕事は誰しも、戸惑うものだ」
「ああ、分かった、分かった! 言いすぎたよ、悪かったな、マンボウの坊主。だがな、マスコットの座は甘くねェ。そこに立つ決意があるのなら、もっと気を強く持て! 分かったか? おい……聞いてんのか、坊主?」
えー……皆さんその時になって、ようやく気付きました。当のマンボウくんの反応が、きっぱりさっぱり見られないことに。
「……きゅうっ」
マグロさんの『おい貴様!』あたりですでに、そのイキオイとか大声とかにびくりっとして、彼、アッサリ気絶していたのでした。
「こ、こ、このヘタレ野郎ーーーッ!!」
「「まぁまぁ、まぁ……」」
……といった光景からは、ちょっとばかり離れたあたりにて。
「ほう、ほう……マンボウってのぁ、えらく珍味だって話じゃあないかぃ?」
屋根の上から見下ろして、そこらを行く猫をぶにゃーっと一匹引っつかまえながらに、恐ろしいことを言ってのけた……
骨削 瓢
!
「是非、喰ってみたいもんだねぇ……くっくっくっ」
片手にじたばた、捕獲猫。片手に包丁、ぎらり!
ニィィィ……!
恐るべき算段にその狡猾な頭脳を巡らせる彼の乱入が、旧市街へと恐怖を呼び込む……かもしれない。ど、どうなるの、マンボウくん!
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担当ゲームマスター
墨谷幽
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年01月03日
参加申し込みの期限
2016年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月10日 11時00分
参加キャラクター一覧
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