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マンボウくんがやってきた!
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【にゃんこ大行進!】
昨今、スマホでもってちょちょいと検索したなら、こんなものまですぐにもダウンロードできてしまうのです。
「ミュージック、スタート♪」
真境名 アリサ
がちゃらりらりんと鳴らし始めたのは、その名もズバリ。『猫を楽しい気分にさせる音楽』! どこぞの心理学者さんが苦心して作り上げたという楽曲は、猫たちが互いにコミュニケーションを取る際に使われている周波数と同じ音をミックスして、びびびっと猫の興味を惹くように作られている……とかなんとか、仕組みは良く分かりませんけれど。ともかく、効果テキメン!
「う、うわぁ~。お姉さんの後に、猫がくっついてくよぉ~、すごいすごい~!」
「ふふっ、すごいでしょ?」
ぱちくり、お目覚めのマンボウくんの目の前で、にゃーにゃー。ふんにゃか、にゃおん! アリサはどこからか借りてきた自転車にちりりりんとまたがりまして、まるでハーメルンの笛吹きのごとく、そこらを走り回っては猫たちを惹きつけ、ずらずらずらり。行列のように引き連れていくのです。
「まだまだ、これだけじゃないわよ! ね、準備はいい?」
「バッチリなのです!」
椿 美咲紀
が用意したのは、一見何の変哲もない、そのへんのお店で分けてもらったダンボール箱です。けれど、猫好きにはもちろんご存じのとおり……猫って何だか、箱が大好き!
「ふふふ、猫はダンボールがあると入らずにはいられない生き物なのです。さあニャンコたち、至福のダンボールハウスにみっちりはまり込むと良いのです!」
ついでに箱には、近所のペットショップで買ってきた猫用オヤツまで仕込まれておりまして、当然猫たちはふにゃふにゃ、ごそごそ……みっちり!
「やったわね♪ さ、マンボウくん、今のうちに!」
「先へ進むのです~、ほわぁぁぁ猫まふまふ……! さあさ、たーんとお食べ♪」
美咲紀の箱へ、アリサが猫の興味を惹く音楽で誘い込み、ピットイン! ナイスコンビネーション、でありました。
「はい、マンボウくん。お水ですよ。これを飲んで、元気になって。頑張って歩きましょうね」
「わ~い。びっくりして、のどかわいちゃったんだぁ、ありがとう~」
綾辻 綾花
は、ストローで水筒の水を飲ませてあげて、安心できるようにナデナデさすさすしてあげて。猫用煮干しを猫たちにあげて気を逸らしつつ、優しく手……じゃないヒレを取って、導いてくれまして。何ともこう、至れり尽くせりであります。
綾花の反対側では、
薄野 九月
がもう片方のヒレを、控えめにきゅっと掴んで、
「えへへー、マンボウくん、大きいねぇ。かわいいねぇ♪ わたし、サンマさんも好きだけど、マンボウくんも好きだなぁ」
「ほんとう~? へへ~、嬉しいなぁ~。これからも応援してねぇ~」
「うんー!」
にこにこ、にっこり! 綾花と九月はお互いに、こくり、こくんとうなずきあって、マンボウくんを両側からエスコートしていきます。
すっ、と差し出された
桜庭 円
の手には、猫用のごはん。これってばにゃーくん用ですけれど、
「はいっ、マンボウくん。これ、にゃーくんにあげてみて?」
「これ、何~?」
「エサをくれる人だーって思わせればいいんだよー。お互いに敵じゃない! って認識すればいいんだよ。それにほら、プラス思考プラス思考! 想像は襲ってこないよ!」
マンボウくん、おっかなびっくりながらに、円の肩の上、胸を反らしたにゃーくんの口へとごはんを運んであげますと……ぱくり!
「わ、わぁ~。食べてくれたよぉ~! そっかぁ、ぼくはごはんをあげる人だって、猫に思わせればいいんだねぇ~。よ、よぉ~し……」
「……まぁ、初日でどうにかなるものじゃないけどね?」
「ええっ?」
残念ながら、すぐにもそんな風に上手くはいかないようです。
トワ・E・ライトフェロゥ
は、マンボウくんの身体へ、何やらしゅしゅっと香水をひと吹き。
「わ、良いにおいだねぇ~、何の香水~?」
「citrus fruit! catはorangeとか、lemonとか、きらいデスヨ。だからcitrus perfume、いーかおりつけたら、ねーこ、寄ってこないデス。mentalも、おちーつく、デスよ!」
ほんわぁ~っと確かにこれは、柑橘系の良い香り! 同時に猫たちはあんまり好まない匂いでもあり、マンボウくんを狙う猫攻勢は、少しばかり鳴りを潜めたかもしれません。
「トワも一緒に、付いてくマス! さあ、sunfish、行くデスヨー!」
「あっ、あっ。そっちじゃない、そっちじゃないよぉ~!?」
先に立って歩き始めたトワ、盛大に道を逸れようとする超絶方向音痴をたびたび修正しながらに、一行は参道商店街の中心部を、賑やかに進んでいきました。
なんて、そんな女性陣の可愛らしい活躍の裏には、もちろんこちら、男性陣の涙ぐましい奮闘といったものもありまして。
「うっうおおおお!? か、数が多すぎるぞこれは……!」
両手を広げて、
御剣 刀
は猫たちをまとめてブロック! は良いとしても、彼の顔はもはや爪やら何やらを浴びまくったおかげで、傷だらけ!
「だ、だ、大丈夫ぅ~? い、痛そうだよぉ~……」
「あ、ああ! 何てことは無いぞマンボウくん、猫と触れ合うのは楽しいもんだ! ぬおーっ」
それでもヘタレな彼を心配させまいと、にっこり笑顔を浮かべて見せる、この心意気!
倉前 七瀬
の目の前では、『わかる! おさかな』図鑑が、猫たちの好奇心やら食欲やらの前に、びりびりびりり。分厚く豊富なページ数ももはや、風前の灯といったところです。
「うーん、仕方ないですね。こげな本で猫が釣れるか、わからんけど……そこそこ文字があるから、もったいない気もしますが」
せっかく買ってきた本ですけれど、マンボウくんを守るため、尊い犠牲となっていただくのも止む無し。との決断により、続けて取り出しましたるは……『レッツゴー釣り道楽』!
……別に、特別釣り好きとかお魚大好きなわけではなくて。彼、読めれば内容は案外なんでも良いという、純然たる活字中毒なのでした。
「ほら、ここにも魚の写真が……うわっ?」
旬の釣りスポット情報、そこで釣れるお魚の写真が載ったページなど開こうものなら、たちまち、ふぎゃー! ぶにゃにゃにゃにゃ! 飛びかかってきた猫たちによって、あっという間にびりびりばりばり……とはいえマンボウくんから気を逸らすという役割は、しっかり果たしてくれそうです。
ふむ、と腕組み、ちょっぴり思案に耽るのは、
鉄 衛守
。
「猫たちに怪我をさせるわけにもいかん、あまり使いたくは無かったが……そうも言ってられんか」
するりと右手の手袋を外して、おもむろにマンボウくんのおデコのあたりへ、ぴたり。
「な、何~? 何するのぉ~……?」
「怯えるな、悪いようにはしない」
衛守は、ろっこん発動! きゅぴーんと張り巡らされたのは、物理的な干渉をがっつり弾き返してくれるという安心、安全なバリアであります。つまり猫たちを、少なくとも物理的にはシャットアウト! マンボウくんのビビリまでは防いではくれませんけれど。
「威力を抑えたから、弾かれてもゴム風船にぶつかった程度の衝撃だ。猫たちにも安全だろう……しかし、なんだ。発動するか……」
衛守のこの能力、発動条件は『生物の額に直接触れる』でありまして、着ぐるみに触れたとしても効果を発揮してはくれない……はず? なのですけれど。
まっ、細かいことは言いっこナシ!
さて、ここで参道商店街に並ぶ店たち、その屋根の上へと目を向けてみるとしましょう。
ずらずら、ずらり! お行儀よく並んだ猫たち。餌付けによって傀儡と化した彼らがぎらり、らんらんと輝く瞳で狙うのはもちろんのこと、眼下をとてとて歩く、マンボウくんであります。
そして猫たちを付き従えるは……そう。
骨削 瓢
!
「くっくっく。さあて、頃合いかねぇ。そろそろ始めようかい?」
絶品の珍味であるというマンボウのお肉を胃袋に収めるべく。片手には包丁ぎらり、もう片方の手には、七輪を完備!
「ほれ、行くよぃ猫ども! こいつらに混じって、マンボウを喰らいに行くよぃ……」
「おっ? 骨削の坊主じゃねェか、こんなとこで何やってんだ? 包丁に七輪なんぞ持って」
「……!? げぇッ、先生!?」
今ここに、行動開始……と、思いきや。ざざん! 何故だかこんなところに現れた、
黒 マグロ
!
このおふたり、ちょっとした顔見知りでして……マグロさんには彼もまた愛すべき寝子島っ子、けれど瓢くん的には、『担ぎあげてひと儲けしちゃる!』くらいのモンであります。
「いやぁ、こりゃ先生、偶然だねぇ? けどあっしは忙しくってねぇ、あのマンボウにちょいと用事が……」
「……ふっ。分かるぜ、坊主。みなまで言うな」
マグロさん、何やら瓢を制しまして、訳知り顔で語るのです。
「このマスコット業界、大切なのぁここぞって時に踏ん張れる根性と、尽きることのない寝子島愛だ。あのマンボウの坊主、根性は今のとこからっきしだが……へっ。寝子島への愛は、良いモンを持ってやがる」
確かにとてとて、鈍足ながらに商店街を進むマンボウくんの姿ときたら、健気なものではありました……けれどそんなマグロ先輩の感慨などは、瓢にはまったくもって、すんごくどーでも良いことでありまして。
「あの~、先生? あっしはさぁ、あの珍味をちょいと包丁で切り取って、七輪で炙ってつまんでやろうとね?」
「ああ、分かってる! 分かってるさ、骨削の坊主、お前さんの寝子島愛もな……盛り上げてやろうってんだろう? なかなかエンターテイナーじゃねェか!」
「はいィ?」
呆れ顔の瓢の前で、きらん! マグロさんもまた、エンターテイナー! びしりっとポーズをつけたなら、気付き始めた商店街の人々が、興味深げに屋根の上を見上げております。
「先を急ぐマンボウの坊主、しかしそこに立ち塞がる強大な悪! だが安心しやがれ、あいつには……頼りになる、ファミリーズがついてるってモンだ!」
ずば! たくましい両手に握られているのは、最高級・マグロの缶詰! 瓢配下の猫たちの視線はもう、釘づけ!
「マンボウの坊主! ここは俺様に任せて、先に行け! 見事役割を果たして、お前の寝子島愛を証明して見せろッ!!」
「……やれやれ、面倒なマグロだねぇ」
しびれを切らしたのか、瓢も包丁携え、ぬるりと身構えてみせました……何だか良く分かりませんけれど、一触即発!
「良く見りゃ脂が乗って、食べでがありそうじゃないかい。ここは先生、おたくから味見させてもらうとしようかねぇ……!!」
「うおおおお、俺の屍を超えて行けーーーッ!!」
カッ! ぶつかり合う瓢の黒い刃、マグロさんの弾けるマッスル!!
まーふたりのそんなすれ違いはさておき、少なくとも見上げた観衆は、うおーっ! 大いに盛り上がったということです。
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日常
コメディ
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20人
参加キャラクター数
20人
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シナリオガイド公開日
2016年01月03日
参加申し込みの期限
2016年01月10日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年01月10日 11時00分
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