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【乗り込んだ寝子島の人々・4】
まだまだ寝子島の住民たちは乗り込んでいる。
古本や雑貨を扱う『天動商店』店主の
天動 記士郎
も、このイベントを楽しむべく仮装姿で船内を散策していた。
天動商店で扱う健康器具の業者の人が「船は苦手だから」とイベントの招待状をもらったのがきっかけだ。
通路で海を眺めながら、ろっこん『白蛇さん』を発動させる。
エプロンのポケットの中の白蛇の鱗に触れると、猫子島の上空の気流や気圧の流れが見えてきた。
これで彼は寝子島の大まかな天気を予測できるのだ。
「明日の朝まで雨は降らないようですね」
賑やかな船内で、この行為が天動の心のお守りになっていた。
離れていても、寝子島の空を思い浮かべると不思議と落ち着くのだ。
「イベントが始まったようですね。でも私はモデルの女性の顔と名前が一致しませんでした。流行りに疎いのでしょうか……」
天動はむしろ、派手な衣装に身を包んだモデルよりも主催者の泉月花の真紅のドレスに目を奪われていた。
背中が大きく開いている上にボディラインが強調されたデザインのドレスを一目見て、天動は思わず顔を綻ばせたのだった。
「あの主催者の女性もモデル出身だったりするのでしょうか? 素晴らしいファッションセンスとプロポーションでした」
天動は「彼女もランウェイを歩くのでしょうか」なんてぼんやりと考えていた。
その時、背後から聞き馴染みのある声が天動の耳に入った。
「そこにいるのは記士郎なのだ?」
「……おや、李さんじゃないですか」
「しゃおりー、びっくりしたのだ! 偶然なのだ?」
作戦会議が今しがた終わった李が、偶然にも行きつけの店の店主とばったり顔を合わせた。
天動はにっこり微笑みながら言葉を返した。
「本当、偶然ですね。李さんはお友達連れですか?」
「しゃおりーはアリーセ……トモダチと一緒なのだ」
どことなく李の口調が硬い。
いつも天動商店で見せる元気な李ではなかった。
違和感を察した天動が尋ねた。
「なにか、悩み事ですか?」
「……ちょっと今、大変なことを抱えているのだ」
李は重圧に耐えきれず、天動に救いの手を求めてしまう。
だが、天動は李の話す非日常の事件を容易く信じた。
李が理由を尋ねると、天動はこう答えた。
「深い事情は把握しかねますが、神魂という不可思議現象が存在する以上、それを狙った事件が発生してもおかしくありませんから」
「信じてくれてありがとうなのだ……」
安堵した李は、ようやく天動に笑顔を見せた。
「差し出がましいようですが……、私も調査に加えていただけないでしょうか? この船が沈めば、私たちだけではなく無関係の多くの人達も巻き込んでしまいます。そんなこと、あってはなりません」
天動の強い意思を確認した李は、すぐそばにいた黒依を呼び出した。
「アリーセ! 記士郎が爆弾探しを手伝ってくれるのだ! 記士郎はしゃおりーお気に入りのお店の店長さんなのだ、いい人なのだ!」
「お願いです、私も手伝わせてください……! 人命が懸かっているなら、人手は多いに越したことはありません」
天動の熱意を感じた黒依はこれを承諾した。
彼と交わす握手から原因解明への熱量がひしひしと伝わってくる。
早速、連絡ができるように【7】へ登録してもらう。
助っ人の追加は、黒依にとって僥倖であった。
「ありがとうございます。ちょうど人手が足りない箇所があったんです。天動さんには、そちらの応援に回ってもらいたいのですが……」
「構いません。精一杯頑張ります」
「しゃおりーも爆弾探し、頑張るのだ……!」
お互いの決意表明が済むと、黒依はスマホで仲間を呼び出した。
単独行動は極力避けるため、天動には英雄たちの1人とペアを組んでもらうことにしたのだ。
呼び出されたのは……?
「ギャハハハ! 待たせたな、アリーセ!」
白銀の狂犬こと、
犬神 花梨
だ。
凶悪なキャラとは裏腹に、本日の仮装はフリルがふんだんにあしらわれたメイド服である。
「狂犬系メイドの花梨ちゃん様、参上ッ! ここのスイーツは最高だぜ!? ギャハハハ!」
実はさっきまで2Fのレストランで用意されたスイーツを全種制覇したところであった。
「……で、アリーセがメールで言ってたのはあんたか? よろしくな、ギャハハ!」
犬神が差し出した手を天動が握り返した。
「ええ、
天動 記士郎
と申します。唐突なわがままを聞いてくださって感謝しています」
「かってぇこと言うなよ! 今から俺様たちはバディなんだぜ? 堅っ苦しいコト抜きにしようぜ!」
犬神が八重歯を剥き出しにして豪快に笑った。
「あー、そうだ、アリーセ? 探索する前に確認してぇコトがあるんだ」
「はい、ちょっと待ってくださいね。……犬神さん、どちらへ?」
アリーセが各探索班との連絡の合間に、犬神の言葉に耳を傾けた。
犬神は自分の後ろで控えている数名の仲間を一瞥した。
「情報っつーのは、出処を確かめるのが定石だろ? 俺様たちは、むいみちゃんに会ってくるぜ」
「確かに、それは有効ね。でも、あの人に許可を得てからのほうがいいわ」
あの人――当然、泉月花のことである。
依頼の中で、泉月花はむいみのことを義理の妹と呼んでいた。
つまり、教団関係者なのは間違いない。
そこへ後ろで控えていた
尾鎌 蛇那伊
と
鈴野 海斗
が黒依に声を掛けた。
尾鎌は首からぶら下げているゴールドパスを掲げながら言った。
「その点は抜かりないわよ。さっき、ゴールドパスを黒服のおにいさんにチラつかせたら、すぐに面会の旨を伝えに行ってくれたわ。本当に便利ねぇ、これ」
英雄たちはこの船の中ではV.I.P扱いだ。
多少の無理も通すことができるので非常にありがたい。
これも泉月花の配慮の賜物である。
「依頼内容をそのまま信じれば、むいみちゃん、体の具合も悪いみたいんだべ? お見舞いがてら会ってくるっちゃ、うまくやってくるべ」
今日も人懐っこい笑顔で鈴野はゆるーく和んでいる。
(この前は冷や冷やさせらったけど、今回もまた冷や冷やだもんで。ま、オラは誰であろうとフツウを害するのであれば阻止するだけだべ)
鈴野は心の中で自分の信念を再確認する。
自分自身の信念は何があっても揺るがない。揺るがせない。
柔和な雰囲気をまとう彼の心の中は、鋼のように堅い意志が根付いているのだ。
黒依は彼らの言葉に小さく頷くと「では、そちらはお願いします」と告げて通信作業に戻った。
こうして、英雄たちの数名は、むいみへ会うべく泉月花の許可を得に向かった。
同時進行で、既に別フロアでは危険物などの捜索が始まっている。
いまだ半信半疑の一行だが、むいみとの面会で局面が大きく変動することになる。
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推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月05日
参加申し込みの期限
2016年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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