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だから単独行動は嫌だったんだ。
そう言わんばかりに首を絞められて苦悶の表情を浮かべるつくし。
(様子がおかしい……! 催眠術にかかっているみたい……!?)
彼女の首を絞める相手は……おお、仮面を被っているが、その赤い髪、剣呑な双眸!
彼はまさしく、
灯 斗南
である!
一体なぜ?
「イグニッションハート(点火する心)……!」
なんたることか!
灯はろっこんでつくしを焼き殺すつもりだ!
次の瞬間、首元に強烈な熱を感じるつくし。
自慢の髪にも引火し、視界に赤い炎が映り込む。
しかし、一般人なら火達磨で黒焦げになる火力でも、もれいびである事が却ってつくしに苦痛を長引かせる。
首を絞められでも飛び出す断末魔めいた彼女の絶叫は隣の男湯まで届いた。
その結果……。
「てめぇ! つくしちゃんから離れろ!」
「何やってんだ、そこで!」
冴木と樽木が女湯に飛び込む。
「……」
振り返った灯の視線が二人を射抜く。
その目付きは……異様だった。
瞳孔が完全に開き切って焦点が定まっていない。
「……前にも見たことがあるぜ。怪人セブンに洗脳されている奴らも、こんな感じだった!」
冴木が思わず身震いした。
「樽木、あいつを頼む! 俺はつくしちゃんを!」
褌姿のまま飛び出す冴木は再び力の限り叫んだ。
「俺の愛するロリィなつくしちゃんをキズモノにすんじゃねぇ!!」
彼が特別な想いを寄せる人物への想いを叫ぶことで、ろっこんの進化能力が発動する!
冴木はニンジャめいて跳躍!
そのまま灯の鳩尾にドロップキック!
「紳士的キーック!」
今の冴木は筋力強化と共に、任意の部位を鋼鉄のように硬質化できるのだ!
つまり、突き出した彼の右足の硬度は、刀匠が鍛えた日本刀の如し!
灯は無言で浴槽にダイヴ!
つくしもつられて浴槽に浸かることで髪の炎が消えた!
「おにい……ちゃん……!」
もとあった長い髪は見る影もなく、毛先が不揃いなショートカットになっていた。
「もう大丈夫だぜ! 俺が、助けに来た!」
つくしを浴槽から引き上げ、力強く包容する冴木。
それにつくしも精一杯の力で抱き返すのだった。
「いや、まだ終わってねぇっすから!」
樽木が浴槽から飛び上がった灯を足止めしながらツッコミを入れた。
「……ドケ、サモナクバ倒ス。僕ガ、ミンナヲ、守ルンダ!」
「やっぱり操られてるっすね……。俺たちが敵に見ててるみたいだな!」
放たれる炎を、ろっこん『Stairs of air』で足場を作って回避する樽木。
その熱量に身をよじりながら、樽木は見えない足場から飛び降りて灯の頭を強く踏み付けた!
「これでどうだ!?」
灯は自分の頭上目掛けて炎を放つが、樽木は再び見えない足場に飛び乗ってこれを回避!
負けじと灯は手を差し向けて樽木を狙撃する!
……だが、それは不可能だった。
先ほどの樽木の攻撃で、仮面がずり落ちて素顔が見えてしまっていたからだ。
灯のろっこんは素顔を隠す必要がある。そのための仮面だ。
偶然にも樽木のストンプ攻撃は灯に不覚のダメージを与えていた!
「冴木先輩!」
「よっしゃ! つくしちゃん、頼む!」
つくしは阿吽の呼吸で冴木の背中に飛び乗った。
「うおおお! 素肌に! つくしちゃんの体温が! 直に! しゃあああああ!!」
冴木のろっこんが爆発的に効果が膨れ上がっていく!
それもそのはず、大好きなつくしの体の一部が密着している事への興奮に加え、つくし自身のろっこん『つくしんぼう』によってろっこんが強化されているからだ。
だが、明らかに冴木・つくしペアはおぶさった状態で動きが制約されている。
灯はそれを好機とみた。
「……コレクライハ、ドウトデモデキル」
仕掛けるは近接での格闘技。
彼とて1年近く神魂事件に関わり、修羅場をくぐり抜けた猛者だ。
ゴロツキをノックアウトしたこともあった。
得体の知れない怪物とを相手取ったこともあった。
その拳が今、正気を失った灯が今、ほぼ手足を塞がれた冴木とつくしに……!
「紳 士 的 ハ イ パ ー 頭 突 き ィ !』
返り討ちにされた。
ろっこんで最大限まで強化された攻撃は生半可な格闘技など跳ね返してしまった。
灯はビル解体重機めいた強烈な重衝撃に体を支えることができず、地球の重力から離脱して後ろの壁にめりこんだ!
仮面は吹っ飛び湯船にインッ!
「……!?」
現状を把握できないまま、あっけなく灯は意識を失った。
「一体、こいつどうしたんだ? 前にも見たことあるけど……」
樽木が灯に近付くと、首元になにやら渦巻き状のアザが浮かび上がっているのを見付けた。
「タトゥーっすか、これ?」
「……分からねぇな。とりあえず、俺は黒依に連絡して、こいつとつくしちゃんの治療をしてもらう。見張りも兼ねてな。樽木は機関室へ急げ。誰か向かってるかもしれねぇぜ」
如月たちが同じフロアに居ることは、冴木も把握している。
もとより機関室で合流する予定だったのだ。
樽木は顔を強ばらせながら、それに首肯する。
「わかったっす。……先輩はどうしようもなく変態っすけど、熱い男でよかったっす」
樽木は本音を漏らしたあと、一目散に機関室へ向けて飛び出していった。
「……ごめん、つくしちゃん!」
首元のやけどは、黒依がいれば跡形もなく消えるだろう。
しかし、焼け落ちた髪は、しばらくはもどることはない。
「……いいの、おにいちゃん」
つくしは小さく顔を横に振った。
「おにいちゃんが、無事で良かった……」
しばしの間、2人は無言で互いの体を抱き合ったのだった。
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シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月05日
参加申し込みの期限
2016年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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