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「黙示録はただの宝石ではない。
アーサー王伝説のような聖杯に並ぶ聖遺物であると同時に、これらはあらゆる時空を貫く次元転送装置の回路でもある。宿主に寄生して神剣と神鏡が起動するために必要な神魂エネルギーを蓄える代わりに、宿主に超常的な力をひとつ授けるわけだ。
いわば、大罪人の生命力そのものと言っていい」
九重の話に、6人はにわかに信じられないと言わんばかりの顔付きだ。
だが九重は淀みなく言葉を継げる。
「いきなり信じろというのは無理があるのは承知している。だがこれは事実だ。そして黙示録の神魂エネルギーをより強大にするため、分身である『罪の器』を大罪人は作り出すことができる。本来は器が集めた神魂エネルギーを大罪人が吸い上げるシステムだったそうだが……、ある日、システムにエラーが発生した。大罪人から器へ、神魂エネルギーが逆流する現象が起きている。これは未だに解決されていない。もちろん、従来通りに器から大罪人への神魂エネルギーの吸い上げは可能だが、去年の秋頃から逆流するエネルギー量が増えてきている。下手をすれば、器が大罪人を枯渇させて立場を逆転させかねない」
「つまり、私が力を使いすぎると、壺井さんの命が危ないってことですか……?」
「十文字君、そういうことになるな。この傾向が見られたのは菜々緒君が君たちに倒されてからだ。7つで調和がとれていた黙示録のうち、【嫉妬】が一度砕けたのだからな? すぐに君たちが菜々緒君を蘇生してくれたおかげで黙示録も復活したが、本来の菜々緒君とのリンクがなくなった【嫉妬】は、しばらくは内在エネルギーが枯渇するまで暴走をし続けていたってことだ」
その【嫉妬】を九重は菜々緒の義父である白山から譲り受けて保管していた。
それはメサイア旧アジトの雑居ビルの内部を異空間に作り替えてしまうほどであった。
「元々は叢雲教団の管理下にあったこれら神器を、白山とパトロンの手によって一部を強奪してメサイアが管理していた。俺たちの目的は神器の回収と封印だ。あれは人類には過ぎたる代物だ」
「んーと、要するにー」
壬生がしかめっ面で話をまとめる。
「えっと、ネームレスヒーローズが去年の7月に怪人セブンを倒したせいでぇ、元々はバックアップの存在であった『大罪の器』と『大罪人』のパワーバランスが崩れてぇ、今は迂闊に『器』を増やしすぎると自分の立場が危ないってことかなぁ?」
「壬生君は飲み込みが早くて助かるな」
九重は頭の切れる壬生に感心していた。
だが十文字は青ざめた顔で両方を震わせていた。
「……私が、『強欲』の大罪人に……? もしかして、壺井さんに殺されちゃうの……?」
「その可能性はゼロではないな」
九重が眉間にシワを寄せて腕を組む。
「前回、八神君に魅紗歌君のことを知らないと言ったが、あれは嘘だ。といっても、神魂現象が始まった4月からの付き合いだから日は浅いが……。魅紗歌君は叢雲教団の進める計画に心酔している。あの女狐に対して彼女が恋人のような慕情を抱いているのがその証だ。そんな彼女が、自分のあずかり知らぬところで同じ罪の器が覚醒したと知れば、計画の邪魔になるからと抹殺しにかかっても不思議ではないな」
「そんな……、あんなに可愛い子なのに……!?」
命が狙われる危険を知って、更に怯える十文字。
だが、彼女は奥歯を噛み締めて恐怖心を抑えようとする。
(無畏だ、こういう時こそ無畏だよ! 七罪に恐れてたら前に進めないもの!)
だからこそ、もうひとつ聞いておかねばならなかった。
「ビリオンさん。私の場合、自然と器になったようですが、そういうことってありえるんですか?」
これにビリオンは首を傾げてしまう。
「……どうだろうな? こればっかりは俺の知識では答えられない。ただ、パトロン曰く、『その罪に適した覚悟と素質を兼ね備えていれば、自然発生してもおかしくない』そうだ」
「だーいじょぶだって、若菜。若菜が殺されるなんて、ウチらがさせないから」
いつもの軽い口調と違い、今の七緒の口調は真剣さが伝わってくる。
七緒はビリオンに、首から下げていた怠惰の黙示録(のレプリカ)を見せながら告げた。
「どうやらさ、ウチも選ばれたようなんだわ、その器ってやつに」
「そうか、白山の残した『怠惰』の黙示録は君が持っていたのか」
「おっと、これは渡さない。和睦会議で必要なんだよね」
黙示録に伸びるビリオンの手を七緒が叩いた。
ちなみに、本物の『怠惰』の黙示録は仮装のYシャツの胸元裏に付けた隠しポケットに入れている。
万が一、無理矢理に服を脱がされても見逃す可能性が高いだろう。
「つーかさ、アンタん所のパトロンが誰が当ててあげよっか? 伊平 日登美だっけ? あの変態女医。違う?」
七緒の言葉に九重はあからさまにたじろいた。
「ビリオンさんって、見た目と違ってわかりやすいよね。なんで分かったか教えてやろうか? この間話した時、泉月花は高尚な目標があるみたいだけど女医は神魂エネルギー自体を狙ってるようだったからね。それなら裏切っても当然っつーか? 自分の目的のためにメサイアと繋がってても不思議じゃないね」
反論できない九重に七緒は更に畳み掛ける。
「それに、アンタらがいる事が証拠だよ。叢雲と敵対してるアンタらがここに潜入するためには、幹部でもだいぶ上位の人の手引きがないと難しいんじゃない? 仮にもアンタら指名手配犯なんだし。轟も言ったけど、お告げによるとこの船は沈むらしいんだけど、もし本当に沈んだら疑われるのアンタらよね? 指名手配犯のテロリストさん?」
「……バーボンをもう一杯飲ませてくれないか?」
いつの間にか汗だくになっている九重の言葉に、七緒は黙して頷いた。
九重は運ばれてきたバーボンを一気に飲み干すと、呼吸を荒げたまま答えた。
「ああ、そうだ……。メサイアのパトロンは……『色欲女医』の伊平 日登美だ」
「まぁ、そんなことだろうとは思ってた」
あっさり事実を認めた九重に、七緒は拍子抜けしてしまった。
「じゃあさ、そろそろ行こっか? アンタの間抜けな部下たちにも連絡して、作戦を中断させるように伝えて?」
七緒の言葉に対して、九重は突然、土下座をするように頭を下げた。
「……連絡用のスマホを、この人ごみの中で落としてしまったんだ」
「馬鹿じゃねぇの!?」
「よくこんなリーダーでメサイアは今までやってこれたよな……」
七緒と風雲児の非難の声を浴びて、トナGUY九重の存在はみるみるうちに小さくなっていった。
<九重 零次の説得に成功! → 【緊急】直ちに船内のどこかにいるメサイアメンバーと接触せよ>
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シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月05日
参加申し込みの期限
2016年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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