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桜庭は親しい友人の顔を見るなり敬礼をした。
「ぶりちゃんだ! 探偵殿! 事件です! 探偵が居るから事件が起きる説!」
「円、それは、えっと……、まぁ、名探偵と事件はセットだから」
ブリジットは深く考えないことにした。
「それで? あなたたちがいるってことは、草薙製薬の噂絡みってことかしら?」
「おおっ、さすがブリちゃん鋭い」
桜庭はこくりと頷く。
「あの歌劇場の事件はまだ続いていたんだよ。それにこの船が沈む可能性がある。このままじゃ、沢山の犠牲者も出ちゃう。ボクたちは泉月花ちゃんと和睦の話もあるし、叢雲がボクたちを罠に嵌めようって事はないよ。このお告げも七罪の子の能力らしいし」
「ま、円? もう少し詳しく教えてくれないかしら?」
困惑するブリジットに、桜庭たちは要点をかいつまんで今までの経緯を伝えた。
するとブリジットは途端に名探偵モードに気持ちを切り替える。
「まさか、親戚の代理で出席したパーティーでそんな事件が起きてたなんて……!」
彼女は今日、草薙製薬から招待を受けた親戚の代理として船に乗っている。
ブリジット自身、実家は投資で成功してかなりステータスは高い。
ここに馴染むだけの品格やロイヤリティを兼ね備えているのだ。
「さっき草薙製薬のやたら胸がおっきい社長令嬢さんと挨拶したけど、凶悪な印象はなかったわ。まぁ、社交辞令とはいえ挨拶の優雅さは私の方が上だったわね」
軽く自分を泉月花の上に置くことを忘れないブリジットであった。
「それにしても爆発して沈没とは穏やかじゃないわね」
「そうだよ、このまま無視出来ない。ボクたちで少しでも可能性があるなら調べるべきだよ」
焦る桜庭に対して、ブリジットは首を傾げて疑問を口にした。
「でも、こういった客船は沈まないように作られているのよ。現代の船は水密区画が設けられているし短時間で沈没するケースは殆どないもの。爆発して船が沈むということは、爆発で浸水が起きるということ。船体に浸水を引き起こすような箇所で爆発が起きるとすれば……、それは喫水線、つまり海面より下ということになるわ」
「真央ちゃんも喫水線が怪しいと思っているのだ喫水線の下もエンジンルームもやばそうなのだ、あとファンネルの中の排気管はエンジンの方へ繋がってた気がするのだ。事故って潰すファンネルマークをこれで潰せば一石二鳥なのだ仕掛けたくなるポイントだと思うのだ」
後木は映画で得た知識で持論を展開する。
『どうすればいいのかな?』
小山内が尋ねると、ブリジットは少し唸ったあとに推理を述べた。
「真央の言うとおりエンジン、つまり機関室は真っ先に狙われるわね。倉庫あたりも怪しい、船のディーゼル燃料は燃えにくいのよ。なにせ燃えたマッチを落としても燃えないぐらいね。気化してた場合はスパークの火花でも爆発するけど……。まぁ、それは除外していいと思うから、残るのは倉庫ね」
『なるほど さすがブリジットちゃん』
小山内が感心していると、ブリジットは誇らしげにニコニコと微笑む。
「海、私にかかればこの通りよ。それじゃ、まずは倉庫目録を確認して、並行して不審物が置かれてないかチェックしましょう」
「ちょっと待ってくれ」
代田が突然口を挟んだ。
「俺たちだって関係者以外立ち入り禁止の区域に忍び込むのは難儀しているんだ。そんな船の心臓部に立ち入ったり、目録なんてどうやって手に入れるつもりなんだ?」
これに桜庭が答えた。
「大丈夫! ボクたち、泉月花ちゃんからゴールドパスをもらってるんだ! これがあればどこでも通してくれるって! それに船の内部はどこでも入っていいって泉月花ちゃんから許可ももらってるし」
「まるでVIP待遇じゃない? ずいぶん偉くなったものね」
ブリジットは呆気にとられてぽかんと口を開けたまま感心していた。
「それと大吉さん! 一緒に来てほしいな!」
桜庭は代田の手を取って頭を下げた。
「大吉さんは自分より他人の為に動ける優しい人だから信じられるもの。ここにいることは驚いたけど、船を沈めようなんてこと、メサイアはそんな事しないだろうけど」
「随分と、俺たちを買いかぶっていないか?」
代田の言葉に桜庭は「そんなことない」と即答した。
「誰かに嵌められてる可能性は? メサイア以外でこの件に絡んでる人とか居ない? もし、本当だったらメサイアの正当性も無くなっちゃうよ? だから知ってることを教えてよ、ボク達の事は信用出来ない?」
必死に訴える桜庭に、代田はあの人物の名を口にした。
「色欲女医……伊平さんだ。伊平さんが俺たちをバックアップしてくれている」
「やっぱり色欲が裏で糸を引いていたのだこれで色欲が絡んでたら真央ちゃんの予想がドンピシャなのだ!?」
顔を真っ青にして震える後木を、小山内が『だいじょうぶだよ』と励ます。
「俺たちは伊平さんのサポートで、この発煙装置でちょっと騒ぎを起こして、その隙にこの船に隠された神鏡を入手して救命ボートから逃げるつもりだったんだ」
「救命ボート? そうね、そういうのもあったわね」
ブリジットは再び何かを考察しているようだ。
「ねぇ円? 草薙製薬の社長令嬢……ええと、泉月花だったかしら? 彼女が信用できるっていう保証はあるのかしら?」
これに桜庭は確信的な口調で答えた。
「泉月花ちゃんはむしろ優しい子だと思う」
「そう、円が言うのならそうなのかもしれないわね。でも、万が一に備えて、乗客を救命ボートで退避させる準備をした方がいいって泉月花に言っておかないとね。その返答次第で、どういう人物かもわかるでしょ?」
「ブリちゃん、勘繰りすぎだよ。でも確かに避難の準備をしてもらったほうがいいよね。ボクは賛成だよ」
「真央ちゃんも賛成なのだ」
小山内もこくこくと頷く。
「あ、そうなのだ修ちゃんに叔父貴から借りたトランシーバー渡していたのだ! うぅぅ、スマホが通じない場所でもこっちは通じてほしいのだ~」
赤猫リュックの中から、秘密道具さながらに目的の物体を取り出す後木。
「修も来てるのね? でもなんでトランシーバーを?」
ブリジットは首を傾げる。
後木はこれに自信たっぷりに答えた。
「修ちゃんは真央ちゃんの外付けハードディスクなのだ1テラバイトなのだ!」
「よ、よく分からないけど、頼りにしてるってことよね、きっと……」
後木の独特すぎる解釈に言葉が詰まるブリジットであった。
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3人まで
シナリオジャンル
推理・サスペンス
バトル
オールジャンル
定員
40人
参加キャラクター数
40人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2016年05月05日
参加申し込みの期限
2016年05月12日 11時00分
アクション投稿の期限
2016年05月12日 11時00分
参加キャラクター一覧
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