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Snow Snow Sweet!
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スノーダンプを使って、雪かきに挑んでいるのは
桜庭 円
だ。スノーダンプで雪を掬って、一ヶ所に集めていく。その姿を珍しそうに見ているのは円の猫、にゃーくん。さっきまで円が集めた雪の中を潜ってみたりしていたのだが、寒かったのかソリの上で丸くなりながら、円が楽しそうに雪かきをしている姿を目だけでなく首も動かしながら見ていた。
「にゃーくん、寒くないー?」
そう問われれば、にゃーんと鳴き声を上げる。円は頭をひと撫でして、自分がしていたマフラーをにゃーくんの上に掛けてやる。
「ボクは動いてちょっと暑くなってきたからねー、にゃーくんに貸してあげる!」
それから運んで山のようになった雪を見て、ふむと考えた。この山を、ちょっと整えて小さな滑り台にしたら楽しいのではないか、と。
そう思いついたら円の身体は滑り台を作る為に動き出していた。スコップや足、時にはスノーダンプを使って小さな滑り台を作っていく。
「このサイズだとボクは遊べないかもだけど、にゃーくんにはぴったりだよね!」
じゃーんとばかりに円がにゃーくんに見せたのは、幼児の室内用滑り台ほどの大きさであろう滑り台だ。試しにとにゃーくんを乗せたソリを滑らせてみれば、遅くもなく早過ぎもせずでにゃーくんには丁度いい感じだ。
何回か滑らせてみたあと、テオも乗せてあげようと円はソリを引っ張って周りを回ってみることにした。
「おぉー、雪だるまがいっぱいだ」
トワが作った雪だるまだろう。
「おぉー、斜面で遊べるようにしてある!」
新聞部トリオが作った階段を上って、にゃーくんと一緒に滑り降りてみる。思ったよりもスピードが出て、慌てて足でブレーキを掛けたりと、なかなかに楽しい。そしてまたソリを引きながら歩いていくと、炬燵で温まるテオを発見して、
「いーなー! なにそれあったかそう!!」
と、叫ぶのだった。
率先して雪かきを行っているのは
ナタリア・シシロヴァ
だった。モスクワと言えばロシアの首都、そしてロシアと言えば雪深く、世界最気温を記録する村があるほどだ。除雪車もかなりパワフルなもので、それを思えばナタリアが今いるこの場所の雪など大した物ではないのかもしれない。
最初は融雪剤なども考えたナタリアだが、雪の量が多すぎるのと万が一薬品がケーキの方に染みては危険だと思い直し、オーソドックスに雪かきという手段を取ったようだ。
「まずは上層の雪を外に除けていきましょう」
「私、雪かきは始めてなのだけれど教えてもらってもいい?」
はい、と手を挙げてナタリアに聞くのは
城山 水樹
だ。寝子島に住む彼女はこんなドカ雪を見たことなんてなかったし、こんなに大量の雪の除雪作業などしたこともない。
ふむ、と頷いてナタリアは水樹に雪かきの仕方を教えながら、さくさくと作業を進めていく。
「完全に雪を除けなくても、硬くなっている根雪の部分を歩けばいいです」
「ああ、底までパウダースノーって訳じゃないのね」
「通常で降った雪ならばそのはずですが」
「なるほど……まぁ皆でやればそんなに時間もかからないでしょうし、頑張りますか」
こくりと頷いて、二人は作業に没頭していく。
雪かきをしていると、まるで北国の住人にでもなったみたいだと水樹は思う。実際に北国に住んでいる人たちにとっては重労働なのだろうけれど、ここは温暖な寝子島だ。滅多にないことだと楽しんでもバチは当たらないだろう。
それに、頑張った先にはご褒美が待っているのだ。何せ馬鹿でかいケーキだ、食べ応えは十分だろう。しかし彼女のモデルという職業は体型維持が基本だ、カロリーのことを思うと調子に乗って食べるのは完全にNGだ。けれど食べたい、だったらカロリーはしっかり運動して燃焼させるしかない。そう思えば、雪かきにも自然と力が入る。
「待ってなさい、私のケーキ……!」
その呟きに、隣で黙々と雪かきをしていたナタリアが同意するかのように頷いた。
「……この雪、シロップをかけてカキ氷に! ……なんて、さすがにちょっと食べるのは抵抗あるかなー」
「わたしも同じ事考えましたよー! でもシロップないですし……綿あめだったらよかったのになー」
結梨亜・カールシュテイン
はそれでも少し未練そうに言い、
薄野 九月
が心底残念そうにそう言った。二人は顔を見合わせて、あははーと笑うと手を動かし始める。
それから、なんとなく自己紹介をしながら雪かきをする。
「へー、じゃあ結梨亜さんはハーフなんですねー」
「そうなんですヨー。でも英語はからっきしで……九月さんはお家がお蕎麦屋さん……と言うと旧市街にある『すすきの』さんですか?」
「わー、そうですよー! うちに来たことあるんですかー?」
「はい! すすきのーすすきのー♪ 鴨南蛮美味しかったです!」
「あはは、お姉ちゃんの歌ですねー」
思わぬ共通点を見つけて、二人の話に花が咲いたようだ。他にも、あそこの欧風料理店が気になるとか新しく出来たお店も気になるとか……食べ物の話が主だったようだけれど。
「九月さんはトランペットが吹けるのですね! 私はトロンボーンを吹きますよ、吹奏楽部に入っているのです」
「結梨亜さんも金管楽器をやるんですねー、なんだか親近感持っちゃうなー! 高校生になったら、吹奏楽部っていうのもいいですねー。えへへー」
最終的には英語は苦手で音楽が得意、九月はトランペットが好きで結梨亜はトロンボーンが好きだという共通点が見つかって、二人で大いに盛り上がったのだった。
柚瀬 玲音
はひたすらスコップで雪の壁を削っていた。
愛車である子供用マウンテンバイクがあっても、さすがに雪の上には乗れないだろうし……ということで横に立掛け、ケーキに向かってまっしぐら! のはずだったのだが、雪の高さとあまり身長差がない為、前がよく見えない。そしてそのせいで、どうにも真っ直ぐ進む事ができないでいた。
「ねえ、君何してるの?」
「見てわかんないかなー? かなー? 雪かきだよ!」
「うーん、蛇行運転みたいになっちゃってるかなー??」
その言葉に、玲音は声を掛けてきた人物へと顔を向けた。小学生くらいの女の子で、自分より少し年上かな? と玲音が思ったその相手は、ろっこんの力で小学生へと姿を変えた
木鈴 寧々子
だ。
「おねーちゃんも、雪かきするの?」
「うーん、私はどっちかっていうと遊びたいかな」
「ボクは巨大ケーキが食べてみたいから、雪かきをあきらめないよ、よ!」
小学生の純粋さ、とはこういうものなのかもしれないと寧々子は思う。そういえば、自分も昔はそうだったのかもしれない。玲音のケーキへの思いに微笑ましくなって笑うと、ポケットに入れてあった棒付きの飴を玲音の口元に寄せた。
「これあげる、頑張ってね」
「わ、いーの? の? ありがとー、おねーちゃん!」
ぱくっと飴を咥えて、玲音が笑う。そんな玲音に、あっちの方でも雪かきをしているから、そっちを手伝った方がきっと早いよと寧々子は教えてあげた。
「うーん、いつかたどりつくまで、なんどでもちょうせんしようと思ってたけど……」
「皆で雪かきするのも、きっと楽しいと思うんだよねぇ~」
「……うん、じゃあそうしてみようかな! いってきまーす!」
「うん、いってらっしゃーい」
ふふ、と笑って見送って、寧々子は口の中の飴がもうすぐなくなりそうだなと思う。飴が全部溶けてしまったら、大人の姿に戻ってしまうから、その前に着替えた方がいいかもしれない。そのうち、巨大ケーキに繋がる通路はできるだろうし、スイーツを食べるのには大人の姿に戻っておいた方がいい。遊ぶのはそのあとでもきっと遅くはないだろう。
そして彼女は、また誰もいないところに向かうのだった。
スノーダンプを手にして、せっせと雪を運んでいるのは
早坂 恩
と
恵御納 理沙
の二人だ。
「ふぅ~、もう少しかしら? 結構掘り進んだわよね」
「そうね~、これだけ頑張ったらケーキまではもう少しよね~」
二人とも頬は雪かきという運動のおかげで赤く、ほんのり汗ばんでいる。風邪を引かないだろうかと恩が心配すると、冷える前に汗を拭いてしまえばいいと理沙が言う。
手持ちのハンカチで首筋や人前で拭ける範囲の汗を拭うと、それをポケットに仕舞ってもう少し頑張りましょうかとスノーダンプを押した。
「あのケーキって、持って帰れるかしら~。持って帰れるなら、旦那様と娘にも食べさしてあげたいわ~」
「えっ!? あ、あの失礼かもしれないけれど、奥様なの?」
「うふふ、そうなの~寝子高に通う娘がいるの~」
完全に虚を衝かれて、恩はその手を止める。何せ、理沙の外見は10代後半の少女にしか見えない。しかも金髪碧眼で小柄、とにかく人妻であるようには見えなかったのだ。年齢を聞いてみたくはあったけれど、女性に年齢を聞くのは失礼よね……と恩はぐっと堪える。
しかし高校生の娘がいるということは、三十代であることは間違いないだろう。人体の神秘……恩はそう思うことにした。
「あ、私も寝子高生なのよ、2年生なの」
「あら、そうなのね~! 私、寝子祭にも行ったのよ。旦那様と一緒に回ったのだけど、とっても楽しかったわ~」
「ふふ、そう言ってもらえると嬉しいわ! 準備を頑張った甲斐があるってものよ♪」
寝子祭のどこかで擦れ違ってたかもしれない、なんて話で盛り上がれば、雪かき作業も楽しいもの。もうひと頑張りと、二人は笑ってスノーダンプを押すのだった。
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シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月24日
参加申し込みの期限
2015年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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