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Snow Snow Sweet!
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●冷たいけれど、甘い一日の始まり
窓から差し込む朝の光が普段目にしするよりもキラキラしていて、起き上がってみれば肌寒い。これは雪でも降ったのだろうかと期待して外を見れば、思ったとおりに広がる銀世界。
いつもより暖かい格好をして、まっさらな雪に足跡を付けてみたい! 雪遊びしてみたい! あの雪が甘くて美味しいスイーツだったら……なんて大人でも、子どもでも思ってしまうのも仕方ないこと。
そして、いつもの不思議に巻き込まれるのも、だ。
トンネルを抜けると雪国であった……と言うのは有名な文章だが、玄関を一歩外へ踏み出した彼らに訪れた現象はまさにそれであった。そこは現実とは切り離された世界、ありえない程の白銀に包まれた寝子高グラウンドで、中央に巨大なケーキが見えていたのだから。
「テオがいるのだ! そして雪なのだ~これは全力で遊んで全力で食べるしかないのだ~!」
「シュー君、雪ですよ雪!」
「これは……やるしかないな」
何をやる気なのか。雪を前にテンションを上げるのは
後木 真央
、
椿 美咲紀
、
八神 修
の新聞部トリオだ。修が連れて来た黒猫のブラックが、にゃあと鳴いた。
周囲の目を気にしつつ、ちょっと照れくさそうに自分の頬を抓るのは
木鈴 寧々子
だ。古典的な方法だけれども、頬に走る痛みがこれは夢ではないと彼女に告げている。
「……あ、そう。夢じゃないわけね」
寝子島にはある目的があって滞在している彼女だが、この島にも雪は降るのかと思っていた矢先にこれだ。さて、どうしようかと辺りを見回すことにした。
「にゃーくんと雪遊びをしたいなーと思って外に出たけど、これは予想外だったよね!」
藍染めのバンダナを首輪代わりに付けている茶トラの子猫、にゃーくんの頭を撫でながら、
桜庭 円
がそう笑う。テオがいるならそういうことなのだろうと納得しているのだ。皆のお願いの中ににゃーくんのお願いも入っていたのかな? と問い掛ければ、にゃーんと嬉しそうな鳴き声が腕の中で上がった。
「うわー! テオすごーい!」
雪がいっぱいだと無邪気にはしゃぐのは
薄野 九月
だ。飛び込んだら埋まってしまいそうな雪を前にして、九月のわくわくはボルテージを上げていく。そして中央に見える巨大ケーキを見つめ、必ずあの大きなケーキを食べるのだと心に誓うのだった。
神野 マキナ
は雪と大きなケーキを感慨深げに見つめていた。確かに彼女は願ったのだ、皆で食べられる大きなクリスマスケーキなんかがあればいい、と。この現象が自分の願いももとになっているもならば、自分がするべきことは一つしかないだろう。
「食べ尽くすしかないな……!」
その笑顔は輝きに満ちていた。そしてその輝かんばかりの笑顔を浮かべるマキナに声を掛けたのは
鴇波 羽衣
だった。
「あ、マキナさーん! おーい!」
「やあ、羽衣ちゃん。羽衣ちゃんも来てたんだね」
「うんうん、玄関を開けると何故かここだったよ」
そして二人は雪を見つめながら思うのだ。雪よりも先に甘い物が食べたい、と。
暑い夏よりも、寒い冬の方が好きだ。そう思いながら目の前の雪を見つめるのはモスクワ出身の
ナタリア・シシロヴァ
だ。
「……ハラショー」
思わず口を衝いて出た言葉にナタリアは背筋を伸ばす。一瞬緩みかけた頬を押さえ、冷静に状況を分析する。テオのいう事が事実ならば、この故郷を思わせる雪は自分の願いも含んでのものなのだろう。その結果、彼女が導き出した答えは……地道に雪を除去し、その後にスイーツを食す、だった。そして彼女はそれを実行する――
「カエデ! カエデ! Snow fieldデス!」
「そうだな、見ればわかるな」
激しい温度差を見せるのは雪を前にはしゃぎ、ともすれば雪に埋もれる勢いのある
トワ・E・ライトフェロゥ
。そしてトワを護衛する立場ではありながら、その信念から対等に接している
夜海霧 楓
だ。
トワのテンションが100なら楓のテンションは20もあればいい方といったところだろうか。そしてトワは雪遊びもできる、ケーキも食べれるとあってやる気に満ち溢れているけれど、楓はケーキを食べきらないとここから出られないと勘違いしている為か表情が暗い。甘いものか……と呟きながら今にも走り出しそうなトワの腕を掴み、絶望に近い感情を抱きながら雪と巨大ケーキを見つめていた。
「す、すごい、ケーキ……ですね……!」
そしてすごい雪と、沢山の人がいると確認しているのは
錦織 彩
だ。ケーキは大好きだし、こんなに積もった雪は見たことがないのでちょっと楽しいかもと思っていたのだが、彼女は極度の人見知りなのだ。怖がりというか、ビビりというか……だから、知らない人が沢山いる時点でちょっと涙目だ。
「あ、錦織さん? 錦織さんですよねー!」
「ひゃああっはい、そうですうう! な、奈倉さんです……!」
知らない人ばかりだと思っていた彩にとっては救いの女神にも見えただろうか。声を掛けてくれたのは同じクラスの
奈倉 藍
だ。お互い神魂現象に慣れてない為か、見知った顔を見つけてほっとしたのは藍もだったのだけれど。
更に誰かいないかと目を凝らすと、
澪乃 澄佳
がいるのを藍が見つけ、声を掛ける。
「わわ、2組の藍さんと彩さんでないのさ?びっくりしたわあ」
雪もケーキもあるなんて、わやくちゃだけど天国みたいだし楽しむしかねえべさ! と意気込んでいた北海道育ちの道産子娘、澄佳は二人に笑顔を向けた。
せっかくだから三人で一緒に頑張ってみようかなんて話になって、彩と藍、そして澄佳は雪と巨大ケーキに挑むのであった。
「これ、本当に全部雪なんですか? 凄い……!」
そう感嘆の声を上げるのは
結梨亜・カールシュテイン
。スウェーデン人の父と日本人の母を持つハーフの女の子だ。ただし生まれも育ちも日本の為、日本語以外はわからない。
ぱっと見れば日本人には見えないその容姿から紡ぎ出される流暢な日本語に驚かれることもあるのだが、本人からすれば普通のことだ。逆にハーフだから英語も出来るのだろうと思われる方が苦痛なくらいだ。
そんな彼女も、この雪と中央に堂々とそびえる巨大ケーキに思いを馳せていた。食べたい、と。
「そんな気はしてたのよ……」
そう呟くのは
城山 水樹
だ。
朝から妙に冷えるので大雪でも降るのではないかと思い、厚着をしてマフラーに手袋と完全防備で外へ出たのだ。ただ、ひとである彼女が何故この世界に巻き込まれたのかは謎だけれど。
「夢……かな、本当はまだ布団の中なのかもしれないわね」
「おいしーケーキがあるゆめなんて、たべなきゃそんだよねー!」
夢かもしれないと、つい口にしていた水樹の言葉に思わず返事をしてしまったのは、同じくひとである小学1年生の
柚瀬 玲音
、活動範囲がやたらと広い、サイクルショップ"CatBiCycle"の娘さんだ。
マウンテンバイクで外へ、なんて思って外に出たのだけれど積もった雪道を走るのは危険だ。家の中に戻ろうと思ったら何故かここにいたのだ。
ならばこれは夢なのだろう、だったら楽しんだ方がいいよねと二人は頷きあうのであった。
そしてここにも一人、これは夢なんだろうと漠然と思いながら立ち尽くすのは生徒会会計を務める
早坂 恩
だ。
「猫さんが喋ってるなら……そうね、これは夢なんだわ。なんだかケーキもすっごく大きいのが見えるし」
学校にスッゴイ雪が積もったのねぇ、なんて思いはしたが、よく考えると外の雪をちょっと触ってみようくらいの軽い気持ちで暖かめの服とコートを着込んで外に出たのだ。いきなり学校の校庭に出るなんてありえない。
「でも、ケーキが美味しそうだからちょっと雪かき頑張ってみるのもいいかもしれないわねぇ」
激しい運動は苦手だが、他の人と協力しながらなら大丈夫だろう。そう思いながら、へその辺りまである長いみつあみを揺らして雪の壁へと向かった。
「あら……あら~?」
突然の大雪と巨大ケーキに困惑の声を上げたのは
恵御納 理沙
だった。
確か雪が降っているから少しだけ外に出てみようと思ったはずだったのだ。それなのに、何故か娘が通う寝子島の高校のグラウンドにいたのだ。
普通なら取り乱すところかもしれない、けれど彼女は……天然だった。そういうこともあるかもしれないわね~と、すぐにのほほんとした笑みを浮かべたのだ。
そして、トナカイフードを被った猫……
テオドロス・バルツァ
を見つけ、あら、トナカイフードの猫ちゃん! と近寄っていったのだった。
楽しかったり美味しかったり苦しかったりする、それぞれの冷たいけれど甘い1日が始まろうとしていた。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月24日
参加申し込みの期限
2015年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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