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Snow Snow Sweet!
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●雪かきにする? それとも雪遊び?
「雪遊びだろう」
「雪遊びなのだ!」
「雪遊びなのですよー!」
誰ともなく言い始めたのは新聞部トリオである
後木 真央
、
椿 美咲紀
、
八神 修
である。さすが迷いなくテオにソリとスキー道具を求めただけのことはある。スキーが出来る斜面がないか、部室棟のある方まで見に行っていたのだ。
残念ながら部室棟のある方は見えない壁のようなものがあって、先へと進むことができなかった。校庭部分だけが立ち入れる範囲なのだろう。
だからといってスキーを諦めるにはまだ早い。校門側からぐるりと一周するつもりで歩いてみれば、丁度斜面のようになっている場所があるではないか。ただ、その上の方へ行くにはどうすればいいか……というのが現在の三人の議題であった。
「斜面を上るには少し雪がふかふかすぎるのだ~」
既に挑戦した真央が足元の雪を払い除けながら唸る。どうもここの雪は新雪、それもパウダースノーのようだった。雪かきをする分にはやりやすいのかもしれないが、上るには不向き。さてどうするかと斜面を見上げ、美咲紀がぽんっと手を打った。
「この斜面の横の雪壁に、階段のようなものを作るのはどうでしょう! 踏み固めれば新雪といえど上れるようになるのではーと思ったのですが」
「そうだな、スコップでそれらしく作ってみるか。斜面の上の平らな部分もある程度固めないと沈んでしまうかもしれないし……まずはやってみるとするか」
「思い立ったが吉日、善は急げなのだー♪」
後半の諺は確実に違っていたが、三人はスコップを手に階段を作りはじめることにした。サクサクと大まかな形を整える中、修の猫であるブラックは雪に大はしゃぎのようでスコップに削り取られた雪が描く放物線を追いかけては戻るということを繰り返していた。
少し遊び疲れたのか、修の足元でにゃあ、と鳴いて頭を摺り寄せる。
「疲れたのか? おいで」
にゃあん、と甘えた声で肩へとよじ登るのを愛しいものを見つめる目で修が眺める。
置いてきた猫たちも連れてくればよかったか……しかしそう沢山連れてきて迷子になっても困るしなと呟いて、ブラックの頭を撫でた。
そうこうするうちに、三人の連係プレーにより斜面へと続く階段が出来上がろうとしていた。ずぼっとはまらないように、スコップや足で踏み固め上っていく。
「完成なのですー!」
「初滑りは真央ちゃんなのだ! 食べる前の運動なのだー!」
斜面の上の雪をわしわし踏んで足跡を付けながら踏み固める美咲紀の横を、真央がスキーで滑り降りていく。
「楽しいのだあぁぁぁぁぁ!」
「ちゃんと止まるんだぞ、真央」
「きゃっほーーーー!!」
その後ろを、ブラックを肩に乗せた修がゆっくりとスキーで滑り、さらにその後を美咲紀がソリで滑って行く。美咲紀の実家は雪が降るところではあるが、こんなに積もるようなことはない。だからだろうか、いつもより美咲紀のテンションも高い。
「憧れの遊びだったんですよ! 真央ちゃんも一緒に乗ろうよ!」
「む、一緒になのだ? それじゃ前に乗るのだ~」
「もう少し遊んだら、雪かきもしに行くからな」
「はいっ!」
「はいなのだ~! それまでは、めいっぱい遊ぶのだ~!」
かくして二人乗りのソリは一人乗りの時よりもスピードを上げて斜面を滑り降りていくのであった。
新聞部トリオが作った階段の少し横で、雪だるまを作っているのは
トワ・E・ライトフェロゥ
だ。その横ではげんなりとした顔で
夜海霧 楓
がトワの雪だるま作製を見ている。
「Snow man いっぱい作るよー! いっぱい、いっぱいデス!」
そう言って張り切るトワの横には、既に大小様々な雪だるまが並んでいる。その光景はマトリョーシカのようでもあり笠地蔵のようでもあり、トワはとにかく楽しそうだった。
「お嬢様が楽しそうで何よりだわ」
「カエデ、いっしょに作るデス!?」
「作らねーよ、雪かきもしねーで何で延々雪だるま作ってんだよ。皮肉に決まってるだろ」
嬉しそうに振り返ったトワは楓のつれない返事にもめげずに笑うと、金色の髪を揺らしながらまた雪だるまを作り始める。
あれか、前世の業とかそういうやつなのか。雪だるまを延々作り続けないといけないような、そういうやつなのか。そんなふうに楓が思い始めた頃、トワが楓に振り向いた。
「Snow man いっぱい、できたデス!」
「そうだな」
「ともだち、いっぱい、コレでさみしい、ないデス?」
「あー……」
察するに、ひとつ作ったところで雪だるまが寂しそうだと思ったのだろう。それでトワは沢山の雪だるまを作っていたのだ。トワは、そういう優しい子なのだ。
「だからって作り過ぎだけどな……」
「どうしたデス?」
「いや、なんでも。寂しくないんじゃねえか、こんだけ雪だるまがいれば」
「oh カエデの、オスシツキデス!」
「それを言うならお墨付きだ」
「oh……そうデシタ!」
一人は満足そうに、一人はやや呆れつつ雪だるまを眺め、雪かきに混ざりに行く為に歩き出した。
「わー、澪乃さんすごいですねー!」
「す、すごい、ですね…澪乃さん、雪かき、お上手です…!」
澪乃 澄佳
の勇姿に感嘆の声を上げるのは
奈倉 藍
と
錦織 彩
だ。
「そんなことねえべさ、あたしは慣れっこなだけで……でも、そう言ってもらうとやりがいもあるってもんだねえ」
少し照れたように澄佳が笑いながらスコップで高いところを掬って軽くしてから、スノーダンプで残りを一気に運び出していた。彩も見様見真似でやってはいるものの、なんだかヘロヘロしている。藍も頑張っているけれど、道産子ガールには敵わない。
「じょんばの使い方は慣れだからねえ」
「じょんば?」
「ああ、スコップのことをそう言うんだ、方言だねえ」
なるほどー、と頷きながら藍は休憩とばかりにちょっと座って何やらしているようだ。彩はへろへろしながらもかき出された雪を邪魔にならないところへ運んでいた。そしてふと、藍の手元に可愛らしいものが並んでいるのが見えて声を掛けた。
「そ、それ……雪だるま、です……?」
「ふふー、そうですよー! これが私で、こっちが澪乃さん。これが錦織さんですよー!」
そう言って見せてくれた雪だるまは、どことなく三人に似ているような気がする。
「あ、ありがとう、ございます……すごくかわいい……嬉しいです……」
三つ並んだ雪だるまが、まるで仲良しの友達みたいで彩は心がふんわり温かくなるのを感じる。こんな風に、もっと二人と仲良くなれるだろうか? なりたい……二人とこの雪だるまみたいなお友達になりたい、そう思った。
「二人とも何してるのー? あ、雪だるまやねえ。三つ並んでるの……あたしたちみたいだねえ」
「澪乃さん正解ー! この雪だるまは三人に似せて作ったつもりなんですよー」
「なまら可愛いべさー! 作ってくれてありがとねえ」
そのまま少しの間、三人でわいわい喋って小さな雪だるまを増やしたり……それはまるで、彩が望んだそのものの風景のようだった。
「しゃっこいけど、素手の方がぎゅっとしっかり握れるんだよねえ。でも、かじかまないよう気をつけて?」
「た、確かに、素手の方が綺麗な雪だるまが……でも、つ、冷たい……!」
「ちょっと冷えてきちゃったねー。よーし、それじゃまた雪かきしに行きましょうかー!」
立ち上がり、作った雪だるまを三人で眺めて、ふふっと笑いあう。そうしてまた雪かきを再開するのだ。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
加持蜜子
シナリオタイプ(らっポ)
シルバーシナリオ(150)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
定員
20人
参加キャラクター数
19人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月24日
参加申し込みの期限
2015年12月31日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月31日 11時00分
参加キャラクター一覧
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