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●アーサー王伝説
九夜山に突然光の柱が出現した。その光の中から1人の若者が現れ、言った。
自分は、アーサー王だと。
その光景は
サキリ・デイジーカッター
の前で展開されたが、彼はそれを淡々と受け止めていた。胡散臭さてんこ盛りだが、まあ寝子島は不条理が日常茶飯事なのだ。実際、彼自身騎士の亡霊と出会ってみたりと、不思議に対する耐性は売るほどついていた。
サキリが反応したのは、「エクスカリバー」という単語だった。アーサー王と名乗る若者は、1度は手にした聖剣エクスカリバーをなくしてしまい、マーリンの魔法で剣を探しにこの世界に来たというのだ。
「エクスカリバーか……」
「そうだ。この世界の事は私は全くわからぬ。そなた、一緒に探してはくれまいか?」
自分の失態でなくしたにも拘わらず、アーサー王は気軽な調子だ。最初の剣も戦いで折ってしまう、後に実の姉とは不倫してしまう、そして妻は部下に寝取られると、サキリはアーサー王伝説を知っているだけに、かなり不安になった。
しかし。とサキリは考える。アヴァロンで鍛えられたという伝説の聖剣エクスカリバー。魔法の力が宿り、鞘を持つ者はどんな攻撃でも傷を受けないという。そんな聖剣を目にする機会などまずありはしない。刃物好きの自分が出す答えは決まっていた。
「わかった。協力しよう」
アーサー王は元からサキリがそう言うのを知っていたかのように、満足そうに頷いた。
とは言ったものの、アーサー王は全く役には立たなかった。何せ彼の持つ情報といえば、「聖剣はこの島にある」という事だけだったのだ。
仕方なくサキリは提案した。湖に行ってみないかと。
聖剣は元は湖の貴婦人から譲り受けた物だ。寝子島なら三夜湖辺りが怪しいとサキリは睨んでいた。
「ほう、湖か。で、どこにあるのか?」
「この山の頂上付近だが」
「では、あれに乗っていこう」
ビシリ。
王様はロープウェイを指さした。
ゴンドラでの空中散歩は王様のお気に召したらしい。「マーリンでもこんな凄い魔法は使えないぞ」と乗っている間中彼は大騒ぎだった。
何だかサキリはお守りをしている気分になってきた。まあ、エクスカリバーをなくしてもへこたれない所は確かに大物かもな。
そうして頂上に着いてから、2人は三夜湖に下りていった。辺りはしんと静まりかえっており、人影はなかった。
予感がした。アーサー王が「舟を出してくれ」というのも素直に聞けた。貸しボートを一隻拝借し、サキリはアーサー王を乗せ、湖の中心に漕ぎ出した。
そこは、静寂の世界だった。薄暗い三夜湖の湖面が、一箇所だけぼうっと明るく光っている。そこに、女性の腕が出ていた。三夜湖に聖剣エクスカリバーが浮かび上がる。
アーサー王は腕から剣を受け取る。そして鞘から出して高々と剣を突き上げた。光を受ける彼の姿は確かに伝説の王であり、サキリは自然とその場に跪き、頭を垂れた。
「……助かったぞ、サキリ」
剣を鞘に収め、アーサー王はサキリに礼を言う。サキリは静かに首を振った。
「いえ、僕はなにも。おめでとうございます、アーサー王」
「ふっ、今更そんな口調はやめてくれ。私は父が母を騙して産まれた子だし、引き抜いた剣を折ったりと散々なんだよ」
それでも、とアーサー王は呟いた。
「湖から聖剣を取る事を選んだのは私なんだ。この先何があろうとも。私は、剣を取る事を選んだのだ」
アーサー王の体全体が光り輝き、その輪郭を失っていく。
「サキリ、お前はもう選んでいるのだな。そんな目をしている。……ああ、残念だ。お前とはもっと話をしたかった」
アーサー王が差しだした手を握る直前。最後の光の粒子が消え、ボートの上にはサキリ1人になっていた。
「過去の王にして未来の王、か」
アヴァロンの地で傷を癒した彼にまた会ってみたいな。そう思いながらサキリは岸辺に向かって静かにボートを漕ぎだした。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
KAN
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
SF・ファンタジー
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年12月06日
参加申し込みの期限
2015年12月13日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年12月13日 11時00分
参加キャラクター一覧
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