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恐怖! ○○しないと出られない部屋!
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哀坂 極夜
は姉の時音の奇行に目を逸らした。
(相変わらず酷い姉でした……)
さて気持ちを切り替えよう。
極夜の前には想い人である
矢萩 咲
が、横には恋のライバルの
七峯 亨
がいる。
キスをしなければこの部屋から出られないと聞いたとき、真っ先に極夜と亨は矢萩に向かってキスをしようと迫った。
だが……。
「キ、キスなど……、そんな唇同士で接吻なんて、それはお互いの将来の事を考えてだな……!? つ、つまり、唇以外でしよう、2人とも!!」
矢萩はこの主張を曲げようとしなかった。
これには男2人はいささか不満げだ。
「そう言わずに、ちィと唇を拝借だ、姐さん? なぁに、化生畜生、大いに結構。ただし貴女の目の前に居るのがそれと言うなら、容赦は期待せず覚悟も出来ているワケですね? もしまだなら、今からどうぞお覚悟を♪」
そう言ってクイッと矢萩のあごを自分の方へ向ける亨。
しかしそれをすかさず極夜が阻止した。
「1人だけ除け者にしないでください。えっと……、すみません、咲先輩。ここから出る為にも……咲先輩にご協力をお願い出来ませんか? 流石に男同士でという訳には、ね……?」
「勘弁してくれ、こっちだってそれは願い下げだぜ……」
極夜の苦笑いに亨は思わず肩をすくめた。
「とはいうものの、困りましたね。咲先輩の唇はひとつ。私か亨が独占してしまたら、どちらかが助からない可能性があります」
極夜が腕を組みながら思案する。
それに矢萩が首を横に振って声を上げた。
「そ、それは駄目だ! みんなで助かるべきだ! 平等に助からないと!」
「じゃあ、キスしていいですね、姐さん……?」
隙あらば顔を近付ける亨に矢萩は緊張と混乱で目を回していた。
「こら、亨。抜け駆けは許しませんよ?」
極夜に肩を掴まれた亨は、悔しそうに苦笑いしながら告げた。
「やむを得まい……。本当は独占したいが、極夜がいるなら話は別だ。このノンキス勢には地獄のような空間に置いていくのも忍びない、ここは3人で助かろう――」
「わ、私は結局キスされてしまうのか……!?」
わなわなと体を震わせて感情を我慢する矢萩。
……ちょっと昔の記憶の恐怖が、心の奥から顔を覗かせる。
しかし、極夜と亨は矢萩の手を優しく握った。
左右の手から伝わる彼らの体温はじんわりと温かい。
その体温が、矢萩の記憶の中から2人からもらった明るい思い出を呼び起こす。
(この2人は、本気で私を助けようと考えてくれているんだ……!)
肉の欲望からではなく、精神的な愛情、感謝、尊敬といった純白の感情が矢萩の心へ流れ込む。
自然と彼女の目から、涙がこぼれ落ちていた。
突然、涙を流した矢萩に男どもはただ狼狽するしかない。
「……ああ、驚かせてすまない。キスが嫌、というわけではないのだ。この涙は……、そう、嬉しいのだ。2人が、咲のことを本気で真っ直ぐに想ってくれることに対して、とても感動したんだ……」
「姐さん……」
「咲先輩……」
亨と極夜は互いに矢萩の手を握る力を強めた。
その握力でさえも愛おしい。
「分かった。咲も腹を括ろう……。ただし、唇以外という注文は譲らないつもりだ!」
この言葉を待っていたとばかりに、極夜が動き出す。
「では……すみません、失礼しま……」
「それなら他で遠慮なく! 姐さん!」
亨が一足早く矢萩の髪にキスをした。
「む、亨。だから抜け駆けはしないでください」
「極夜、姐さんからお許しが出たんだ、いの一番にキスしない手はないだろ?」
亨は髪だけに留まらず、頬、喉に腕にと口づけをしていく。
ところで、男性が女性にキスをする場所に特別な意味が込められていることをご存知だろうか?
髪は『思慕』、頬は『厚意』、喉は『欲求』、腕は『恋慕』である。
まるで、亨がいままで矢萩に抱いてきた気持ちの変遷を辿っているかのようだ。
「き、亨君……、もっと優しくして……?」
矢萩は懇願するが、亨は首を横に振った。
「すいません、姐さん。それは聞けません。だって……俺、もっと姐さんにキスしたい。姐さんのことが、愛おしいんです」
「え、ちょっと、そこは……!?」
亨は矢萩のブラウスの第二ボタンを外すと、はだけた胸元にくちづけをした。
胸元のキスの意味は……。
「だって姉さんは、『俺のもの』ですから」
そこで初めて、ねぶるようにじっくりと胸元へキスをした。
矢萩の体が小刻みに震えた。
「ちょっと待ってください。それは聞き捨てなりませんね」
ここで極夜の攻撃回に変更だ。
上半身を亨が独占しているので、負けじと極夜は矢萩の下半身にキスをしだした。
「咲先輩……、許してください……!」
罪悪感を抱きながらも極夜は露出している部分を優先的にキスしていく。
「でも、私だって……あなたを世界一、愛しているんです……!」
手の指先(賞賛)、腹(想いの回帰)、大腿(支配欲)、爪先(尊敬)とゆっくり優しく唇を這わせる。
「極夜君……優しい……。んぁっ……、でも、亨君の荒っぽいキスも素敵……!」
上下で静と動の対照的なキスを浴び、次第に精神が綻んでいく矢萩。
もとより敏感体質の彼女にとって、この仕打ちは彼女の雌の本能を一気に呼び起こすのに充分すぎた。
胸元は上下に大きく動き、呼吸が荒くなる。
体は1秒ごとに朱く染まっていく。
心臓がいままで聞いたことのないような速さと音量の鼓動を彼女の体内で刻み続ける。
男2人もいつしか行為に没頭して、キスをすることよりも矢萩に快楽を与えるために唇を吸い付けることが目的に成り代わっていた。
現に、矢萩の衣服はいつの間にか2人によって最小限まで脱ぎ捨てられていた。
そして男2人の肌と肌の温度の交換が病み付きになっていた。
「やだぁ……、2人ともえっち……。そんなに……咲のことを求めてくれるなんて……」
今まで満たされなかった矢萩の心の空白が急速に埋められていく。
矢萩は気付いてしまった。
(2人が愛してくれるから、今、咲は満たされてるんだ……。恋人は1人につき1人? この2人のどちらかを選ぶ? そんなこと咲には……)
――出来るわけがない。
矢萩の心は熱病のように浮かされていた。
2人の愛のおかげで、矢萩は過去の悪夢から今、解放されようとしていた。
自分の正直な気持ちに今向き合い、黒い感情に手を伸ばそうとしていた。
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3人まで
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恋愛
コメディ
ホラー
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年11月09日
参加申し込みの期限
2015年11月16日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月16日 11時00分
参加キャラクター一覧
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