this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
さまよいアルク 第三章~かそけき生命を慈しむ地下樹木園
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
9
つぎへ >>
【もふもふまったり】
気ままに色んな人のところを回っては、抱っこされたり撫でられたり……という、八方美人なアルクが次に姿を見せたのは、
鴇波 羽衣
と
八神 修
のところです。
「あ、来たんだねーアルクちゃん♪」
広い芝生の上、何やらバスケットを並べている羽衣が笑いかけると、機嫌良くみゃあとひと鳴き。修の愛猫、すっかり仲良しな子猫のブラックがとてとてと駆け寄って、さっそくころころ、ころんとじゃれ合いを始めました。
「それにしても、この世界は気持ちが良いところだな。ブラックもアルクも、気に入ったかい?」
なんて尋ねてみますと……にゃんにゃん、ふにゃん! 二匹で芝生の上を転げ回っているのを見ますと、大変お気に入りのようです。
「はいっみんな、お弁当だよ~」
ぱか、と羽衣がバスケットを開きますと。そこにはあまり見たことが無いような形ながら、色鮮やかで瑞々しく美味しそうな果物や木の実が、ぎっしり! 近くにある木のうろの中に作られた休憩所では、こういった動物たちのための食べ物がどっさり、いくらでも食べられる、とのことでして。ふたりはそれらを籠に詰めて、こうして明るい光の下で食べることにしたのでした。
「ちょっとしたピクニック、というところだな」
「うんうんっ。本物のお日様じゃなくても、気持ちが良いね~」
ふたりと二匹は、のんびり。ちょっぴりあたたかさすら感じる、発光植物の輝きに照らされて、ぽかぽか。こりこりと歯触りの良い木の実やら、お菓子のように甘い果物をつまみながら、ブラックやアルクの毛並みを思う存分になでなで、もふり。まったりとしておりましたら、
「わぁぁ、楽しそうだねぇ!」
「お外で食べるあまーいフルーツがまた、美味しいのよねぇ」
わいわい。修と羽衣を取り囲むように、興味を惹かれたらしい動物たちが、どんどん集まってきます……なんとももふもふで、ふかふか! 可愛らしい彼らにぐるりと包まれたなら、羽衣の瞳はもう、瞬く間にきらきら。輝き始めるのです。
「じゃ、みんなで一緒に食べよっか……あ!」
と、その時。喜んでバスケットの中身をつまみ始めた動物たちの中に、羽衣は、見つけてしまいました。彼女の大好きな、と言いますか自身も時にそんな風に例えられたりする、お気に入りの……そう!
「ももんがだー♪」
「わぁ?」
ついつい抱き締めてしまって、気付きます。ぽりぽりと木の実をかじるももんが風の小動物は、形こそ見慣れたものと似てはおりましたけれど……ふんにゃり、くにゃん。まるでぬいぐるみのようにふわふわで、柔らか!
ももんがくんはちょっぴりびっくりしながらも、
「あ、こうやってむぎゅーってされてると、あったかくって、きもちいいね~。ねえねえ、しばらくこうしてていいかなぁ?」
「うん、もちろん! いつまでだって抱っこしちゃうよ!」
ぽりぽり。むぎゅむぎゅ、ふにゅん!
動物たちとの触れ合いを堪能する羽衣を眺めて、修は無防備にひっくり返ったアルクのお腹と、丸まったブラックの背中をすりすりなでなで。二刀流であります。
「何とも、心安らぐ世界だな。鴇波も楽しんでいるようで良かった……ん?」
「ああ、ここにいたんですね、アルク。わぁ、楽しそうですね!」
やってきたのは、
綾辻 綾花
です。
「綾辻も来たか。猫メモを充実させる作業は、進んだか?」
「はい、もちろん!」
ぴらりと開いて見せてくれるのは、共に旅をする仲間たちにもすっかりお馴染みとなった、彼女のお手製。目にした猫の毛色やら性格やら、余さず記録しているという通称、『猫メモ』! この森にも、猫っぽい特徴を備えた生き物はちらほらと見られまして、先ほど背中に乗せてもらった翼猫も含めて、メモの中に加えられた猫たちは、けっこうなページ数となったのだとか。
ほくほくな彼女へ、修は集まった動物たちのもふもふな塊を指差して、
「そうか、それは何よりだ。ところで、そこにも一匹……というか、三匹というか。変わった猫がいるぞ」
「えっ、どこですか、どの子ですか?」
きょろきょろと探してみますと……修の言う猫は、いえ猫たちは、確かに芝生の上へ寝転んでおりました。白猫、黒猫、白黒のぶち猫……なんと、三つの首を持つにゃんこ!
「これは……新しい! でも可愛らしいです♪」
さすがに少々驚いてしまいながらも、言わば一匹で三匹分の可愛らしさ。綾花はやっぱり微笑んで、いそいそと猫メモへペンを走らせ始めます。
その後ものんびり、木の実や果物を味わったり、ごろごろしながら動物たちと遊んだり……次第に彼らは、うとうと。羽衣はふにふに柔らかいももんがをむぎゅっと抱いて、綾花も三つ首にゃんこと一緒に丸くなりながら、ぽかぽかあたたかい光の中で、しばしのお昼寝タイムです。
修は、アルクとブラックに加えて、一緒に丸くなったもう一匹の猫……と思いきや、尻尾は狐のようなふかふか、言わば狐猫とも呼ぶべきでしょうか? ともかく三匹に囲まれて、穏やかに笑いました。
「ああ、満たされるな……これで参考書や、問題集があれば完璧なんだけどなぁ」
「……修くんは、あいかわらずだねぇ……むにゃむにゃ」
大樹の半ばにぽっかりと開いた、大きな穴。うろの中には背の低いテーブルと、その上に並んだお皿には山盛りの、木の実や果物……それに透き通って綺麗な色の、樹や花の蜜を使ったジュースも! お行儀よく卓に着いた動物たちが、そうした食べ物や飲み物を楽しみながらに、のんびりとひと休み。
ふわりと食欲を誘う香りが漂う休憩所の一角で、
恵御納 夏朝
はカラフルなクルミのような木の実をひとつ取り、赤く色づいた殻をしげしげと眺めます。
「割ってみなよ、簡単だから。ほら」
そう言って勧めてくれるのは、全身がモコモコの毛に覆われている、毛玉みたいに小さな、リスのような小動物です。見れば彼らはそこらじゅうにいて、わらわらと大量に集まっては、山盛りフルーツのお皿をよっこいしょっと協力して持ち上げテーブルへ運んだり、カラのお皿を下げたり……何とも甲斐甲斐しく、給仕のような役割を担っているようです。
そんな毛玉リスたちが、口々に、
「おいしいよ、食べてみなよ!」
「ぱこんって割れるよ、かんたんかんたん」
「ほらほら、やってみなよ~」
「うん……こう、かな?」
なんて言ってくれるもので、試しに殻を両手で持って、ちょっぴり力を入れてみますと……ぱこんっ。本当に簡単に割れて、夏朝はその中身をひとつまみ、ぱくり。甘くて、ちょっぴり渋みがまた甘さを引き立てて、
「……! 美味しい……」
「でしょ、でしょ?」
毛玉リスたちは嬉しそうに、ちいちいちい! 声を上げました。
「日持ちするものっていうと、これと、それにあっちの緑のと……あ、あっちの青いやつはおススメ、絶品! でもすぐに傷んじゃうから、ここで食べてったほうが良いよ。その隣の、葉っぱがついてる紫のは、けっこー長持ちするはずだよ」
「ありがとう……でも、こんなに持って行って、いいの?」
毛玉リスは夏朝や仲間たちのため、澄み切って美味しい湧き水と、長旅にも持っていけそうな木の実や、ドライフルーツにした果物各種をいくつか選んでくれました。それも、丈夫で大きな花びらで作ったポーチの中に、あふれんばかりに!
「大丈夫だよ、このくらいじゃ全然、ぼくたちの分が無くなったりはしないから」
「豊かな場所なんだな……ありがとう、助かるよ」
「うん、次の世界でも、何があるか分からないからね。これはありがたいな」
夏朝と同じく食糧調達係を買って出た
鴻上 彰尋
、それにお風呂から上がってサッパリ。薬草の良い匂いを漂わせる
サキリ・デイジーカッター
も、花のポーチへもらった食料を詰め込みながらに、お礼を述べました。
動物たちとの橋渡し役、白黒アルクは興味深げに、彰尋の手にしたポーチに前足をかけて覗き込み、ひくひくとしきりに鼻を動かしております。それを見た夏朝が、
「そういえば……アルくんも少し、疲れてたり、しない?」
心配そうに、ぽつり。
何しろ寝子島を後にしてからこちら、彼らは目まぐるしくふたつの世界を駆け抜けてきました。人間の彼らでさえ疲れが溜まっているのですから、身体の小さな猫には負担も大きいのでは……という、夏朝の配慮です。まぁ当のアルクはと言いますと、ふにゃあと眠そうにあくびをしたくらいで、そんなに弱って見えるわけでも無かったりしますけれど。
ともかく彰尋が、ひょいと白黒毛並みを持ち上げて、ぽふん。夏朝へ手渡しながらに、
「そうだな、アルクも休めておいたほうが良いかもしれない。一緒にゆっくりしておくといい、後はやっておくから」
「いいの……? ありがとう……じゃ、あっちで何か食べて、お昼寝しようか。アルくん」
毛玉リスたちにアルクでも食べられそうな木の実など見繕ってもらい、テーブルのほうへ歩いて行く夏朝を見送ると、彰尋とサキリはポーチの中へ、せっせと食料を詰めていきました。
<< もどる
1
…
2
3
4
5
6
…
9
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
さまよいアルク 第三章~かそけき生命を慈しむ地下樹木園
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
さまよいアルク 第二章~太陽と月を孕む鏡面湖へ至る荒野
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月25日
参加申し込みの期限
2015年11月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!