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さまよいアルク 第三章~かそけき生命を慈しむ地下樹木園
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【森は穏やかに】
「どこだココー!?」
この奇妙な旅においては、不思議なことに、時間の流れというものは必ずしも一律では無いようでして。目の前の突拍子もない光景に叫んだ
楢木 春彦
もまた、友人知人からは少々遅れてのご到着でありました。
おかげで右も左も分かりませんもので、
「何だよもー、また神魂とかじゃねぇだろーなぁ……」
「あれーっ、春彦君も来てたんだねぃ♪」
やっ、なんて現れた、年を気にせず話せる気さくな友人。
呉井 陽太
のいつもの細目には、彼とて安堵したことでしょう。
「来てたんだねぃ♪ じゃねーよ呉井、どーなってんだコレ? 気付いたらここにいてさー」
「あー。これはね、アルクって猫と、とある宝石が関係しててねー」
「猫に、宝石? アルク?」
「あ、ほら」
見たことも無いこんな場所で出会った陽太の存在は大変にありがたくも、あっという間にいつもの調子を取り戻したあたり、春彦くんの度胸の座りっぷりもなかなかですけれど。
それはさておき……ばっさ、ばっさ。豪快に翼を打つ音に見上げれば、目の前を横切り飛んでいく……羽の生えた、でっかい猫!
「……猫って、バカでっけぇあれか? あれがアルク?」
「いやいや。背中に乗ってる、綾花ちゃんが抱っこしてる、ほら。白黒の」
よくよく見ますと確かに、大きな翼猫……とでも言いましょうか。乗って飛べるほどに大きなにゃんこの背には、気持ち良さそうに風を受け、こちらへ向かって手を振る
綾辻 綾花
の姿がありました。その腕にむぎゅっと抱っこされて、これまた気持ち良さそうに目を細めている、毛並みが半分ずつ白黒のちょっぴり変わった猫、アルク。
陽太が言うには、あの猫がどうやら、この旅のキーとなる存在であるそうなのですけれど……春彦は、何とはなしにひらひらと手を振り返しながらも、ぱちくり。目をしばたかせております。
「まぁ、無理も無いよねぃ。春彦君、あっちに休憩所みたいのがあるらしいから、行ってみよっか? そこでゆっくり話そー♪」
「……そーだな、頼む。っつーかさぁ、呉井」
「うん?」
歩き出して初めて、自分があんまりにも大きな葉っぱの上に立っているということに気付いて、うおっ! なんて声を上げつつも。春彦くんは真面目くさって、言いました。
「猫に宝石って、ソレ言うなら小判じゃねぇ?」
「あっはっはー、春彦君うまいなぁ♪」
というわけで……ここは、大樹林! それもどうやら、地下の岩盤のようなところをぽっかりとくり抜いた、巨大な地下洞窟の中に生い茂る森であるようなのです。
「うわぁ……! すごい光景ですね……ほら、アルク、見える?」
頭上を見上げれば、きらきら。ぴかぴか。樹木に成る木の実や花、つぼみなどが、白や青に輝いております。この美しくきらめく発光植物たちが隅々まで照らしているおかげで、地下洞はまるで、地上の昼のような明るさです。
もはや当たり前のように綾花の腕の中に納まっている白黒猫は、そんなまぶしい光を見上げて、のんびり、にゃあん。
「あそこがね~、食堂とかお昼寝できるところがある、休憩所だよ~。美味しい木の実や果物がね、いくらでも食べられるんだよ~」
なんて可愛らしい声で教えてくれるのは、綾花が背中をお借りしているところの、翼猫です。なぜだか周囲の異なる言語を相互に翻訳してしまうという、不思議な猫アルクの不思議な力は、この第三の世界の主な住人であるらしい奇妙な動物たちの言葉、その意味までも旅人たちへと伝えてくれました。
並び立つ巨木の合間を、ゆっくりと抜けて飛ぶ翼猫。びゅう、と心地良い向かい風に、綾花はぱたぱたとはためく髪を押さえながら、翼猫の首のあたりのもふもふ毛並みにむぎゅっとつかまって、
「素敵なところですね……あ。あれは何ですか? あの、くねくねしてる……」
「あれはね~、水の流れる滑り台だよ。プールもあるよ、すっごく楽しいんだよ~!」
という大きな翼猫でも滑れてしまうらしい、チューブ状の植物を半分に割ったようなもので作られたコース。これはまさに、ウォータースライダー! 隣には大きな花の中に水を湛えたプールなどもあって、確かにこれでもかと楽しそう!
そちらへ向かうらしい、絡み合うツタで編んだ橋の上を歩く何人かの仲間たちが見えて、綾花は再び手を振ります。
「あっちの奥にあるのはね~、お風呂だよ。良いにおいのする葉っぱが浮かんでて、たくさん遊んで疲れちゃっても、すぐ元気になれちゃうんだ~」
「それは気持ち良さそうですね……あ、そうだ」
生き生きと楽しそうに案内してくれる翼猫へ、綾花はふと思い出して、尋ねます。
手を伸ばしたのは腕の中、アルクの首元。ちゃり、と持ち上げて見せた、茜色の宝石。
「猫さんは、この宝石を見たこと、ありませんか? 私たちはこの石に導かれて旅をしている……みたい、なんです」
アルクと、彼の首輪にはめられたこの宝石について知っていくことが、この旅のひとつの目的となっているようなのです。そのため、これまでの世界でも見てきたように、恐らくはこの世界にもまた同じ宝石がある……と、綾花はそう考えてはいるのですけれど。
くり、と首を回して見つめた翼猫は、
「綺麗な石だねぇ~。でも、うーん、ぼくは見たこと無いなぁ~?」
どうやら、知らないようです。
「ツリーアンたちにでも、聞いてみたら~? しゃべるのはゆっくりだけど、すっごく物知りだから」
「そうですか……では、そうしてみますね」
ツリーアン。この世界のあちこちに見る、動く樹木人たち……けれど、綾花は首をひねります。あの樹木人たちは、ふにゃあとひとつあくびをしたアルク、その首に提げている茜色の宝石を、何故だか、恐れているようなのです。
「夢? それとも異世界? これってもしかしなくてもパライソなのだ?」
きらきら、
後木 真央
の瞳は輝いて、期待に満ち満ちております。彼女もまた、時空の歪みか何かでしょうか、ちょっぴり遅れてのご登場……この不思議な旅へと招かれて、さほど時も経っていないところですけれど。いつだって元気な真央ちゃんのこと、あんまり気にしてない模様です。
「こんなところに来てしまったからには遊び倒すしか無いのだ、滑って飛び込んで食べたり飲んだり、楽しみまくるのだ~!」
「うんうん。ここはもうっ、楽しむっきゃないでしょ♪」
同意した
雨寺 凛
だって、もちろんそのつもりです。
何しろ、旅人たちが前回に駆け抜けた世界は、過酷な環境でありました。小さくも傷を負ったり、身体にも心にも、すこぶる疲労が溜まっていたところです。
そんな中、次に訪れたこの森はこれでもかとのんびり、穏やか。楽しそうなプールやらウォータースライダーやら、レジャー施設のようなアトラクションまで揃っていると来ては、心身を癒すためにも……ここは思いっ切り、遊ぶしかない!
「でも、水着はどうしましょう? さすがに服のまま泳いでしまうのは、後が大変でしょうしねー」
「あ、そうだね。どうしよっか」
ぽっくりと首を傾け、素朴な疑問を述べた
薄野 五月
。確かにその通りで、唐突に巻き込まれたこの旅に持ってくることができた物品は多くなく、着替えだって例外では無いのです。勢いのままにざんぶと飛び込んでしまっては、後々困ってしまうかもしれません。
という、そんなところへ……とてとてとて。
「あ、アルクくん!」
凛が名前を呼びますと、どこか嬉しそうにてててっと駆けてくるのは、綾花との遊覧飛行を終えて、今は気ままにお散歩中でしょうか? 白黒猫のアルクです。
「おおっ、これがウワサの白黒おネコさまなのださっそくモフモフなのだ~」
真央が両手を差し出して招くと、嫌がりもせずにぽふんとその腕の中に納まりにくる、人懐っこい白黒猫……と。
「良いモフり心地なのだなかなか愛い奴なのだ……あっ、そーなのだ!」
抱き上げたアルクをもっふり撫でモフしながらに、何かを思いついたらしい真央。
にんまり笑った、その視線の先には……のしのし。頭には生い茂る葉っぱが揺れて、手は枝、足は根がくるくると絡み合って動く、樹木人。大きな幹には人のような顔を持つ、ツリーアンと呼ばれる彼ら。
「凛ちゃん五月ちゃんのハナシだと、アルクが近くにいると言葉が分かるのだ? だったらあの樹の人に、頼んでみるのだ!」
思いもかけず訪れることとなったこの空間、地下樹林。旅の疲れを癒すにはもってこい! というわけでして。
旅人たちは一時、思いっきり遊んで、ゆっくりと身体を休めて……そして次なる旅に備えて、英気を養うことにしました。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
墨谷幽
前回シナリオ
さまよいアルク 第二章~太陽と月を孕む鏡面湖へ至る荒野
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
冒険
SF・ファンタジー
動物・自然
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月25日
参加申し込みの期限
2015年11月01日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年11月01日 11時00分
参加キャラクター一覧
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