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【お三夜】寝子島らんちゅう品評会〜お猫様はご遠慮下さい〜
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【猫天国?】
「刀ちゃん、助けにきたのだー!」
「後木? おっと」
後木が声をかけた瞬間に足下を抜かれそうになった御剣はイメージの撃鉄を落とした。
これだけの人の中ではろっこんは顕在化しにくい。しかし、ほんの一瞬だけ『加速』することはできる。
猫にダメージを与えたくないから、これで充分。
白黒の猫を優しく止めた。猫としてみれば、いつの間にか両手でキャッチされたのだから豆鉄砲をくらったかのように呆然としている。
「悪い、助かる。流石にこの数はきつい」
「おっけーなのだ! さあ、がおー、体力言語込みでおネコさまたちを説得するのだ、後で何でも貢ぐからって言っといて欲しいのだ~!」
頭の上からデブ猫が跳び降りた。
その質量たるや近くにいる猫の3倍はある。がおーは悠然と身体を横に向けて自らをさらに大きく見せた。猫的にまさにぬりかべ状態。
猫数匹が耳をたたんで腰を引く。がおーの貫禄勝ちのようだ。
相棒の召還猫が牽制する横で、後木は愛用の赤猫リュックからパケ袋を取り出す。中にはマタタビの粉。
少し指にとると、がおーの迫力でひるんだ猫達の鼻に手当たり次第すりつけていく。
「狩ったご飯がおいしいのは超分かるのだテンション上げ上げなのだ、だがしかしッ!」
1匹目にぬりぬり。
「今回は食うためでなく作った生産者さんがいて他に食べ物も溢れていてっ……。半農半漁のおうちの子の真央ちゃんには、例え趣味でも生き物育てる大変さが良く分かるのだ~!」
2匹目、3匹目にぬりぬり。
ぬりぬりぬりぬりぬりぬり。
「すまぬのだおネコさま、こらえて下されなのだ~!」
後木は滝のような涙を流しながら、猫の鼻面へマタタビ粉を塗り付けていく。
その素早さ、正確さ。傍で見ていた御剣が感心するほどの手際だった。
猫達は骨が抜けたかのようにその場で寝転び身体をくねらせる。
そこへ戻ってきた八神が声をかけた。
「飼育者の皆さん、こちらにある倉の中に猫の寛ぎ場を用意しました! 確保した猫はそちらに運んで下さい!」
八神は率先して猫を2匹小脇に抱えて走る。バリケード隊の何人かがそれに追随した。
一方、らんちゅう運搬班の城山もできる限りの工夫をしている。
「バケツリレーの形にしましょう! ゆっくり、確実に。プラ舟でしたっけ、そちらに2、3人、年長のかたお願いします!」
一人一人洗面器を運ぶより、バケツリレーの方が効率がいいと判断したようだ。手にして歩くよりも器の平行移動ができるので、らんちゅうのストレスも減る。
プラ舟の方はらんちゅうに負担をかけないように入れる必要があるから、経験が長い飼育者を数人配置する徹底ぶり。
「ゆっくり、ゆっくりいきましょう。焦らないで……!」
城山は自分自身に言い聞かせるように、周りにも声をかける。深呼吸して応じる男達。
運搬班は少しずつではあるが、着実に成果を上げはじめた。
八神は大学生を始めとするらんちゅう運搬班の様子を確認して、その落ち着いた行動を内心賞賛しながら友人達にも呼びかけた。
「御鏡、恵御納、そっちの猫も運んでくれ!」
「は、はい〜! なんとかやってみますー!」
「あぁぁ、猫さんおちついて……ふわふわ……おちついて……!」
おとり役になった二人の女の子はさらに増えた猫によって囲まれていた、というより猫の海に溺れていると表現した方が正しいかもしれない。
九夜山の狐と仲がいい御鏡と、猫が大好きな恵御納。動物好きな二人にとって、これはどちらかといえば幸せ空間なのか。
特に恵御納は言葉に動揺がでていた。ついついモフりたくなる衝動に駆られているのが見てとれる。
「……恵御納〜。俺だって我慢してるんだぞ〜」
「ご、ごめんね八神君。でも、これは不可抗力……」
本当に珍しいことだったが八神がすねたように不満を口にした。ついつい猫好きとしての本音がこぼれたようだ。
恵御納が頬を染めたのは恥ずかしさか申し訳なさか、それとも猫に囲まれている幸せ故か。
確かに猫の海で溺死など猫好きにとって本望以外のなにものでもない。らんちゅうの件がなければ八神とて好きなだけ猫を愛でたいのだ。
「とにかく、猫を移動させるぞ!」
「う、うん。そうだね!」
それぞれ気を取り直して猫を運ぶ二人。
しかし、さすがの猫好きでもまさかここからさらに事態が深刻になるとは思いもしていなかった。
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シナリオデータ
担当ゲームマスター
阿都
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
日常
コメディ
動物・自然
定員
10人
参加キャラクター数
10人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年10月21日
参加申し込みの期限
2015年10月28日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年10月28日 11時00分
参加キャラクター一覧
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