this frame prevents back forward cache
0
0
はじめての方へ
ヘルプ
ログイン
\ オーバータイム!/
種族
学年:職業
00月00日生 00歳
AAA000000
ホームトップ
おしらせ
新着通知
はじめての方へ
遊び方
世界設定
キャラクター一覧
キャラクター検索
キャラクター作成
らっポ
チケット
コミュニティトップ(検索)
コミュニティ一覧
公式コミュニティ一覧
公開トピック一覧
コミュニティ書き込み検索
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
イラストトップ
イラスト一覧
イラスト検索
イラストレーター一覧
イラストレーター検索
自作イラスト一覧
アイテム一覧(検索)
マイリスト一覧(検索)
寝子島(全景)
寝子島(地図)
寝子島(セカンドマップ)
寝子島高校
中学生の僕がハジメテのオツカイをするので手伝ってくれませんか
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
15
つぎへ >>
怪しい二人組は兎も角、少女の土下座は相当に目立つものがあった。三人が周囲の注目を集めていた時、偶然居合わせた
ロベルト・エメリヤノフ
もまたそれに気づき、「あれ、双子だ。なにして——」と、様子を見ていたのだ。
少し近づいてみると、『弟』という単語が聞こえてきて状況を察する事が出来た。
「……ふむん」
顎を撫でて、ロベルトは行き先を変えた。双子の弟——即ちイリヤの事となれば、自分が出ない訳にはいかないだろう。だって……ねえ。
(よし、弟君のことは僕に任せたまえよ! 見事にサポートしてみせよう!)
そんな訳で——。
「やあイリヤくん、君も買い物中かい?」
一行が丁度シューズメーカーの前に差し掛かった時、彼らに追いついたロベルトはそんな風に後ろから声を掛けたのだ。
「ロベルトさん!」
イリヤがこちらではまだ少ない知り合いに出会って浮かべた懐っこい笑顔を見て、ロベルトはむふふっと沸き起こってきた妖しい笑いをかみ殺していた。イリヤは身長はだいぶ育っているが、まだあどけなさの残る少年——この危うさもまた、良いものである。
そして事情を本人の口から聞き出して、手伝いを申し出た。
「ロベルトさんも、お買い物中じゃなかったんですか?」
「僕の買い物はあとちょっとだから、せっかくだし、目当てのものが見つかるように手伝うよ」
「……じゃあ」
「ふふ、僕はイリヤくんの日本語の先生だからね! それに僕もちょうど新しい靴を買おうと思ってたところなんだ」
こうして一行にロベルトが加わり、本日二度目のシューズ選びとなった。
「男の子のスニーカーって結構種類あるね」
翠響が興味深げコーナーを見回して、同行中の少女達に話しかけると、彼女達が頷く間にイリヤが答える。
「多分、男はこれくらいしか、お金を使うところが有りません」
「そうなの?」
翠響に顔を覗き込まれ、イリヤは個人的な考えを述べた。
「お洒落な人は違う、かも、しれないです……。でも上ならTシャツ、ポロシャツ、シャツ——、男の服は形も大体決まってて、流行と関係無く、普遍的」
「それは……そうかもね」
「流行で買い替えるんじゃなくて、素材で、良いものを使ってるかを気にするっていうか……。
あと、女の人みたいにお化粧とか、アクセサリーとか、そんなに使うところが無いから。分かりやすいところで、靴や時計に拘るんじゃないかな」
翠響が成る程と瞳を大きくして聞き入っていると、イリヤは眉を下げて笑う。
「僕は未成年だから、まずお金と相談です」
だからシンプルで使い易いものが良いのだと、そう言った種類で幾つか目星をつけている彼に、ロベルトは質問をした。
「イリヤくんはどれくらい日本にいるつもりかな?」
それは他意の無いものだった。今までロシアに住んでいたのだから、短期で滞在しているのかもしれないと思っての、単純なものである。ただ質問を受けたイリヤは一瞬表情を失くし、その所為でロベルトが驚いた事に唇を噛んで、思い出したように笑顔を作った。
「大人になるまでは、日本に居るつもりです。今は兄さんたちと一緒に居たい。
大人になってからは……、その時に考えようと思ってます」
「だったら普段履きにいろいろ見ておくのもいいと思うよ。セール品もたまにいい物あるし」
「Да.」
はい、と頷いたイリヤのところへ、翠響がかけてきた。
「ねえ、これなんてどう?」
と、翠響が持ってきたテニスシューズは、ローカットの踝にラインが入った白い定番タイプだ。値段も予算内で、デザインも希望通りシンプルなものである。
「うん、これなら確かに制服にも普段にも使い易いよ」
ロベルトのお墨付きも貰ったシューズのラインの色は二色あったが、翠響はイリヤの姿を改めてまじまじと見て、もう一度靴と見比べる。
「レッドよりグリーンの方が、イリヤに似合うよ」
「翠響さんがそう言うなら、そうしようかな」
余りにあっさり肯定されて、翠響は少しの気恥ずかしさを笑ってごまかし、シューズの箱をイリヤに手渡した。
「有難う」と受け取った彼の指先が触れて、翠響は慌てて手を引っ込める。箱を両方で持たなければならなかった華奢で繊細な自分の手と違って、イリヤの手は片方でそれを掴める大きさだった。
柔和な雰囲気と、まだ中性的な雰囲気を残した顔立ちで意識していなかったが、彼は紛れもなく翠響とは違う——男の子だった。
そう意識した途端、鼓動がやけに早くなる。
(あたし——、会ったばかりだけど……)
皆と楽しげに話すイリヤの姿を後ろから見つめて、翠響は自分の中に芽生え始めた感情が何なのか、確かめるように胸に掌を当てていた。
<< もどる
1
…
7
8
9
10
11
…
15
つぎへ >>
このページにイラストを設定する
シナリオ
シナリオトップ
シナリオ一覧(参加受付中)
シナリオ一覧(すべて)
リアクション一覧
ゲームマスター一覧
ゲームマスター検索
シナリオご利用ガイド
グループ参加ご利用ガイド
シナリオタイプのご案内
中学生の僕がハジメテのオツカイをするので手伝ってくれませんか
シナリオガイド
リアクション
参加キャラクター一覧
コメントページ
ダイアリー一覧
シナリオデータ
担当ゲームマスター
東安曇
シナリオタイプ(らっポ)
ブロンズシナリオ(100)
グループ参加
3人まで
シナリオジャンル
日常
学校生活
定員
20人
参加キャラクター数
20人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2015年09月14日
参加申し込みの期限
2015年09月21日 11時00分
アクション投稿の期限
2015年09月21日 11時00分
参加キャラクター一覧
もっと!