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寝子島大逃走劇!
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【開催前】
「……ん、よし」
アガサ・プレラチ
はパソコンのモニタの前で小さく溜息を吐いた。
呟き系SNS、ねこったーのダイレクトメッセージ送信完了。
タイムラインで『寝子島大逃走劇』のドラ猫参加を表明しているユーザーへ、手当たり次第に「あること」の協力を願ったのだ。
銀色ボサボサ頭のアガサが大きく欠伸をする。
毎日の通学でさえ強行軍に感じるほど体力に自信ない彼女にとって、このイベントは自殺行為だ。
それでも発明費用を稼ぐため、豪華賞品を狙うと決めた。
体力がダメなら頭を使えばいい。この発明家の頭脳を。
「スパムメール紛いの酷い文面ではありますが、藁にもすがって頂ける方が居ると信じましょうか」
アガサはひたすら願った。
星ヶ丘のとある会員制クラブ。
ここにもイベントのチラシが張り出されていた。
如月 庚
は休憩中、ふと目に止まったこのチラシの内容(主に豪華賞品一覧)に目を見張る。
地道にバイトも良いが、こういう一攫千金を狙うのも一興か。
そして如月はオーナーにチラシを持ち込み頼み込んだ。
「オーナー、来週の日曜、休み入れていいすか?」
オーナーは黙ってサムズアップ。意外と漢らしかった。
【イベント当日 Side:A】
サンマさんの中の人の朝は早い。
高時給に釣られて、もといゲームを盛り上げるべく、一般応募で参加した鬼役のアルバイトの皆さん。
時刻は7時。開始2時間前。繰り返す。サンマさんの中の人の朝は早い。
それもそのはず、なんせ100名以上も鬼役が集まっているのだ。
よもや、こんなに集まっているとは、バイト希望した面子の誰もが思っていなかっただろう。
これだけの人数がいたら、早朝に集まらないと時間が足りないのは明白。
今回、学生の身で参加している寝子島高校の面々も、この状況に戸惑いを隠せない。
「思ったよりも大きな規模のイベントなのだな……!」
見事なまでのロリ巨乳な
天衣 祭
が唸れば、その隣で如何にも熱血系な
風雲児 轟
が拳を震わせていた。
「これは熱い展開になりそうだ! みんな、気合入れよう!」
「そんなことより、俺はとにかく臨時収入でこの場を凌ぎたい……!」
風雲児の熱血ぶりを尻目に切実な願いを吐露する
梅影 裕樹
。
だって彼の財布の中は残り25円しかないのだ。眼鏡が涙で曇る。
「やるからには手は抜かねぇよ。払いもいいしな」
着ぐるみは抵抗あるが、それでも狩る側の高揚感に胸が踊る
新井 瞬平
。
「だよな、時給千円! これはサンマさんやるしかないだろう……?」
御剣 刀
も高時給に惹かれた一人だ。剣道で鍛えた体力がウリだ。
「確かに時給も魅力だけど、俺も轟くんみたいにイベントを盛り上げたいぜ」
小柄だけど快活な少年のような
奈良橋 博美
は、風雲児を見遣りにっと笑った。
亜魚隈 猯利
は静かに頷くだけだった。
上穗木 千鶴
は愛おしそうに最新の高性能デジカメを携えての参加だ。彼女はとある思惑があるのだ。
ともあれ、スタッフから説明を受け、いよいよサンマさんになる時が来た――!
サンマさんの着ぐるみは意外と動きやすかった。
風雲児がその着心地と機動性を確かめるべく、シャドーボクシングを開始。
まるで自分の体の一部のようにフィットしていることに驚きを隠せない。
長時間着込んで走り回るのだから、怪我の心配がないかチェックを念入りに行っていた。
今回使用するサンマさん着ぐるみは、その殆どがこの日のための特注品である。
前方を確認出来るように、人の顔がくる部分はメッシュ素材で覆われている。取り外し可能で、ここから飲食も可能だ。
手足部分も伸縮性のある丈夫な生地を使用している。生足の心配はなくなった。
着るためには服を脱いで水着になる必要性があったが、着ぐるみで走り回ることを考えたら衣服で入るのは自殺行為といえよう。
「……意外と温かいんだな」
御剣はその着心地に感嘆の声を上げる。御剣だけではなく、特注サンマさんスーツの性能に感動する鬼側の面々。
が、そこへスタッフの非情な通告が。
「申し訳ありませーん、予算の関係上、特注サンマさん以外も使用しますんでー! ねがいしゃーっす!」
「「えっ?」」
つまり、こういうことである。
「なんで俺のサンマさん、真っ赤なんだ……?」
早くも新井は絶望しかけていた。
町役場が試作品で作った真っ赤なサンマさん着ぐるみだ。サングラスがチョイ悪を演出している。
あまりにも「コレジャナイ」感満載だったため今まで御蔵入りだったものを、急遽イベントにひっぱてきたらしい。
しかし、この手のイベントで赤はありえない。目立ちすぎる。警戒色だしね。
「……つまり3倍の速度で動けってことか?」
新井は何かを受信したようだった。
友人の代役として臨んだ天衣は更に酷かった。
「……なん、だと? 前が見えん!」
支給された着ぐるみは、なんと覗き口がないのだ。
明らかな番組側の発注ミス。これはひどい。
歩くどころか食事休憩もままならない。
「水着になってまで着込んでこの仕打ち……。すぐにスタッフに文句を……!」
怒り心頭の天衣が着ぐるみを脱ごうと、もぞもぞしていたその時だった。
「そろそろスタンバイねがいしゃーっす!」
「……スタッフェ……!」
こうして、天衣はたった一人、誰にも気付かれることなくベリーハードモードで強制参加することとなった。
「よっ! 俺がみんなに愛される寝子島の観光大使、サンマさんだよ! みんな、今日はよろしくな!」
そこに颯爽と現れる王者のオーラ。
オリジナルの
寝子 サンマ
さんは風格が違った。
着ぐるみとは思えないリアリティ。そして微妙に生臭い。
「いやー、たまにはグリルの上で日焼けしてみたいぜ! でもテレビに映るサンマさんが褐色っていうのもイメージ悪いか?」
ひとりブツブツ呟く彼も今回、鬼として参加するらしい。
てか、それ“日焼け”というより“焼き目”じゃね?
「君の全て、ぼくに見せてもらうよ」
――着替えを終えた上穗木は、カメラを構えてワクワクしていた。
さぁ、密着取材の始まりだ。
【イベント当日 Side:B】
一方、逃げるドラ猫たちも集まり始めていた。その数、一般参加者含めて60名!
同時に番組を手伝うスタッフたちも慌ただしく動き出す。
加瀬 礼二
、
彩華 紫乃愛
、
高梨 彩葉
の3名は、今回現場リポーターとして島中を駆け巡る予定だ。
プロデューサー曰く、「美男美女ばかりだし、ぜひ頼むよ!」と期待を寄せられている。
読者モデルをやっている加瀬は見栄えがいいということで、なんとメインリポーターに抜擢されてしまった。
本番へ向けてスタッフからレポートの注意事項を聞く3人のもとへ、いそいそ駆け寄ってくるツインテールの人物。
「お兄ちゃん! レポーター頑張ってくださいなのですっ♪」
見た目は美少女、だが男だ。
魔法少女を思わせるフリフリ衣装の
葛城 璃人
が兄的存在の加瀬に甘えてきた。
思わず加瀬も普段通りに葛城を可愛がる。スタッフに一礼したあと、葛城と向き合った。
「おはよう、璃人。どうかしましたか? 打ち合わせ中なのですが……?」
「あのね、お兄ちゃん。お願いがあるのですっ」
すっ、と可愛らしいポーチを差し出す。
「りぃのお気に入りのポーチ、預かっててほしいのです。持ってきたはいいものの、走るのにはやっぱり邪魔で……」
うるうると上目遣いで懇願する葛城。これは兄貴分でなくても男子なら断れないだろう。
「仕方ありませんねぇ。可愛い『妹』の頼みごとは断れませんから」
苦笑しつつも、『妹』の頼みを快諾する葛城。スタッフにも了承をしっかりと得た。
「ありがとうなのです♪ りぃ、頑張りますよ~!」
大げさに手をブンブン振りながら遠ざかる葛城。それを笑顔で見送る加瀬。
お互いの笑顔に黒いものが混じっていた事に、その場にいた面々は気付いていない。
「彩葉ちゃんのレポート術、とくとごらんあれ!」
ハイテンションでスタート会場である寝子島高校前を駆け巡る高梨。
おっと、いきなり
中沢 リッカルド
町長へ突撃インタビューだ!
「リッカルド先生! 今回のイベントの開催理由をまず教えて!」
「私は先生ではなく町長なのですが……」
こほん、と咳払いをすると、リッカルド町長は笑顔で答えてくれた。
「今春はこの島にたくさんの人たちが移り住んできました。私はそんな皆さんに、この島のいいところを自分の足で、目で楽しんでもらいたくて企画したのです。もちろん君たちレポーターが紹介するスポットにも期待していますよ」
「なるほどー! こんな大掛かりな企画考えるなんて、リカルド先生は寝子島思いのいい町長さんだねー。それでは、豪華賞品の説明もお願いするよ!」
「知っての通り、寝子温泉一泊二日ペア無料宿泊券、純金製サンマさん人形、・寝子島シーサイドアウトレット共通商品券一万円分と、とにかく豪華です。また、頑張った人には特別ボーナスも考えています、皆さん、頑張ってください!」
ボーナス……!
その言葉に色めき立つドラ猫たち。
「よし、豪華景品は俺たちで山分けだ!」
東中居 陽二
が声を張ると、拳を上げて士気を高める面々がいた。
チーム【Quintet】だ。
先ほどポーチを渡した葛城、陸上部の
七音 侑
、音楽大好き少女の
雨寺 凛
、そしてリーダー東中居。
このチームの結束力が何処の参加者よりも固く強い。これだけでもかなりのアドバンテージだ。
「レポーターの加瀬礼二で~す、よろしくお願いしますねぇ☆」
加瀬のリポートにも和気藹々と答える4人。
【Quintet】の他にも協力して逃げ延びようと奮起するメンバーがいた。
「美人二人が一緒なんて最高だな。3人で逃げ切れるように頑張ろうな、睡蓮、治」
人の良さそうな笑顔を浮かべて激励するは
橘 敦志
がリーダーの【両手に花】チーム。
その看板に違わず、橘の両脇には美少女2人をはべらしていた。
外野から「リア充めぇ」と呻き声が上がっている。
「今回参加する意気込みをお願いします」
「頼りになる敦志先輩と可愛い男の娘の常葉さんと一緒に頑張りますっ」
上泉 睡蓮
は明るく彩華のリポートに答えていた。
「えっと、私は男の娘なのですか……?」
苦笑いを浮かべるのは
常葉 治
だ。
肉体は男、心は女。実際、彼女は女性よりも女性らしい。
しかし、女性と自認している彼女が男の娘かどうかは微妙なラインである。
「ご、ごめんなさい! 気に障ったなら謝ります!」
口を開けば残念な美少女と噂される上泉がペコペコ頭を下げる。
「いいですよ、睡蓮さん。それよりも一緒に頑張りましょう?」
にこやかに微笑む彼女は、このチームの清涼剤となりそうだ。
そんなやりとりを冷ややかに眺めるのは生物部(暫定)部長の
屋敷野 梢
だ。
(群れは生き残りにおいて有効な手段です。危険察知も早くなりますしー。ただ、仲間割れ・裏切りに弱いですねー。囚人のジレンマです)
表面上はニコニコと笑うが、内面では目の前の光景にドライな感情を抱く。
ぱねぇ。
(ドラ猫の参加者は味方ではありませーん。言うなれば、自分と同じ群れの中の動物。サンマさんを高次の捕食者と考えればー、私は群れの戦法より、1匹で行動する動物の戦法を取りましょー)
決して口にせず、屋敷野はソロでの参加を決意する。考え方も実に生物部らしい。
他にもソロで行動するドラ猫は意外と多い。ワッペンをドラ猫同士で奪い合うルールが協力を躊躇わせていた。
「それはそうと。どこかで見たことのある企画だなと」
ポツリ、と
レナ・フォルトゥス
が呟く。うん、そうだね、でもそこから先は大人の事情があるので言わないでおこうか?
朝食のバナナを食べていたレナ。ふと気が付く。すぐ横をサンマさんの群れがスタッフの車に乗り込んでいくところだった。
どうやら先行して、サンマさんを配置するようだ。
レナは手持ち無沙汰に握っていたバナナの皮を、悪戯心でサンマさんの群れの足元へ滑り込ませてみる。
「……ほれ」
サンマさんスーツは足元が見えない。つまり、こうなる。
「ひゃあぁっ!?」
カメラを持ったサンマさんが、コントのように横転。そのままドラ猫の一人にタックル!
「ぁだっ!? な、なんだいきなり!?」
八十八旗 信彦
がサンマさんの下敷きとなっていた。
ほのかに伝わる、柔らかな感覚が何なのかは気付いていないフリをする。
「す、すまない! 急いでいるので、ぼくはこれで失礼するよ!」
カメラさんまさん(上穗木)が八十八旗の胸元を触り、足早に立ち去っていく。
置き土産、彼女のろっこん『神様ゲーム』を施して。
そして、その声を【Quintet】の雨寺が聞き耳を立てていた。
さて、いよいよ逃走開始の時間である……!
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なし
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月30日
参加申し込みの期限
2012年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月07日 11時00分
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