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【にぼし量産計画】
アガサは前日に自分の計画に乗ってくれるドラ猫がいることを信じて、ひたすら耳福池で待ち続けていた。
幸い、開始2時間が経過しても、サンマさんは現れなかったが賛同者もいないのは寂しい限りだ。
念のためワッペンの上に上着を羽織り、ドラ猫だとバレないようにカムフラージュしていたが、誰も来ないとあまり意味がない。
「やはり駄目ですか……」
諦めかけたその時、ふらりと見覚えある顔がやってきた。
「ブチョーさん、遅くなって申し訳ないっ! サンマさんに追われててさー! にぼし使わずに逃げ切るのは骨が折れたよ!」
「……ああ、あなたは必ず来ると思っていましたよ、信彦さん」
にぃっとアガサが笑うと、それに応えて破顔一笑する八十八旗。
「1-2の紳士的好青年でお馴染みの信彦さんは、約束を必ず守る男さっ」
「相変わらずですね、信彦さんは。でも計画に乗ってくれて感謝しますよ」
「当たり前さっ。ブチョーさん、いい着眼点だっ! このイベント、にぼしが全ての鍵を握っているっ」
「そうですよ、信彦さん。自衛にもイベントにも、ルールではにぼしが必要不可欠。でも、私たちには1人3本までしかありません」
すっ、と懐からにぼしを取り出すアガサ。
「しかし、何の因果か私のろっこんとやらは……、混ぜ合わせた物体が増えるという非科学的なものでしてね。欠陥能力だとは思いますが、この機会に活かさない手はありません」
アガサの眼光が鋭くなる。発明家の矜持。少しでも利点があるなら……、嘆く前に活用する努力をしよう。
「じゃ、早速ブチョーさん、お願いしますっ!」
八十八旗のにぼし3本を全てアガサに託す。
アガサは自分のにぼしと一緒に耳福池へにぼしを投げ入れると、水に溶けるようににぼしは消えてなくなった。
「では、始めましょうか」
水面に手を翳すアガサ。すると、彼女のろっこん『E=mc^2』が炸裂した――!
\にぼし100本増量に成功しました/
「うまくいったようで何よりです」
「流石ブチョーさん! これで勝利確定ッ!」
二人は笑いが止まらない。もっとも、この幸運はろっこん『神様ゲーム』の運の振り幅によるものなのだが。
「信彦さんに90本、私が10本で。私はここにいれば無限に増やせますから」
「ありがたくもらっておくよっ! 頑張ってね、ブチョーさん!」
ホクホク顔でにぼしを抱えて立ち去る八十八旗。
アガサは既に次の量産体制に向けて動いていた。
「エスコート願いますね?」
「にゃおん」
近くの猫ににぼしを与えつつ、ろっこん発動をさせる。
だがしかし、何度やってもうまく増えない。八十八旗の幸運が離れた今、彼女はろっこんをうまく発動できないでいた。
気が付けば、満腹になった猫はアガサから離れていく。
入れ替わりにやってきたのは、奈良橋扮するサンマさん。
「見付けたぜ! その上着の下にワッペン隠しているのはバレバレだ!」
アガサは天を仰ぎ、「純金サンマさんの増産は諦めましょう」と渋い顔をした。
アガサ・プレラチ
:確保
【ミッションスタート!】
開始3時間経過。一般参加者含め、既に25人が確保されている。
寝子島生、大健闘。やはり土地感のある者が有利のようだ。
そんな中、同時に2つのミッションが発動する!
【1】星ヶ丘・シーサイドタウン・旧市街地の三箇所にあるスタンプを探して捺印しろ!
※ヒント※
星ヶ丘:紙と言葉が蒐集・拡散する場所
シーサイドタウン:タロット大アルカナ10番の真下
旧市街地:聖なる場所
※3つ揃えると『にぼし』1本追加!
【2】囚われの仲間を解放しろ!
サンマさんの目をかいくぐり、門番に『にぼし』を2本渡し、囚われた参加者を解放しろ!
ただし、先着3名までとする!
<共にメール受信から1時間の間に遂行すること>
これを見たドラ猫たちが各々動き出す。
桜庭 円
は素早くスタンプラリーの場所を把握し、無敵モードを織り交ぜながら果敢に特攻!
「寝子島神社、シーサイド交番、星ヶ丘郵便局かな?」
そう推理する桜庭。彼女のろっこん(無自覚)の影響もあり、迫り来るサンマさんを紙一重で回避していく。
「やっぱり、身体を張るたびにボクの調子が上がっていくね!」
寝子島神社で捺印を済ませた彼女は、サンマさんの包囲網を(無自覚のろっこん補正で)力づくで突破していく!
しかも、彼女は旧市街地の魚屋から大量のにぼしを購入していた。彼女も無敵モードは無尽蔵に使用可能だ。
っておい、スタッフ、ルールに穴があるぞ!!
シーサイドアウトレットにて、リポーター彩華が桜庭を呼び止めインタヴュー開始。
「寝子島高校合同コンパ同好会の彩華です。寝子島生が健闘しているようですが……、意気込みをカメラの前で一言お願いします」
彩華、実は人見知りだ。成り行きで合同コンパ同好会会長を務めているが、もっと実際は人と触れ合いたいと考えている。
このリポートも人見知り克服の一環として参加している。
そしてしっかり同好会の名を出すあたり、会長の責務を自覚してるといえよう。
桜庭は頭に猫を乗せたまま、笑顔でカメラに向かう
「参加しているだけでも楽しいよ!」
そう言うと、シーサイド交番へ向かう。
「ありがとうございました。……頑張って下さい」
笑顔を見れて心が温かくなった彩華だった。
結論から言えば、桜庭の推理は間違っていた。
交番ではなく、観覧車そのものが「運命の輪」であり、その真下、つまり乗り口にスタンプがあった。
郵便局はあっていたのだが、ここでタイムロスだ。
桜庭の他に山神も間違いに気が付き、急行しようと試みるも……。
「待てぃ!」
ダンボールの上でふんぞり返るサンマさん。
「俺はサンマさんの分身一号! ドラ猫共、覚悟しろ!」
「おとなしく、捕まってくれ!」
「ま、ここで待ち伏せすれば、な……」
風雲児、御剣、そして真っ赤なサンマさんの新井が待ち構えていた。
風雲児は「とぅ!」と飛び降りつと、スタイリュッシュに着地。周囲の観光客を盛り上げる。
「ち、捕まってたまるか!」
「やっぱり待ち伏せかぁ、でも退いてもらうよ!」
山神は逃げ、桜庭は猫バリアー発動で突貫……できなかった。
買い込んだにぼしが既にないのだ。万事休す!
「俺に任せろ!」
本来は救出指令へ向かうはずの
難波 辰
が吠える!
目の前で美少女がピンチで、助けたいと心の中で思ったのならッ!
その行動は既に終了しているッ!
にぼしを猫に与え猫バリアー発動! 桜庭をお姫様抱っこで抱え、雄叫びとともに観覧車へ猛攻だ!
だが難波は今、女装中だ。
彼のろっこん『にょたいかっ!』を活かすために着込んできたのだが、見た目がとても残念だ。
桜庭、むさい女装男子にお姫様だっこされ、顔面蒼白のまま硬直中。
だが、3匹のサンマさんはその勢いに手出しできない。
「おのれぇ、卑怯な!」
オーバーアクションで魅せる立ち振る舞いの風雲児をよそに、新井と御剣は難波と桜庭を追う。
風雲児は山神を追い詰めることにした。
難波、カメラに向かってここぞとばかりイケメンぶりをアピール。ちゃっかり家族へのメッセージも忘れない。
「おかん見とるかー辰やでー。ご覧のとおり元気にやっとるさかい、心配すな!」
だがこれはローカル番組であることを、彼はまだ気が付いていない。
「ここまでくれば……」
ふぅ、とシーサイドタウンの入口まで逃げ果せた山神。
「さて、皆を助けに行くか!」
寝子島高校へ向かおうとする山神。だが、そう簡単に行かないのが世の常。
「……ドラ猫の匂いがする。そこだな? 待ち伏せした甲斐があったよ」
ろっこん『絶一門』。
天衣は今、視覚・味覚を断つ代わりに、聴覚・嗅覚・触覚が強化されている。
いわば、侍の明鏡止水の境地に等しい。
「はっ、1人で何ができるってんだ? しかもそれ、顔出しの穴がねーじゃねぇか。前見えてないだろ?」
そう言いながら右へずれる山神。
「右へずれたか。無駄だよ。君の動きは手に取るように分かる。頼もしいことに、後ろから応援が来ているようだしね」
山神が振り返ると、確かに風雲児扮するサンマさんが追ってきていた。
「前門の狼、後門の虎か」
平静を装っている山神であったが、内心動揺していた。
――何故、『右にずれた』とコイツは分かった?
――何故、後ろから追ってがいることに気が付いた?
前が見えないコイツが!?
「待てぇい! 逃がさんぞー!」
風雲児の咆哮が近くなる。いよいよ逃げなければならない。
天衣は右掌を上に広げ、ちょいちょいと手招き。
「私を抜いてみろ。君はまだ助かるかもしれないぞ?」
「逃がしてくれる、っていうのはナシか? 牢屋の仲間、助けてぇんだ」
「諦めろ。私はここを通すつもりは毛頭ない」
「そうか、んじゃ」
「ならば」
「「そこを退けッ!」」
その刹那、両者が駆け、交差する。
山神は左右にフェイントを織り交ぜ、天衣の右脇をすり抜ける。
だが、天衣の強化された残りの感覚は、僅かな風の流れを読み取り山神に足払いをかけた!
「ちょ、えぇっ!?」
山神が驚愕しながらすっ転ぶ。ってか、前が見えない相手にフェイントしても意味ないけどね!
そこへ。
「サンマさんプレーッス!」
風雲児が山神へボディプレス! 完全に取り押さえた!
「正義は勝つ!」
思わずガッツポーズの風雲児。送られる観客の拍手。
「悪く思わないでくれ。私たちも給金分は働かないといけないのでね」
山神の背のワッペンが、天衣によって剥がされてしまった。
山神 封
:確保
天衣はスマホを山神から借りると、指揮官のごとくサンマさん仲間に情報を一斉送信した。
一方、観覧車。
新井の真っ赤なサンマさんが難波を捉えようとした、その時だった。
転んだ。盛大に転んだ。
そして、慣性の法則により、サンマさんの口元が難波のケツにダイナミックエントリーを果たした。
「アッー!」
真っ赤な薔薇を散らしながら難波もまた転ぶ。だが抱えている桜庭だけは守りきった。顔面蒼白だけど。
この瞬間、難波のろっこんが発動!
女体化した難波、いや辰子が新井を指差し泣き叫ぶ!
「キャー! この人、私の大切なところを突き刺したわー! 信じられなーいっ!」
「お、おい! てめぇ誤解を招くような事を……!」
「訴えてやるわ! 訴えて勝つわ! 慰謝料払ってよ!」
ケツを抑えながら凄む辰子。だが、お世辞にも可愛いとは言えない。むしろオネェ系だ。
新井、イベントどころではない。周りの目線が急に冷ややかになる。しかも一人だけ赤い。
身元特定余裕でした、な事態になりかねない。
ココニイルコト 危険ダ
新井はスタジアム方面へ一目散に逃げる。それを追う辰子。
立場が逆転した瞬間である。
「あれ? もしかして刀くん?」
オネェが立ち去り自我復活した桜庭、目の前のサンマさんの中身に気が付く。
「チガイマスヨ」
シラを切ってみせる御剣。
「嘘。歩き方が剣道の摺足っぽい」
「そこで気付くかフツー……」
がっくりと肩を落とす御剣。どうやら二人は顔見知りのようだ。
「刀くん刀くん。時給千円だよね? 生き残れたら商品券1万円分あげるから、ボクにサンマのきぐるみ頂戴!」
「それは魅力的だが、駄目だ。そもそもこの下は水着だ。桜庭、お前は俺に公衆の面前で水着一丁になれというのか?」
御剣の言葉に、眉をひそめる桜庭。
「細マッチョって需要があると思うよ?」
「ねぇよ! てか人の話聞け!」
これに対し、にやり、と黒い笑みを浮かべる桜庭。
(あれ? これって狩られるフラグ? 俺剥かれる!?)
桜庭の笑顔に悪寒を感じる御剣。
つまりフラグ成立の瞬間である
「くっ、大人しく俺に捕まれ!」
「えぇい、大人しくボクに剥かれろー!」
ろっこん『加速』とろっこん『ブレイブハート』、無自覚ろっこん同士の戦いが幕開けだ!
ボクシング部部長の桜庭、手数では御剣を上回るが、徐々に(無自覚に)加速していく御剣のキレについていけない。
お互い身体を動かすたびに攻防が激しくなっていき、あたかも殺陣か何かかと見間違うほどの迫力だ。
だが勝負はあっけなく、「べりっ」という音で終わった。
「おい! 頼むからやめてくれー!」
「あー、ワッペン剥がされちゃった。でも、刀くんも引きずり出せたし、相打ちだね!」
ワッペンの剥がれる音と同時に、サンマさんが脱がされてしまった。
ご満悦の桜庭、サンマさんの着ぐるみを持ち去り、水着姿の御剣が泣きながら逃げていった。
桜庭 円
:確保
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コメディ
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月30日
参加申し込みの期限
2012年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月07日 11時00分
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