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寝子島大逃走劇!
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【逃走、開始】
ごわぁぁぁぁん!
ドラ猫にちなんで、スタートの合図が銅鑼の音で始まった。
一般参加者とともに散り散りに逃げていく寝子島生たち。
山神 封
は憤っていた。
何に? 参加者の動機についてだ。
「っくよぉ……、どいつもこいつも、賞品に目が眩みやがって……!」
いい話の一つは聞けると思っていた。でもそんなことはなかった。
山神も諸事情で万年金欠だ。それでも、心動かされるような人物がいれば、手を組もうと思っていたのだが。
「もういい! 俺と金の亡者どもと一緒にすんな! 生き残った俺が賞品独り占めだ!」
激情に駆られた山神が、自慢の足で街中を素早く移動する。
だがしかし、その発言はブーメランである。
山神はスタッフが使用していた拡声器を拝借すると、電柱によじ登って叫び始めた。
「おいサンマ共! お前ら出る季節間違ってんじゃねえか!? よく知らねえけどサンマは漢字で秋って書くんだろ? 今は春だバターロール!」
なんと、いきなりの挑発だ!
「おおっと? ドラ猫の山神さん、マイクパフォーマンスですねぇ~!」
加瀬もノリノリで実況を開始。カメラを山神へ向けるように煽る。
「つーことでナリも頭も悪そうなお前らなんかにはぜってぇに捕まらねえぜ! だいたい、お前の髪型、スキンヘッドってなんだよ!? 頭髪生える要素ゼロじゃねーか!」
町役場で公表されているサンマさんのプロフィールに、誰もが一度はツッコミ入れたことだろう。彼はそれを成し遂げた。
「来いよ雑魚ども! 着ぐるみなんか脱いでかかってこい!」
「「ヤロォォォトッ捕マエテヤァァァル!」」
梅影や新井をはじめとするサンマさんの集団が、挑発に乗って突撃を開始!
「うわ、やっべぇ!!」
山神は電柱から飛び降りると、一目散に逃げ出していった。
「さぁ、追跡しましょう☆」
トラブルを追う加瀬の顔が一段とドSに輝き出した。
早くもスタート開始から1時間経過。チラホラと一般参加者の確保情報がスマホに流れてきている。
その情報を眺め、息を潜めるのは
千鳥 雅人
。そしてここは九夜山の山道。
千鳥は「島の中」という部分に着目し、山へ逃げることを思い付いたのだ。
「流石にここには猫はいないかぁ」
山道を歩くのはかなり体力を消耗する。千鳥は緑の濃い茂みに身を隠して休憩をしていた。
と、その時、背後から木々が騒めく音が!
「だ、誰かいるの?」
小声で後ろを振り返ると、そこには猫がいた。
「なんだ、猫かー。ここにもいたんだ、おっきな猫……え?」
目の前に現れたのは、おっきな猫、もといジャガーだった。
つまり、猛獣である。
(なんでこんなところに!? まさか動物園から逃げ出した?)
恐怖で腰を抜かす千鳥。歩み寄ってくるジャガー。絶体絶命、かと思った次の瞬間!
――ビシィッ!!
ジャガーの頭に高速の石礫がぶつかった!
「痛ったぁッ!?」
ジャガーがみるみるうちにレナへ変身した!
彼女のろっこん『トランスフォーミング・レディジャガー』による変身した姿だったのだ!
そこへ駆け寄ってくる小柄なサイドテール少女。スケッチブックを2冊持った彼女が、慌ててそのうちの1冊に走り書きをした。
『だいじょうぶ? もれいびだとしらずに、いしぶつけちゃってごめんなさい』
会話スピードを重視してか、全てひらがなであったが彼女は何度も頭を下げて謝罪をしていた。
彼女のろっこん『アクセラレイトライン』はペンなどで空間に書いた軌道上に沿って物体を加速できる能力だ。
先ほどの石礫は、その軌道に石を“滑らせて”加速、飛ばしたのだった。
ぽかんとしたままの千鳥を差し置き、レナは頭を摩りながら笑顔を見せる。
「いえいえ……、あたしこそ驚かせてしまって申し訳ありませんでしたわ。怪我はしていないから安心して? もれいびは丈夫ですもの」
その言葉に胸をなで下ろす少女。
「初めましてですわね。あたしは3年8組
レナ・フォルトゥス
ですわ」
『1ねん6くみ げじゅつか
小山内 海
(おさない うみ)です』
しっかりと自分の名前は漢字で書く事を忘れない。
「あなたも芸術科ですのね? あたしの後輩も参加していたなんて奇遇ですわ」
「……え、えっと、今のは、どういうこと?」
千鳥はもれいびではないので、今の状況を手品かなにかだと思い込んでいるようだ。
しかも普通科なので完全に蚊帳の外になりかけている。
と、そこへ一段と大きく茂みが揺れるのが見えた!
――サンマさんだ!
「嘘!? こんなところにまでくるんだ!?」
「散り散りになって逃げましょう!?」
レナは茂みに入って叫ぶと、再びジャガーとなって野山を駆け出す。
千鳥と小山内は距離はあるものの、落神神社方面へ逃走を開始。
サンマさんは5匹。枝と枝の間を巧みにくぐり抜けて追いかけていく。着ぐるみとは思えない身のこなしだ。
小山内は『アクセラレイトライン』で枝や葉っぱを軌道に乗せて射出することでサンマさんをうまく撒くことに成功。
千鳥もこれに乗じて逃走成功。落神神社へ。
しかし、レナのろっこんはまだ持続力に欠けていた。更に山道での体力消耗響いた。
「まさか、こんなに早く終わるなんて――」
気が付けば5匹のサンマさんに囲まれ、肩を落とすレナだった。
レナ・フォルトゥス
:確保
その様子を、屋敷野がにやりと微笑みながら物陰から見ていた。
気付かれないように走り出すと、ろっこんで1匹の蝶となって山中へ飛び立っていった……。
千鳥は疲れ切ってしまい、落神神社の参拝を済ませたあとに境内の下で休憩を取ることにした。
小山内、もとよりドラ猫同士の争いを警戒している。ここで千鳥と別行動を取る。
千鳥、いつの間にか熟睡。彼の特技は睡眠。どこでも眠れる。ましてや慣れない山歩きのあとは眠気が酷い。
「宿泊券、ゲットして父さんと母さんにあげたいなぁ……」
既に寝言となっているそれを、追っ手のサンマさんが気が付くのは当然であった。
千鳥 雅人
:確保
【???】
「やはり山へ逃げるドラ猫がいましたね」
「遭難の危険があるし、優先的に確保しておきたいところです」
「お願いします。では、手近の鬼役に応援に行くように連絡して下さい。視聴者的にも追い詰められたドラ猫の絵面は需要がありますから」
「了解です、町長」
【九夜山、山道】
どこまで進んだだろうか。
野山の写生のために何度も山へ足を運んでいる小山内でも、この緊迫した状況下では方向や時間の感覚があやふやになりそうになる。
どこに追っ手や蹴落とそうとするドラ猫がいるか分からない山中で、彼女はひたすら山中を彷徨っていた。
と、そこへ一匹の蝶がひらひらと舞い降りてきた。
人影を警戒していた小山内にとって、蝶の姿は一時の清涼剤となり、ふと笑顔がこぼれる。
安堵の表情を浮かべ、優雅に舞う蝶を目を細めて眺めていた。
……その時だった。
蝶がふっと小山内の背後に回ったかと思った瞬間、べりりりっ、と彼女のワッペンが剥がされてしまった!
小山内、何が起きたのか理解できないまま振り向く。
そこには、いつの間にか屋敷野の姿が。
「油断、しましたねー?」
そこにいたのは、ニコニコと笑う屋敷野。
突如現れ、ワッペンを奪った屋敷野に目を疑う小山内。
(擬態は生物を欺き、己の保身を磐石とする手段なのですよー)
彼女のろっこん『胡蝶の夢』で蝶に変身し、こっそり小山内の背後をとってワッペンを奪ってみせたのだ。
もっとも、心の声は口外するつもりはないのだが。
「所詮、弱肉強食なのですー。申し訳ありませんが、こうなることも自然の摂理なのですよー」
ともかく、不意を付かれた小山内はがっくりと肩を落とす。
ドラ猫の妨害には警戒していたが、相手がろっこんで、しかも蝶に変身してるとは思ってもいなかっただろう。
「さて……。まだまだ時間がありますしー、もう少し山中に隠れてましょうかー。流石にここまで追ってこないでしょう~?」
脱落した小山内をあとにし、意気揚々と奥地へ向かう屋敷野。
しかし、彼女もまた、油断していた。
「そこかっ! 見付けたぜっ!」
屋敷野は振り向く。しかし、後ろには誰もいない。
「ここにいるぞ! もらったぁ!」
屋敷野は声が聞こえる“上”を向いた。
サンマさんがこちらへ向けて高速滑空してきたのだ……!
生物学的に有り得ない光景を目の当たりにし、ショックで固まる屋敷野。
サンマさん(奈良橋)のろっこん『トンビの飛翔』で急襲!
背中のワッペンを、本物のトンビが獲物を攫うがごとく剥がしていった。
「俺の本気を見たか!」
綺麗に着地後、金メダリスト並みのドヤ顔を見せる奈良橋。
しかし、サンマさん着ぐるみのせいでそれは外に出せないのが残念だ。
そこを追い付いたスタッフのカメラが、三者三様の有様を映し出す。
「……私は、このイベントという生態系の王者ではなかったのですねー」
はぁ、と溜息を吐く屋敷野だった。
小山内 海
:脱落
屋敷野 梢
:確保
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なし
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月30日
参加申し込みの期限
2012年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月07日 11時00分
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