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寝子島大逃走劇!
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【からくり】
ドラ猫たちの妨害、またはサンマさんたちの先回りにより、ミッションは難航。
ミッション遂行終了まで、残り20分。
「意外な結果ですね~。サンマさん側に司令塔がいるのでしょうか~?」
加瀬、爽やかな笑顔をカメラに振舞う。
もっとも、サンマさんの指揮は天衣の現場指示によるものが大きく所以しているのだが、加瀬は知る由もなかった。
更に加瀬は、葛城から預かっていたポーチの中身がスタッフ側にバレてしまったのだ。
中身はスマホ3台。加瀬は【Quintet】の東中居、葛城、雨寺のスマホを預かることで、GPS機能による位置情報を混乱させようと協力していたのだ。
「困るんだよねぇ、ルールや安全面で、GPSでこちらが位置情報を確認できないとさぁ」
スタッフにどやされる加瀬であった。
つまり、スタッフ側はドラ猫の動きを逐次把握できる状態にあったのだ。
加瀬は「ただ預かっただけ」とシラを切り続ける他なかった。
認めてしまえば、【Quintet】は失格になりかねない。
今回は「うっかり【Quintet】のメンバーがポーチに入れっぱなしにしていたのでは?」という事で話を付けた加瀬。
なお、このシステムについて、加瀬はスタッフから「島外への逃亡を監視する目的と九夜山へ逃げ込んだ場合の遭難を防止するため」と説明された。
(でも、正直フェアじゃないですよね~。まぁ大人の事情ってやつでしょうけども……)
所詮はバイト。上の指示に従わなければならない立場なのだ。
やむなくその場は了承せざるを得ない加瀬だった。
(Quintet、つまり五重奏。この俺が五人目として、裏から『妹』を助ける計画が台無しですね……。ちっ、忌々しいですね~)
腹の中で悪態を付きながら、加瀬は通り過ぎる
天馬 ひびき
に声をかけてインタヴュー開始。
「さぁ、まもなく残り2時間ですね~! ずばり、ここまで生き残れた秘訣は?」
「んにゅー、今まで川沿いを歩いて、サンマさんを撒いてきたよ。溺れるサンマさんはシュールだったわ」
2本のアホ毛が踊るように揺れる。加瀬は天馬の言う光景を思い浮かべると、思わず苦笑した。
「……所詮、着ぐるみですからねぇ。水に弱いでしょうし……。これからどこへ?」
「スタジアムへ行こうかな? 何かあるよね、あそこ!」
「そうですか、頑張って下さい~☆」
寝子電スタジアム、確かにそこには『何か』がある。事前に打ち合わせで聞いていた加瀬、カメラに見えないように渋い顔。
(スタッフの指示以外で動けないなんて、本当に誤算でしたね~。璃人たちは大丈夫でしょうか……)
その時、上空にヘリが舞った。
「……七音、状況を教えてくれ」
「うにっ、サンマさんはどうやらスタンプのある場所を重点的に徘徊しているようだよ! あとヘリがさっきから飛び出したにー。上から撮影されると厄介かもー?」
「そうか……。ありがとう。そっちも気を付けてくれ」
「うにー! 何かあったら連絡よろしくー!」
東中居率いる【Quintet】が水族館周辺から状況を確認。観光客に紛れていれば、意外とサンマさんには見付からないものだ。
別行動の七音がろっこん『エアホッパー』の二段ジャンプを駆使して単独で跳び回り、まるで忍者のように情報収集。
それを【Quintet】に逐次報告し、生存してた。
彼女の持っているスマホを頼りに、メンバー3名を今まで誘導してきた彼女の働きは大きい。
猫の多い杜の湯や九夜山近くまで潜んだり、敢えて人混みに紛れて移動したりした。
その甲斐あって、誰ひとり欠ける事なくここまでいた。
いわば、【Quintet】の軍師的存在。
「ミッション発動のおかげで、周りが潰しあってくれるのはとっても嬉しいのですっ♪ でも、お兄ちゃんからの情報が入らないのはどうしてですか?」
不安げに空を見上げ、ヘリから身を隠す葛城。
「もしかして、スマホのことバレちゃったのかな? そしてヘリで更にドラ猫たちの居場所を特定しようとしているのかも?」
雨寺の推測に、東中居が神妙な表情で頷く。
「……考え過ぎかもしれないが、それが一番しっくりくる。島全域を使ったこのイベント、絶対に俺たちの動きを捕捉する手立てがあるはずだ。霍乱できればと思って、葛城の兄貴に一計託したんだが」
彼らの考えはおおよそ的中していた。よもや、主催者側のからくりを読み取ったのは【Quintet】だけだろう。
「とにかく、ヘリには気をつけて進むしかないな」
歩きながら東中居が注意を促した、その眼前約5m先。
「俺がサンマさんだー! 七輪持ってこいー!」
梅影が何故か黒山の人垣の中でサンマさんになりきっていた。
観光客の記念撮影に応じたり、握手をしたり、完全に仕事を忘れてる模様。
(本来の仕事じゃないけど、これ、楽しいな……!)
梅影、意外とノリノリである。
「あれはイベントのサンマさんなのです? それともここのアトラクションです?」
ツインテールを揺らしながら首を傾げる葛城。
「あまり近付かない方がいいんじゃないかな?」
苦笑しつつ、雨寺、後ずさり開始。
だが。
「こんにちわー! こんなところでチーム【Quintet】に会えるなんて偶然だねー!」
なんと、高梨にインタヴューを求められてしまった。
「ねぇねぇ、君たち! この近くにあるイタリア料理店はもう行ったことあるかな? 寝子島で本格イタリアンが楽しめるって評判らしいよ!」
「……悪い、今はそれどころじゃないんだ」
東中居が高梨を振り切ろうとするが、レポーター魂に火が付いた高梨は食いついていく。
「待って待って! ほら、折角のテレビ出演だよ? もう少しコメント頂戴!」
マイクとカメラを向けられ、困惑する東中居。
「いや、そんな時間は……」
その時、雨寺が東中居の腕を引っ張った。
「陽二くん、ヤバい。サンマさんに気付かれた!」
雨寺が指差す先、梅影扮するサンマさんが猫を乗せながら猛進してくるではないか。
「逃がすかァァ!」
梅影、生活が掛かっている為、追跡に力が入る!
チーム【Quintet】の3名、高梨を振り切り住宅街の路地裏を目指して逃走!
「ここは俺が食い止める!」
東中居が葛城に残りのにぼしを託す。
実は【Quintet】、殆どのにぼしを別行動の七音に預けている。
東中居、葛城、雨寺はそれぞれ一本しか持っていない。それも道中で1本消費済みであり、残りは2本だけ。
「でも、それだと陽二さんが捕まっちゃうのですっ!」
葛城が首を縦に振ろうとしない。仲間を見捨てたくない。思わず表情が曇る。
東中居、葛城に精一杯の笑顔を見せ、伝える。
「仕方ない……、女を守るのは男の務めだからな。カッコ付けさせろ」
「「――!」」
これには葛城と雨寺の胸がきゅんっ♪となってしまった。
東中居、筆箱の中身を地面に配置し始める。
「……ろっこん、『俺の聖域』、発動ッ!」
私物で囲った範囲内に結界を施す東中居。
「戻ってきてね、絶対だよ!」
雨寺が後ろ髪引かれながら、葛城と共に逃げ果せる。
東中居、逃走とろっこん使用で肩で息をしている状態。
思ったより消耗が激しい。
そこへ猫を乗っけた梅影が突撃!
「それ、ろっこんか? じゃあ、こっちも遠慮要らないよな!」
梅影の両拳がオーラを纏う! 猫に触れている時間に比例して、腕力が向上するろっこん『にゃんにゃん強化』を発動!
「ずっと追っている間、猫乗せてたんだ! そんな“壁”、俺には無駄だァァァッ!!」
オーラ纏う豪腕が結界に振り下ろされると、バチバチバチッと目に見えない何かがせめぎ合う!
そしてそのまま、結界をブチ抜いて粉砕したッ!
「――マジかよ!?」
驚愕する東中居の背中に、梅影の手が伸びる。ビリリッ、とワッペンが剥がされた。
「お前のろっこんは侵入を拒むタイプなのか? っつーか、集中力散漫だ。お前が万全の状態だったら、俺の腕力強化だけじゃ突破できなかっただろうな」
無理矢理結界を突破したせいか、梅影の拳はビリビリと痺れていた。
彼の能力は腕力強化に留まり、今回のようなケースは、東中居の集中力が途切れがちだったことが所以しているのだった。
「……ったく、無茶苦茶だな」
もはや苦笑いするしかない東中居だった。
東中居 陽二
:確保
「東中居……。確か同じクラスだったな」
確保報告メールを眺め、如月が救助に動き出す。
今まで星ヶ丘で地の利を活かした逃走劇を繰り広げてきたが、顔見知りが捕まったとなれば話は別。
単独行動ゆえリスクは背負いたくないが、彼は見捨てることができない。
スカジャンにジーンズ、スニーカーという不良っぽい如月だが、根は律義で思慮深い文学系男子だったりする。
ミッション終了時間迄、残り10分。
「……全速力で走れば、ギリギリ間に合うか?」
手持ちのにぼしは3本。門番ににぼしを2本渡す必要があるため、無敵モードは1回しか使えない。
分は悪い。しかし、使命感が如月を突き動かした。
【寝子島高校牢屋付近】
上穗木はイベント開始から片時も離れずにオリジナルサンマさん、
寝子 サンマ
さんの密着取材を行っていた。
「俺なんか撮影しても面白くないぜ~?」
照れるように頭を掻く本家サンマさん。
だが、上穗木にとってはその1つの動作でさえ興味深く感じてしまう。
「ぼくはサンマさんの事をもっとよく知りたいんだ。本物のサンマさんは何が違うのか、この目で見極めさせてほしい」
その言葉に、親指を天へ突き立て力強くポーズするオリジナルのサンマさん。
「グッッッド! アンタは俺の親衛隊一号に認定するぜ!」
「ふふ、その期待に応えられるように頑張ろう」
上穗木のカメラを持つ手に力が入る。
そのカメラの視界に、如月の姿が映った。
「おや、ようやく救出に動いたドラ猫がお出ましのようだね」
着ぐるみの中でニヤリと微笑む上穗木。
周囲には他のサンマさんたちも重点的に徘徊している。
そして如月の他にも、【両手に花】チームの橘・常葉・上泉も寝子島高校の牢屋前に接近中。
「時間がない……。行こう、常葉、上泉!」
「はい、1人でも多くの人を助けましょう!」
「ねぇ、にぼしを使おうよっ! あと5分だしっ!」
上泉の意見に橘が頷く。
「仕方がないな。それぞれ1本だけ使おう」
確実に救出するため、堅実に無敵モードを使用。
この堅実さが【両手に花】チームの強さだ。
だが常葉、動物アレルギーで無敵モードが使用できない。
「お二人に付いていきますね」
橘と上泉ににぼしを渡す常葉。
すぐさま2人はにぼしで猫の気を惹くと、大事に抱えて牢屋のあるグラウンドへ走る。
如月、額の傷に触れてろっこん『蒼穹』を発動!
だが、手応えがない。周りを見渡せば、如月の周りにはテレビカメラが向けられていた。
上穗木のカメラもしっかりこちらを捉えている。
「……もしかして、ろっこんはカメラを向けられているとうまく発動しない、のか?」
フツーを死守するため、公共の電波に乗ってしまう状況での露骨なろっこんの発動は制限されてしまう。
右腕に宿る蒼い光は、何時もよりかなり弱々しい。
「時間がない。このままいくか……!」
にぼしはギリギリまで使わない。過信ではなく、不用意に使わないというだけ。
ならばこの蒼輝の拳を唸らせ、目の前のサンマさんを押し退けるまで!!
如月の横を【両手に花】チームが猫を抱えて突撃してきた。
ふと無敵モードではない常葉に、如月が声を掛けた。
「……おい、危ねぇぞ。俺がサンマどもを蹴散らす。そのほうが安全だ」
強面の如月に警戒の色を示す常葉だが、その言葉に笑顔で返した。
「ご親切にありがとうございます! よろしくお願いしますね! 私、動物アレルギーで無敵になれなくて……」
「……そうか。でも無茶するな。黙って俺についてこい」
そう言うと、如月は向かってくるサンマさんの1人を蒼輝の右腕で撥ね退けた。
紙切れのように横へ吹っ飛ぶサンマさんは、通学路の壁に叩き付けられてしまう。
その後も向かってくるサンマさんをちぎっては投げちぎっては投げて突進していく!
(わぁ……、すごく頼もしい方ですね……!)
常葉は目を輝かせながら橘と上泉と共に牢屋のすぐ目の前に迫っていた。
「……東中居の解放を頼む。にぼしはここにある」
如月が門番ににぼしを2本手渡す。東中居、これで釈放完了だ。
「助かった。ありがとう、如月」
「同じクラスのよしみだ。礼などいらねぇ……」
如月はクールに答えてみせた。
一方、【両手に花】チームも牢屋前に到着。
にぼし2本と引き換えに、常葉のクラスメイトの桜庭を解放。
「本当にボクでよかったのかな?」
「えぇ、敦志さんのクラスメイトのアガサさんは牢屋の隅でぐったりしてますし、睡蓮さんのクラスメイトの千鳥さんは寝てますし……」
牢屋の中では、連行の際に体力を使い果たしたアガサと、今だに捕まったことに気付かず熟睡している千鳥の姿が。
桜庭、苦笑いしつつも納得してしまった。
如月のもとへ彩華が駆け寄ってきた。
「ミッションクリアおめでとうございます。軽く自己紹介してくれないかしら?」
「……ぁあ? インタビューか? ……寝子高生。一年、如月だ。東中居とは同じクラスだ」
だが、牢屋前へ数体のサンマさんが駆け寄ってくる。包囲網を構築して一網打尽にするつもりらしい。
万事休す、かと思ったその時。
「……俺が血路を開く。だから、行け!」
如月のろっこんが包囲網の一角を崩す!
本当だったらこんなことをしたくはない。だが、折角助けたクラスメイトを見捨てる訳にはいかなかった。
「如月……、すまない!」
東中居は食い破られた包囲網から抜け出し、仲間のもとへ合流を図る。
常葉はこっそり息を整えると、ろっこん『咲乱-Flower Decorate-』を発動。
カメラがあるのでいつもどおりとはいかなかったが、校庭に蛇苺が生え出す。
足元へ視界がいかないサンマさんたちは足を取られて数体が転ぶ。
上泉はサンマさんたちにろっこん『駄天使の微笑み』で“駄目な子オーラ”を振り撒く。
彼女の微笑みに当てられたサンマさんたちに「駄目だこの子……!」と諦観の念を抱かせ、追撃の手を緩めさせた。
「ここはわたしに任せて先に行ってくださいっ! 大丈夫です、サンマさん達を撒いたらすぐに追いつきますよ!」
そう言って橘に手持ちのにぼし2本を託す。
にこっと気丈に微笑んでみせる上泉。
でも残念だけど、これって死亡フラグなのよね。
多勢に無勢。如月と上泉はサンマさん達に包囲される。
いくら如月の豪腕、上泉の駄目っ娘オーラも、背後から強襲されたらひと堪りもない。
遂に2人はワッペンを奪われてしまった。
だがこの行動によって、東中居、橘、常葉は現場から離脱に成功。
「……ちっ、しくじったか」
口では悔しがってみせるものの、その表情はどこか安堵の色があった。
上泉 睡蓮
:確保
如月 庚
:確保
東中居 陽二
:復活!
桜庭 円
:復活!
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なし
シナリオジャンル
コメディ
冒険
バトル
定員
30人
参加キャラクター数
30人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2012年11月30日
参加申し込みの期限
2012年12月07日 11時00分
アクション投稿の期限
2012年12月07日 11時00分
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