だんぼーるはうすから、相変わらず突貫工事の気配がする扉が一つ。
扉を開ければ、よりもう少し広くなったとはいえ、やはり置かれている殆どがダンボールで作られた、この小屋へと繋がっている。
外からも直接入れるようになっているように、外への扉も付いている。
『防水ダンボールでも劣化する』と気がついた結果、前回よりも少し強固に、以前のを多少ながらも大きく建て替えをした模様。
ダンボールの机の上に置かれた、銀ワイヤー細工で作られた籠の中には『この飴でも、吹くと音がなるらしい』というネタ情報に騙されて購入したパイン飴が大量に積まれている。
同じくダンボールで作られたテーブルの上に載っているのは『午前の紅茶』から始まるお茶とミネラルウォーター、それを注ぐ紙コップの類。
飲み物食べ物等は、購入して自由に持込みが出来そうだ。
※大変申し訳御座いませんが、以前問題を起こされた方の入場は固くお断りしております。
※こちらは、いらっしゃって下さった色んな方のちょっとした御厚意だけで成り立たせて頂いている場所となっております。
どうか、何卒ご理解の程を頂けますよう宜しくお願い致します。
日暮ねむるだよ。改めてよろしくね
スカラムー・・じゃなかった。ロベルト君っ
にしても今頃テストの採点とかしてるのかなぁ
正直ぼくも今回のテストは自信が欠片も無いからさ
補修で一緒になったらよろしくね、維都月さん。
ついでにパイン飴もいただきます~(飴を口に含み碧川さんに視線をやり
そういや碧川さんも占ってもらうんだね。
維都月さんはああいってるけどさ、もし君が何かで悩んでいるのなら
その問題を解決するための糸口、みたいなものは見えると思うよ
現に僕自身がそうだったからさ~(飴を美味しそうになめつつ扉の方を向き
あら、勘助君だ。お~い(手を振りながら
こんにち……【入室しようとして、大勢の人がいるのを確認した途端すぐにドア裏に隠れようとする】
…………えっと、は、入らない方が、いいのかな?
おっ碧川ァー!こういうところにも来るんだね、意外だ……
あ、いいんだね!ありがとう。(中に入り)
おおっ、パイン飴か。おいしいよね、僕もたまに食べるよ(維都月さんから受け取って)
>維都月
そうなのかい?それじゃあ、安心していただこうかな
あはは、なんというか、大ピンチならちょっと勉強見れるよ……これでも僕は模範生を気取ろうと思ってるからね。
それにしても(しみじみとはうすの様子見て)すごいなー
最初はもうちょっと小ぢんまりしてたはずだったけど。今じゃもうだいぶ広くなった気がするし。
そのうちお城とかになりそう!
そうだなぁ……んじゃあ僕もお言葉に甘えて、占ってもらっていいかな?
僕の方が反応遅かったから、順番は碧川が先でいいよ。中の人の都合でも後の方がわりと助かったり。(突然のメタ)
>日暮
うん、僕はロベルト・エメリヤノフ。たしかどこかで会ったことあるよね?
よろしくー。
と、ついでに肉まんもいただきまーす(差し出されたそれを受け取り)
(蕾んだ和傘をだんぼーるはうすの外へ立てかけてから入ってくると、会釈をしてくれた少女を視界に捉え、瞑目して少し顔を伏せる程度の挨拶を返すと飛び込んできた喜色いっぱいの言葉に今度こそ瞠目し)
うん、久しぶり。随分嬉しいことを言ってくれるね。
人との縁は、それこそ運だと言う人も居るかもしれないけれど僕は寧ろその人の今までに比例すると思う。
君が今の盛況を喜ぶのなら、僕は君の力だよと褒めたいな。
(温厚、幸せ、…どちらかと言えば浮かべた笑みはそのどれでもなく愛おしげなもの)
もう12月も半ばだからね…。
ああうん、これね。気になるだろ?
(少し面白がるように声を弾ませた後、「失礼して」と前置きし、少し屈んで自分の膝を机代わりに風呂敷を広げて、折り曲げられたパックのような中身を取り出し)
これ、維都月には毛布丹前。と、後はお客さん用の綿入れ半纏。
掃除機使った圧縮収納袋って便利だよね、出すとちゃんとふかふかで厚みもある代物なんだよ。
(桃色の毛布丹前、そして男女兼用なのか暖色にチェック柄の入った半纏が入った袋の封を次々開け、密閉状態を解いてむくむくと元の姿に膨らませていき)
半纏は3つしかないのだけど、もしもう少し欲しかったら後日また持ってくる。
如何せん手作りなもので、誰でも着られるであろうサイズに自由に作れたのはいいものの一度に量産は出来なくてね。必要数もよく分からなかったからこのくらいにしておいたんだ。
毛布丹前の方は市販。着る毛布、と言ったらいいかな。君の背丈でも足元まですっぽり覆える物を選んだつもりだよ。どうぞ。
>日暮くん
……沢山来て下さるとお話もしたくなるんだよ……っ!占いだけでなくお話も……っ!(しかし、体は一つ)
しばらく『期末テストという悪魔』から逃避して、ひたすら昼夜問わずお昼寝していたから……!
もう、学校の授業とかヤマ張り箇所とか、いっそ試験問題手に入れた人はいないかなとk(ピー──!)
(試験の結果がもう、想像つく)
>ロベルト先輩
ロベルト先輩ともお会い出来るのは久しぶり……!
占いでなくても全然構わないので、良かったらゆっくりしていってもらえたら嬉しいなと思いますっ!
楽しく過ごして頂けたら嬉しいなって……
>碧川さん
うんっ、お家が堅苦しくて……あ、自己紹介忘れた!
寝子校の1-4維都月 末菜(いつつき まな)って言うんだよ。どうか宜しくお願いします(ぺこりと頭を下げて)
えへへ……そう言って貰えると、とても嬉しいなぁ……(顔を覆いつつ)
うんっ、ダンボールの扱いにもだいぶ慣れたよっ!秘密基地は夢にまで見た子供の頃の憧れっ。
でも、やっぱり慣れって大事だよねぇ……(しみじみ)
来て下さる方が増えて自分が一番びっくりしているんだけれども、占いは「当たるは八卦!当たらぬも八卦~!」っ叫びながらやっているから、『変な建物だなぁ』って観察してもらいながらでも、もし良かったらゆっくりしてもらえたら嬉しいんだよっ。
今日はまだお茶もあるから、座ってくつろいでもらえたら幸いだよっ。
今は、パイン飴がブーム!(飴籠の中から一つパイン飴を碧川さんに差し出して)
……笛ラムネと同じように音がなるって言われて興味本位で買ったら、音が鳴らなくて衝撃が隠しきれないんだよ。余りに余っちゃって困ってたから、一つもらってもらえると嬉しいなぁって……(汗)
(一緒に、他の方にも一つずつそっと配り回りながら)
>弥逢先輩
わぁっ、お久しぶりです、弥逢先輩っ! 会いたかったですっ!
こんなに人が来てくださるなんて思わなかった…。こちらを大きめに作ってよかったですっ(しみじみと頷き)
外は寒そうですよね…(弥逢先輩のはいた息を見ながら。室内は乾電池式の小型ヒーターが全力で稼動している)
はいっ、私ならここに──
んっ? 何だか、大きいですね、その荷物。(綺麗な布に包まれた荷物に興味津々に目が行って)
(維都月さんの挨拶を受けて)
えっと……初めまして。
ダンボールでジャック……凄い、ね……
(きょろきょろと中を見渡して、感心したように)
…これ、あなたが作ったの? 凄い……
何だか、秘密基地、みたいだね……。
占いかぁ……
(日暮さんに声を掛けられて)
こんにちは(ぺこりとお辞儀)
そんなに当たるの……?
……うん、じゃあ、占ってもらおう、かな……?
何を占ってもらうか、まだ決まってないし……順番は後で、大丈夫。
(そして新たな来客に気付き、軽く会釈する)
(和の装いに反さぬコートに赤い蛇の目傘(に見えるだけの雨傘なのだが)を差す、既に見てくれの時点で性別を些事と言い捨てたような姿の人影が何やら大きな風呂敷包みを抱えてやってきた)
こんにちは。
少々此処の主に届け物をしにきただけなのだけれど…維都月は居るかな。
…おや、相変わらず盛況だね。
(年の瀬はこうなるか、とも呟いたが入口で和傘を蕾む手の辺りで白い吐息になった程度で霞み消え)
どういたしまして。前占って頂いたお礼も出来てなかったからね。
喜んでもらえたのなら嬉しいよ。
でまぁ、もしよかったらまた占いをお願いできたら嬉しいかな~
あ、碧川さんこんにちわ~(手を振りあいさつ
彼女の占いほんとよく当たるんだ。碧川さんも占ってもらうかい?
(ロベルト先輩、日暮くんを一緒に小屋の中へご案内し、いつしか最初に作った小屋の方が小さい状態に唸りつつ、急いでそちらの片づけをしてからの戻った先のご来客に、驚いてから大きく微笑んで)
わ、初めましてだよっ。
ここでは、勉強したり占いをしているよっ。
空き地をダンボールでジャックして~…
(現実:土地と電気は隣家の方のお気持ちで見逃して頂いたり、ご厚意で電気を引かせて頂いている)
そこで、練習中だから、こそこそと来て下さった方に、殆どただで占わせてもらっているんだよ。
(『殆ど』の部分は、皆様からの予測外での有難い差し入れなどが含まれる。無くても問題ない)
そうだねぇ……今丁度、片付けも出来たし、もし『興味があられたらお一ついかが?』なんだよっ。
防音装置付いてなくて秘密は駄々漏れだけれども……それでも良かったら(汗)
──あ、もしかして日暮くんとロベルト先輩も占いっ?(気付くのが遅過ぎる)
そうなら順番は日暮くん、ロベルト先輩、の後になってしまうけれども……(滝汗)
(一人静かに歩いていると、ダンボールの塊が目に入る。良く見るとそれは家のようで。)
(少し気になり、近寄ってみる。そして中から聞こえる楽しげな声に誘われるように、扉に手をかけ――)
…えっ、と……
(何となく、で扉を開けたなんて言えず、ちょっとだけ言葉に詰まるけれど、何か言わなければと口を開く)
あの……何を、してるの……?
(そう尋ねながら室内を見回すと、見知った顔を見つけて小さく会釈する)
>日暮くん
わぁ! プレゼントをあっさり受け取っちゃったのに、お礼一つ言っていない自分に気付いたよ!
(慌ててお礼を言いながら)
普通だけれども、奇跡──そうだねっ、それが合体事故で一緒になっちゃったモノが、ののこさんの言う『フツウ』っていうものなのかも知れない…。
(何とはなしに呟きながら、中華まんの紙を小さく小さく折り)
当たり前、か……。それなら今度は雪に触ってみたいねぇ。
降ったらしいタイミング逃しちゃったせいで、まだ触っていないんだよ。
(ひたすらに、折に折ってすっかりコンパクトになった紙)
そうだ! さっき分けてもらった時の肉まんのゆげも、もっと観察して心に留めておけば良かったっ!! しまった~~……!(肩を落としてから、気を取り戻した様子で)
うんっ。美味しかった!日暮くん、ありがとうっ!(完食してから改めてお辞儀)
>ロベルト先輩
あ! ロベルト先輩、こんにちはっ!
…とは言っても、もう日も落ちそうだし、こんばんはになるのかな…?(悩)
はいっ、もう何も勉強していない期末テストから逃げたい一心で建て直しをしたら、変に広々としましたっ!
ただ、少し大きくし過ぎたので、そろそろ地主の人に怒られちゃうかも知れませんが……(汗)
──あっ、だんぼーるはうすの中は、今テーブルの上に勉強道具置きっぱなし!
片付けて来ちゃいますから、ロベルト先輩、少しだけ待っていてもらえますかっ。
そうでした、ロベルト先輩っ! 日暮くんの肉まん、とっても美味しかったですよっ!
(一つ大きく頷いて、部屋の片付けをしに小走りで)
(維都月さんの言葉に一瞬驚いたあと、いつもの笑顔に戻り)
もちろん!その為にプレゼントしたんだからね~
にしてもねぇ。僕は今、こうして維都月さんと肉まんを一緒に食べている
それってもちろん普通なんだけどさ。同時に奇跡でもあるような・・そんな気がしない?
色んな、本当に色んな小さな選択を選び続けていく中で
今こうして君と一緒に手のひらの肉まんの温かみを共有して、そのお陰で冬の寒さにも気づけた
当たり前のことではあるんだけどさ。こうゆうのってなんかいいよねぇ
(笑顔を隠すようにカレーまんを更に一口)
(と、同時にロベルト君の視線に気づき)
あら、君は確か・・ロベルト君だよね。
口つけてない肉まんが半分残ってるけど、よかったらいるかい?
(包み紙にくるんだ肉まんの残りを差し出し)
(外からこっそりと覗き込み)
やあ、久しぶり!見ないうちに随分と改築されてたんだね
入っても大丈夫かい?
わぁ……っ
(半分ずつ味の違う包み紙の中身に感激しながらカレーまんを一口)
興味のない事は忘れていくのも早いよね。人の頭ってどうしてこんなに不便なんだろう……。
このままじゃ、テストの成績真っ白だよっ。
(怒りながら半分ほど食べて、ふと自分の手にある食べ物の温かさとかじかんでいる手に気付いて、ふと大きく空を見上げながら)
そうか……冬って。こう、なんだ。ダンボールに夢中で気付かなかった──
(再びまだ温かい手元に目をやって、目を細めて)
日暮くん。冬って、こんなに寒かったんだね。初めて知ったよ。
それに、こんなに寒い中で人と食べる中華まんが、こんなにも美味しいだなんて知らなかった。
『夏よりも、寒い冬に人と食べる中華まんの方が美味しい』
何だか、こうして人と一緒に立って食べている中華まんって、まるで『普通』の1シーンみたいだね。
(しみじみと感じ入るかのように、少し嬉しそうな様子を隠さずに)
──そうだっ、普通に中華まんとカレーまんもらっちゃったけれども、あれ両方とも日暮くんのだよねっ?食べてしまって大丈夫だったのかなっ?
(食べ切ってしまってから一気に不安になりながら)
そうそう、自分の好きなことならすらっと頭に入るのにね~
興味のないことってどうしてあんなに覚えられないんだろうか(失笑
お、それはいいアイディアだね(二つの中華まんを半分に割り包み紙に入れ
よし!中華まんとカレーまんを半分ずつ。一丁上がり~
維都月さんどうぞ~(包み紙を笑顔で手渡し
良かった! 工夫の殆どを詰め込んだダンボールにも意味があったんだね!(非常に満足げ)
試験勉強……他のひとには「頑張って! 未来は明るいよ!!」と、言えるけれども、自分の事となると一気に優先順位が下がるというか、むしろまるっと全てを放り出して逃げ出したくなるというか……(汗)
わぁっ、肉まんとカレーまんだっ。え? 良いのかな……っ?!(外の寒さも何も忘れていたが、温められていた食べ物を見て、やっと冷え冷えとした外の空気を実感)
じゃ、じゃあ、喜んでいただくよ~っ!(一気に寒くなったもよう)
(数を見て)これなら、好きな味を選んでしまうよりも、それぞれ半分に割って食べた方が両方楽しめて美味しいかなっ?(暗に両方の味が気になっている)
お、おぉ・・(感嘆した様子で壁を触り)確かに前より全然ガッチリしてるかも!
恐るべし、ダンボールの可能性・・って、そういや期末テストあったんだっけ?
完全に記憶の隅に追いやってたよ。勉強不足で大ヤケドしちゃったからねぇ。あはは・・(遠い目
あ、せっかくだから何か新築祝い用意しなきゃね。何か入ってたかな(カバンをごそごそ
そういや商店街で中華まん買ってきたんだった。12月ともなると流石に寒いからねぇ
よかったら食べません?(肉まんとカレーまんの入ったレジ袋の中を見せ
>日暮くん
あ、日暮くん! こんにちは~っ!
うんっ、今回は少しだけ大きく建ててみたんだよ!
しっかりした建築!(しかしダンボール) 地震にも強いこの構造っ!(それでもダンボール)
やっぱりダンボールには無限の可能性があるんだねっ!(疑ってもいない眼差し)
広げたノートや参考書っていう試験勉強の魔の手から全力で逃げようとしたら、こうなっていたんだよ。
ひとの逃避能力には凄い力があるんだねっ!
(どうやら【改築】よりも狭くなった気配のする、大元の建物で広げていた試験勉強の内容から逃げるように建て増しをしたもよう)
あれ、ひとまわりデカくなってるような・・(扉の前できょろきょろし