だんぼーるはうすから、相変わらず突貫工事の気配がする扉が一つ。
扉を開ければ、よりもう少し広くなったとはいえ、やはり置かれている殆どがダンボールで作られた、この小屋へと繋がっている。
外からも直接入れるようになっているように、外への扉も付いている。
『防水ダンボールでも劣化する』と気がついた結果、前回よりも少し強固に、以前のを多少ながらも大きく建て替えをした模様。
ダンボールの机の上に置かれた、銀ワイヤー細工で作られた籠の中には『この飴でも、吹くと音がなるらしい』というネタ情報に騙されて購入したパイン飴が大量に積まれている。
同じくダンボールで作られたテーブルの上に載っているのは『午前の紅茶』から始まるお茶とミネラルウォーター、それを注ぐ紙コップの類。
飲み物食べ物等は、購入して自由に持込みが出来そうだ。
※大変申し訳御座いませんが、以前問題を起こされた方の入場は固くお断りしております。
※こちらは、いらっしゃって下さった色んな方のちょっとした御厚意だけで成り立たせて頂いている場所となっております。
どうか、何卒ご理解の程を頂けますよう宜しくお願い致します。
(ロベルト先輩、日暮くんを一緒に小屋の中へご案内し、いつしか最初に作った小屋の方が小さい状態に唸りつつ、急いでそちらの片づけをしてからの戻った先のご来客に、驚いてから大きく微笑んで)
わ、初めましてだよっ。
ここでは、勉強したり占いをしているよっ。
空き地をダンボールでジャックして~…
(現実:土地と電気は隣家の方のお気持ちで見逃して頂いたり、ご厚意で電気を引かせて頂いている)
そこで、練習中だから、こそこそと来て下さった方に、殆どただで占わせてもらっているんだよ。
(『殆ど』の部分は、皆様からの予測外での有難い差し入れなどが含まれる。無くても問題ない)
そうだねぇ……今丁度、片付けも出来たし、もし『興味があられたらお一ついかが?』なんだよっ。
防音装置付いてなくて秘密は駄々漏れだけれども……それでも良かったら(汗)
──あ、もしかして日暮くんとロベルト先輩も占いっ?(気付くのが遅過ぎる)
そうなら順番は日暮くん、ロベルト先輩、の後になってしまうけれども……(滝汗)