だんぼーるはうすから、相変わらず突貫工事の気配がする扉が一つ。
扉を開ければ、よりもう少し広くなったとはいえ、やはり置かれている殆どがダンボールで作られた、この小屋へと繋がっている。
外からも直接入れるようになっているように、外への扉も付いている。
『防水ダンボールでも劣化する』と気がついた結果、前回よりも少し強固に、以前のを多少ながらも大きく建て替えをした模様。
ダンボールの机の上に置かれた、銀ワイヤー細工で作られた籠の中には『この飴でも、吹くと音がなるらしい』というネタ情報に騙されて購入したパイン飴が大量に積まれている。
同じくダンボールで作られたテーブルの上に載っているのは『午前の紅茶』から始まるお茶とミネラルウォーター、それを注ぐ紙コップの類。
飲み物食べ物等は、購入して自由に持込みが出来そうだ。
※大変申し訳御座いませんが、以前問題を起こされた方の入場は固くお断りしております。
※こちらは、いらっしゃって下さった色んな方のちょっとした御厚意だけで成り立たせて頂いている場所となっております。
どうか、何卒ご理解の程を頂けますよう宜しくお願い致します。
……
(手の中にある沢山の薔薇の形をしたキャンディの詰められた瓶を見つめながら)
冴来さんのお気持ち……
(しばらくの間無言で見つめてから)
──はい……っ、ありがとうございます!
(胸元に抱え込むように飴の入った瓶を持って、幸せそうに笑顔を向けて)
相変わらずあるのは、ペットボトルのお茶にお菓子に星形の飴位ですが、良かったらゆっくりしていってください(頂きものにほくほくしながら)
何もしていないなんて、そんな事はないわ。
それに、お返しだってもう既に貴女から受け取っている。
それは私が貴女にあげたいと思って用意したもの。
だから貴女のもの。
私からのささやかな気持ちよ。
気に入ってくれたなら、どうか受け取って。
あわわわわ……! 可愛いなんて無いです! そ、そんな事ないです!(顔を真っ赤に染めながら)
でも、冴来さんが来てくださったのは嬉しいですっ!(挙動不審気味)
わぁ、やっぱり綺麗ですね……って、えっ──いいんですかっ?
(恐る恐る小瓶を受け取って)
……やっぱり綺麗ですね。近くで見ても細工がとても繊細です。
で、ですが──私冴来さんに何もしてないですっ。
何もしていないのに、お返しもないのに受け取りをさせて頂く訳には……!
(じっと見つめて覚えるように小瓶を見つめてから、慌てて冴来さんにお返ししようと)
ふふ。こんにちは。
久し振りね。
会いに来ただけでそんなに喜んでくれるだなんて
相変わらずとっても可愛い子。
私も貴女に会えて嬉しいわ。
元気そうでよかった。
(茉菜さんの様子に心から嬉しそうに微笑んで
そう、プレゼント。
頑張り屋さんの貴方に何か差し入れをしたいと思ってね。
受け取ってくれる?
(小瓶を茉菜さんにそっと差し出す
師がつくほど偉くない、占い屋さんだったら、ただ今勉強の予習の真っ最中で~……ん?
あ、冴来さんっ!
お久し振りです!嬉しいっ(満面の笑顔)
わ、可愛いキャンディボトルですね。どなたかへのプレゼントですか?(センスの良さそうな小瓶を素敵だなと見つめながら)
こんにちは。
占い師さんはいるかしら?
(薔薇の形をしたキャンディが詰められた小瓶を大切そうに抱え
ダンボールハウスの中をそっと覗く)
【待っているうちにうとうとしかけたところで】
! …あ、は、はい! すぐに、いきます!
【慌ててついていく】
お待たせしたよー!
今度は、飛吹くんの番になるかなっ。…こちらへどうぞ~っ。
(紙皿を用意し、
そこに『箱の中身を中身だけを全部』自分の夕食も兼ねた紙皿っへと写し『つちねこの里』をザラっと広げて。だんぼーるはうすの本館に飛吹さんをご案内して)
あ、もう碧川の分が終わったんだね。
悩みは解決したかな?
>日暮
す…?いや、Leidenschaftの方で一緒だったよね?
…違ったっけ? まあいいか、肉まんありがとうね
>維都月
そうか、近所のことも大変だね……(心配そうに)
数学か…数学は難しいよね。僕も、なかなか点がとれないことあるよ
うん、今度教えるよ……
そろそろ順番か、ありがとう(案内されるまま移動)
(PL※書き込みが遅くなってしまいすみませんでした)
(先程の音を警戒して、ゆっくり開けられるドア)
だ、大丈夫だと思うんだけれども、な……(汗)
(建物周りを見渡しつつ)
ロベルト先輩大変お待たせしましたっ! こちらへどうぞーっ!(うらない部屋へご案内)
もふもふ、っていう名前なんだね……撫で心地、よさそう。
あ、うん……じゃあ、行ってきます。
(ドアから聞こえた音に少しビクッとしつつ)
維都月さん お疲れさま。
大丈夫、そんなに待ってない、から。
じゃあ、おじゃまします……。
(奥の部屋へと移動)
【碧川さんの視線を感じて】
あ……うん、ありがとう
もふもふって、言うんだ…俺の、友達…って、次、君の、出番、みたいだね…
【両手で頭を押さえる維都月さんの姿を見て、慌てる】
あ、えっと、いや、大丈夫なら、大丈夫、だと、思う、うん……
……えっと、ところで、今、なにか、音が、したような……?
えっと、ロベルト先輩と順番が入れ替わって……。
>碧川さん
碧川さん、お待たせしたんだよーっ!
(大きく開けたドア。【改築】の場所自体がギチッと不安を掻き立てる音がした!)
お待たせしましたなんだよ、こちらへどうぞ~っ!
(ご案内しつつ)
>飛吹くん
ん? 吹飛くんのお父様? ううん、特には何も……むしろ紳士!(断言)
謝らなきゃいけないのは、むしろこちらの方だよ~っ(両手で頭を押さえて)
(改めてダンボールハウスの中を見回して)
うん、本当に凄いよ……
本で勉強……維都月さんは、努力家、なんだね。
(維都月さんの表情が変わったのを見て)
あ、えっと……ごめんなさい、当たる当たるって言い過ぎちゃった、ね……
うん、そうだね……選択は確かに、自己責任だね。
安心できる占い、かぁ……そんな占いなら、何度も、占って欲しくなるね(楽しそうに、小さく微笑む)
えっと、いってらっしゃい……(別のダンボールハウスに入る二人を見送り)
うん、久しぶり……かな。
……その縫いぐるみ、かわいい……
(飛吹さんが胸に抱いてる縫いぐるみをじっと見ながら)
あ……こんにちは
【ねむるの会釈に返しつつ】
えっと、久しぶり…
あ…うん、ありがとう
【碧川さんが空けてくれた席にそっと座りつつ】
えっと、維都月さんも、久しぶり…
そう、いえば、ちょっと、大きくなったような、気がする
天井、とか…?【見上げつつ】
…ううん、むしろ、俺の、親父が、なにか、したのかな、と思って
……してたら、ごめん、なさい
あ、えっと…ねむる、いってらっしゃい【手をふりふり】
お、準備オッケーかな?
それじゃよろしくお願いしますね~
(維都月さんの後を付いていき別のだんぼーるはうすに移動しながら
(屈んでいた為見上げるような形になりながらも、微笑みをもって出てきた言葉だからこそ静かに頷き)
そう。
…僕は常日頃から頑張れとは言わないことにしてる。
それでも予感として、君は占いを含む何かをやるだろうし、進める為に進むだろう。
ならばせめて、得ることが出来た縁を大切にすることを、しようと思う、から…その。
(少し自分に困ったように笑み)
こういう形で…僕なりに、させてね。
空気を多分に含んで、所謂嵩張った状態の物には大抵有効だと思うよ。
今は、これよりはもう少し小型なんだけど掃除機を使わずに自分の手でぎゅうぎゅう圧縮するタイプもあるね。
これ、手動圧縮型も含めて口に弁がついてて、吸ったり圧したりを止めると自動的に内側の口が閉まって密閉してくれるの。便利だしお勧めしておこうかな。…回し者じゃないけれども。
喜んでもらえてよかった。役に立てば何よりだよ。風邪ひかないようにね。
(聞こえたよく聞けば薄ら寒くなりそうな発言には袖筒を合わせて少し遠い目をしたものの、役に立ったことには満足そうに一度頷き)
半纏は最悪君が重ね着したり、丸めて枕やクッションにする手もあるから。
毛布丹前、座る時は足先をくるんでしまってもいいよ。手も袖を合わせて筒状にすると外気に触れなくて温かいと思う。
(圧縮袋を綺麗に畳んだ物を包み直した風呂敷を抱えるとゆっくり元の様に立ち上がって)
…よし、お届け物終了。
今日はこれが届けたかっただけなので失礼するよ。
占いだけに限らず、また会うべき時が来ればきっと会う。し、会いに来る。
くれぐれも体に気を付けてね、維都月。お客さんたちも。
お邪魔しました。よいお年を。
(浅めの礼をひとつして。そっとだんぼーるはうすを出ると再び赤い蛇の目風傘を差して帰って行き)
>勘助さん
飛吹さんっ、こんにちは!来てくれたんだねっ!
まだ少しスペースあるからいくらでも大丈夫なんだよ。前回は慌てさせてしまって本当にごめんなさいなんだよ……(申し訳の無さそうに頭を下げて)
少し建て増ししてみたよっ、良かったらのんびりゆっくりしていってねっ。
>碧川さん
お隣のクラス! 碧川さんだねっ、どうか宜しくお願いしますなんだよっ!(改めて深くお辞儀をし直して)
うん、だんぼーるはうすは……今初めて同じものを作れって言われたら、ほぼ間違いなく出来ないと思う(汗)
まだ一年経っていないのに凄いダンボール建築技術…! 本まで買って勉強した甲斐があったよっ!(つぶしの利かない技術。
占いの当たるの部分に、とても情け無さそうな難しそうな顔をして)
ん~。どうかなぁ。基本的には『当たるかどうか分からないから、その後の選択は自己責任で!』っていう、ひど過ぎる丸投げ感で占っているよっ。
とんちんかんな内容が出る事もある可能性も否定出来ないから、もし『心当たりないっ!』とか『こんな結果が良かったな……』っていうのがあったら、いざとなったら占った内容結果なんか忘れちゃっても、全然大丈夫だよっ。
「安心できる(結果はともかく)占いを目指して~!」(おーっ!)
>日暮くん
ああ……今、まさに解答用紙が赤の失点で染められようと──(ガタガタ)
補習になったら、こちらこそ宜しくお願いしますなんだよ……!
お待たせしてしまって申し訳なかったんだよ。こちらへどうぞ~っ。
(ダンボールの擦れる音と一緒にドアを開けて、初めて作ってからサイズを変えていないだんぼーるはうすの方へご案内して)
>弥逢先輩
……そうでもないです。特に今なんて、皆さんとても優しいから来てくださるんです。
先輩はこう言うと怒ると思うんですけど──私の力と言うにはあまりに畏れ多くて、それに……自分の、と言うには…やはり、あまりに身に余ります。
(微笑みながら、弥逢先輩を前に少し勇気を必要としつつも、思った事をはっきりと。
広げられた毛布丹前と綿入れ半纏に目を見開いて)
あ、あんな薄くてペタンとしてたのに……!
(人生で初めて見た圧縮収納袋を凝視しながら)
し、しかも先輩手作りですかっ! 凄いっ、あの真っ平らな布生地からこんな立体的な……!(家庭科もかなり危険な期末試験)
(お預かりした毛布丹前にどきどきしながら試しに袖を通し)
あったかい……これで、雪の日も冬の夜も生きていける!!
有難うございます、先輩!これで雪の日の心配から『死線間際の気温』がなくなりましたっ!!(優先順位が違う気がしなくもない)
半纏も、寒い方をお待たせせずに済みそうですねっ。
それでは、これはこちらに置かせて頂きますねっ。確かにお預かりしましたので、寒い方は是非どうぞ~っ。
──先輩! ありがとうございますっ!
(物凄く嬉しそうにお辞儀して)
>ロベルト先輩
た、多分これ以上大きくしちゃうと、流石に隣家の人の日照権に触れてしまって、お巡りさんに強制退去をくらってしまうから、多分この大きさがいっぱいいっぱいですっ(汗・学校から帰れば、立場は限りなくホームレスに近い)
ロベルト先輩、数学が…答えが全く分からなくて、殆ど白紙提出…です……(泣)
他にもいくつかの教科がピンポイントで──今度、勉強教えてください……っ!(縋りつかん勢いで頭を下げて)
でも、パイン飴ってこんなに美味しいんですね。騙さずにそのまま1個くれれば普通に余らせない程度に……(むくれながら自分も個別放送された飴の袋から一つを口の中に)
はいっ、では順番は日暮くんと、碧川さんで、次にロベルト先輩ですねっ。了解しましたっ!!(一つ大きく頷いて)
お家が……
(維都月さんの自己紹介に、自分も名乗ってなかった事を思い出し)
あ、えっと……私は、碧川 雪月(みどりかわ ゆづき)です。
同じ寝子高の、1年3組……だから、隣のクラス、だね。
こちらこそ、よろしくお願いします(同じように頭を下げ)
ダンボールで、こんな場所が作れるなんて思ってなかった……。
慣れも、あるかもしれないけど……維都月さん、本当に凄い……。
じゃあ、お言葉に甘えて……ゆっくりさせてもらう、ね。
きっと本当に当たるから、来る人が増えるんだね……(空いてる席に座りつつ)
飴、ありがとう……。
笛ラムネに形はそっくりなのに、こっちは鳴らないって、真面目に考えてみると、不思議……。
(そんな事を考えながら、飴を口へ入れる)
ロベルト先輩も……こんにちは。
私は、たまたま近くを通りかかって……それで、ここが気になって、覗いてみたんです。
意外……ですか?
占いの順番は、じゃあ、ロベルト先輩の前にしてもらって……維都月さん、それでいい……?
(飛吹さんの姿に気付くと、そっと席を一人分空けながら)
もしよければ、ここ、座る……?
問題を解決するための、糸口……
(ほんの少しだけ目を伏せて思考する)
……うん、問題という程じゃないけど……
占ってもらう事、何となく決まった、かな……。
ありがとう……。