古今東西の様々な古書がずらっと並べられた本棚がひしめきある狭い店内。
飲食スペースに設けられたカウンターには、店主らしき男が一人。
「いらっしゃい。良い本に巡りあえるといいね」
***
雑談トピックです。
お友達同士でおしゃべりしたり、本を探す、読むなどのRPにお使いください。
喧嘩・確定RPにご注意ください。
本を読むだけならお代はいただきません。また、小中学生は無料で飲食が可能です。
ただし、お家の人が心配するので暗くなったら帰ること。
「夜は大人の時間だよ」
注文などは甥の直治にしていただければ、店主へと取り次いでくれるでしょう。
(遠慮なく見ていってね、と言われ)
ありがとうございます。ご厚意に甘えさせていただきます。この画集なんて、実物は初めて見ました。
だ、大丈夫ですよ?(気が弱いので軽くおびえつつ)
絶版本や稀覯本は、新しく買い直して済むような本じゃないですからね。
(外見年齢の話が耳に入り)
お二人とも、思ったより年上でいらしたんですね……!
ああ、その恰好は制服じゃなくて普段着なんですか。
和装だと確かに洋装より落ち着いた雰囲気に……見えることもあるかもしれませんね。
はぁ、一応気を付けているつもりなんですけど。
ただ寝食の優先順位が低いというかなんというか……。
眠いとかお腹すいたと思ってても、視界に本とか入って手に取ってしまうと読んでいる内に忘れちゃうんですよ。
それにしても随分と一人称が豊富ですね……まぁその恰好ならやつがれでもそれがしでも似合いそうですが。
(問いに対して店内の一角を指差さされると席を立ち)
ありがとうございます。
よく覚えているものですね、ちょっと驚きました。
ではサンドイッチが出てくるまでに探してきましょう。
(貴方が言いますか、の言葉に笑いながら)
あはは、まあ確かに実年齢よりは若く見られるかなぁ。
でも私普段からこんな格好(和服)だから、意外と間違われないものだよ。やっぱり服装って大事だよね。
お、注文ありがとー。
って、先生昨日から何も食べていないのかい?それはいけないなぁ。
命を預かる身なんだから先生も自分の身体を大事にしないと。
よーし、じゃあ小生が腕によりをかけてサンドイッチを作りますよっと。
(日月さんが手にしている本をマジマジと見て)
ふむふむ。その本なら読んだことあるからどこかにあるはず……。
そっちの洋書コーナーに置いてないだろうか。
(店内の一角を指差して)
(かなり若く見えるね、との言葉にじっと相手を見返し)
それを貴方が言いますか。
仕事着でいれば間違われませんよ。
……まぁ、白衣無かったら間違われますけど。
じゃあサンドイッチも下さい。
そういえば昨日から何も食べてなかった気がします。
あと注文とはちょっと違うんですが……。
(手にした海外SF小説の翻訳版文庫本を見せ)
これの原書があるとしたらどのあたりの棚にあるかとか解りますか?
原書の方の表紙は月と犬が書いてあった気がするんですけど。
(椎野さんの声に気づいて)
ん? ああ、お客さんいらっしゃーい。
いやあ、ファンだなんて嬉しいことを言ってくれるねぇ。
素敵な本はたくさんの人と共有するべきなのだよ。遠慮なくみていってね。
あ、でも貴重な本を破ったり汚したりしたら、それなりの誠意を見せてもらうことになるから覚悟してくれたまえ。
(冗談っぽく不敵に笑い)
(くるっと日月さんのほうをむいて)
なんだ先生、僕より年上じゃないか。
へええ、かなり若く見えるね。よく学生に間違われるだろう?
うん、軽食も私が作ってるよ。
注文あれば言ってね。
(三十路と聞いて、少し驚いたのか無表情のまま目を瞬かせ)
同年代だったんですね……。
ええと、私は31になりましたね、去年。
珈琲、隙なんですけど自分で淹れる時は割と適当なんですよ。
だからちゃんと淹れられる人は尊敬します。
(メニュー表をちらりと見て)
ここで出してる軽食も店長さんが作ってるんですか?
(新しいお客さんの来店に気づくと一旦口を閉じ、小さく会釈だけして珈琲に口をつけ)
こんにちはー。ちょっと探してる本があって来たんですけど。
あれ、この前の男の子(津島直治さん)はいないのかしら?
(カウンターにいる柏村さんに目を留めて)
あっ、もしかしてご店主の方ですか?
このお店、貴重な本が沢山あって、しかも無料で読ませていただけるから、ファンになっちゃったんです!
僕もそんなに若くないよ。今、三十路だからねー。
先生いくつ?二十代くらいだと思ったけど違うの?
そうそう、世話してるのこっちなのに、あっちも僕のこと世話してるって思ってるっぽいんだよね。
まあ、あいつがいてくれるから助かってるとこもあるんだけど。
口にあったみたいでよかったよ。
珈琲淹れるの得意なんだ。
(美味しい、の一言に嬉しそうな笑みを浮かべて)
そう言っていただけるのは嬉しいですが、見た目ほど若くありませんよ、私。
ええと、店長さん、でよろしいでしょうか? の方がお若いんじゃないでしょうか。
黒猫みたいな甥っ子さんですか……。
きっとこちらが世話を焼いてるつもりでも、あちらはむしろ自分の方が世話を見ているとか構ってやってるって思われているかもしれませんね。
猫ってそういうところありますから。
(悪びれもなくしれっとそう言うと珈琲受け取り、カップに口をつけ)
ありがとうございます。砂糖もミルクも大丈夫です。
……あ、美味しい。
へぇ、獣医さんなのかい。若いのにしっかりしてるねぇ。
残念ながら……と言うのもおかしい気がするが、世話になったことはないね。私は動物は飼ったことがないんだよ。黒猫みたいな甥っ子の世話で手いっぱいでね。
(悪気なくくつくつと笑いながら)
はい、珈琲お待たせ。
砂糖やミルクはいるかい?
(カウンター越しにかけられた声で本から顔を上げ、柏村さんの顔を眠たげな眼で見つめて)
ええと、社の湯近くにあるたちもり動物病院の者です。
風見猫がくるくる回ってる家がそうなんですけど。
うちに来られたこと、あります?
何分、人の顔より動物の顔を覚える方が得意でして……忘れていたらすみません。
(カウンター奥からブツブツ喋りつつ店内に入ってきた)
ナオに店番任せっぱなしにしてたら「自分の店なんだから、たまにはちゃんとして」だってさー。
俺、ちゃんとしてるってのに……。
(カウンター席に座る日月さんに気づいて)
おや、お客さんかい。いらっしゃい。
珈琲だね。ちょっと待っててね。
……おや、お客さんどっかで見たことあるなぁ。この辺の人?
(するりと猫のように音なく店の中へ入ると、本棚から古いSF小説の文庫本を手に取りカウンター席に腰掛け)
すみません、コーヒーお願いします。
(本に目を落としたまま注文の声をかけ)
(椎野さんの様子をみてふっと笑顔になり)
あなた本当に本が好きなんですね。
本を好きな人にそう言っていただけたら、叔父もきっと喜びますよ。
・・・・・・えーっと、また何か探しものとか注文とかあったら呼んで。
本当!? ありがとう! 大切に読ませてもらうわ。
ほかにも貴重な本がたくさん……!
店主さんって本が好きな方なのね。しかも無料で読んでいいだなんて、すごいわ。
このお店に来られて良かった!
・・・・・・ん、そんなに貴重な本があったの?
まあ、叔父さん・・・っていうかここの店主、そういうの集めるの好きだからね。
店内で読むぶんには、気にせず好きにしていいよ。
ありがとう。このへんね。うん、あった……。
!!
ねえ、ちょっと、これ、すごい貴重な本よ!?
古書店街でも実物見たことないわ!?
本当に勝手に読んでいいのかな……?(おずおず)
(寝子高の人、という言葉に反応し)
えっ? あ、ホントだ。寝子高の制服。懐かしいなぁ。←寝子高OG
いらっしゃい。ゆっくりしていってよ。
叔父さん節操なく集めてるから、わりとなんでもあると思うよ。
……画集は確か……あっちの棚にあったかな(と言いながらとある棚を指差し)
あ、そういえば寝子高の人、紅茶とサンドイッチお待たせ。
(音無さんの目の前に並べる)
……味はあんまり期待しないほうがいいよ。不味くはないと思うけど。
(ふらりと店内に入り)
へえ、素敵なお店……! 古書っていいなぁ。
昔の本だと装丁も独特だったりするのよね。
画集なんかもあったら見たいけど、あるかな~?
(きょろきょろと本棚を見回す)
いらっしゃい。
ええと、寝子高の人……? まあ、いいや。ゆっくりしていきなよ。
……俺は店員さんじゃないんだけど、叔父さんどっか行っちゃったみたいだし、俺が用意するよ。ちょっと待ってて。