白い布製のハンモックがかけられた木陰。
ハンモックの傍には木箱が置かれており
羊柄の可愛らしいブランケットがはいっている。
三人までなら一緒に寝れそうだ。
えっと、あの、その…えっと……
【ひょっこりと木の裏から顔を出して】
……終わり、ました……?
【様子を伺いながら訪ねる】
やっぱりいきなりパッとはでてこないよな…。
こっちこそ、急に妙なこと聞いて悪い。
何か思い付いたらその時にでも教えてくれるか?
…若しかしてあの二人、なんか勘違いしてるんじゃないか?
……何をそんなに慌てているのですか?
それに花風さんはなぜそこまで赤くなってるのでしょうか……
そんなに変なことをした覚えはないのですが
そう、ですね、本当にいつまで…って、えっ……あっ……!
【見知らぬ女の子がこちらのほうに振り向いたのに気付き、冴来さんより遅れて顔を木の裏に引っ込める】
ね…。いつ迄キスしてるんだろ…。
見てるとドキドキする…。
(ぼそぼそ
………。
(月さんと目が合い、赤らんだ頬を抑え
すすっと顔を引っ込める)
それもそうですね…… ほしいものですか?
すみません、急に言われても現状ほしいものが浮かばなくて……。
好きなものとなりますと 果物以外…………(難しく考え始める)
……呼びますか (そのままくるっと二人のほうを向いて)
全員誘ってみたらどうだ?
大勢でわいわい遊びに行く方が楽しいだろうしさ。
9月9日だな。
よし、覚えた。
それで…。
常闇はなにか欲しいものとかあるか?
こういうものが好きだ、とか…。
あの二人はいつまでああしてるつもりなんだろうなあ。
仕方ない、呼んでやるか。
気にしない、のですか…
……冴来さんが、そう、いうのなら……うん、俺も、気にしないで、おきます……
えっと…邪魔、しちゃったら…大変、です…
でも……結構、キス、続いてるな……【ボソボソ】
ええと、そうなると男性なら八神さんでしょうか……女性なら浅山さんやひふみ姉さんこと神無月さんですね
九月九日ですね
果物狩りというと、苺とか葡萄とかになるのかね。
何処かそういうのをやってる場所がないか
調べておくとするか。
(月さんの様子に和んだ様子で微笑み)
いつも二人で遊びに行ってばかりだが
他に遊びに誘いたい奴とかいたりはしないか?
もしいるなら、今度はそいつも誘ってだな…。
お、それは盛大に祝わないとな。
九月の何日だ?
…別にばれていたっていいもの。
私は気にしない。
(二人を注視したまま勘助さんに返事を返し)
わー…。キス…。いいなあ…。
もうデートとかもしてるんだろうなあ…。
恋人かー…。
お兄ちゃんに先を越されるなんて…。
…なんだか癪だなあ…。
…邪魔してあげようかな…。
(拗ねた顔をして軽く小石を蹴る真似をする)
【ふと堀さんの視線にあい、思わずビクリとする】
うっ…! やっ、やっぱりバレてる、バレてますよ…!
【と小声で冴来さんに声をかけながら】
(というか、堀さんは、わかるけど…もう一人の女の子は誰だ…顔に、見覚えはないけど…
そもそも、あの子と堀さんは本当にカップルなのか…?!
ということは、あんなことや、こんなことも…?!)
【と頭の中で色々と想像を巡らせながら、木の陰でアワワ…】
どこかで食事もいいですし、出かけることも兼ねて果物狩りもいいですね……。
(月には珍しく、ルンルンといった印象を見受けれる)
そういえば。九月に一応の私の誕生日にあたる日がありましたね
あー…。道理で妙に視線を感じると…。
冴来に、あれは飛吹か。
あんなとこで見てないでこっちにくりゃいいのにな。
(木陰から顔を覗かせる二人に視線をやり苦笑)
よし、じゃあそうするか。
常闇は何が好きなんだったか…。
前に果物が好きだって言ってたのは覚えてるんだが…。
(常闇さんに視線を戻して応える。
頬を染める二人には気がついていない様だ。)
……ま、まあ、俺も、他人のこと、いえな……
えっ?! あれ、キス……?!
うわうわ……
【顔を赤らめながら、もふもふをぎゅっと抱きしめる】
【思わず二人の様子を釘付け】
だって…。こうしないとよく見えな…。
…ちょっと待って…。
あの二人キスしてない…?
いつの間にそういう関係になったの…?
私、知らなかった…。
わあ…。うわあ…。
(軽く頬を染め、二人の様子を食い入る様に見つめる)
(堀さんにしか聞こえない声で)
……そこの木影に花風さんともうひとりが見ています
そ、それで……その。
今度はその……どこかお食事にいくとか如何でしょうか
(※除き見してる二人から、より顔を近づけているのでまるでキスしているかのようにも見える体勢)
そうか?
何か気になってる事があったりするなら
遠慮なく言ってくれよ?
(妙に視線を感じる気がするんだが…。
気のせいか…?)
ん?何だ?
(顔を近づける)
何分未経験なことが多いので、堀さんが行きたい場所でかまいませんよ。
それに───
(といいかけて 二人の気配に気づく)
………(この気配は花風さん? もう一人は分かりませんが……無理に騒ぐと藪蛇になりますね)
堀さん、もう少し顔を近づけてくれませんか
冴来さん…顔、出しすぎじゃ…
【と小声でいいつつ、木の陰からひょこり】