月光が差し込む静かな夜。
白い月の光に照らされた泉は
より神秘性を増して見える。
ある少女は静かに語る。
「夜になると月の女神様も時々ここへやってくるのよ。」
*夜の雑談トピックです
*独り言や探索にもどうぞ
へぇ!賢い子達なんだね!
話を聞いてくれる優しい子でもあるのか。
僕も会ってみたいな。
僕みたいなのばっかりだったらそれはそれで不気味だなぁ。
(想像したのか、くすくすと楽しげに笑い)
だからこそ人は面白くもあるけど、
それで面倒ごとに巻き込まれるのは嫌だよね。
あんな世界があるなら1度は行ってみたいものだ。
もし見つけれたらお嬢さんも一緒に行ってみたくないかい?
(にぱっと少女に笑いかける)
うん。…優しい子達なの。
言葉は話せないけど、人の言葉はわかるみたい。
話しかけると傍にいて、私の話を聞いてくれる。
…白露さんの様な人ばかりならいいのにな。
自分と同じでなければ嫌だとか
自分と考えの違う相手は敵だとか
人間は我儘で、凄く怖い。
童話が好きだからそのせいかもしれない。
不思議の国のアリスは好きよ。
おかしな人しかいない、不思議な世界。
(彼を見て小さく微笑む
いいね、その狐達が来てくれたら優しくしてあげないとね。
あまり狐は見る機会がないから楽しみでもあるしね。
確かに怒る人もいるだろうなっていうのは僕も思うけど、
僕自身はそういう考え方もあるって割り切ることが多いからかな?
なんだかお嬢さんは童話の住人のようだね。
なんだっけ、不思議の国のアリスとか、そういうのに近しい雰囲気の言葉みたいだ。
此処に来てくれる狐達は人が好きみたいだから
全ての自然が人を嫌っているわけではないだろうけど…。
…こういうことを言うと嫌な顔したり
怒り出す人が多いのだけど、白露さんは違うのね。
私もそう。
心の何処かで「このまま帰れなくなっても構わない」って
どうしてもそう思ってしまうから。
廃墟は私にとって、優しい場所なの。
君の言う通りだ。
気に入った場所に手を加えたりする人が多いからね。
花を植える程度だったらいいんだろうけどさ。
そう考えると自然にはあまり好かれてないのかもしれないね。
まぁ優しくする人もいるだろうから五分五分……だといいなぁ。
へぇ……だからお嬢さんも廃墟が好きなのかい?
動物もと言うより、動物が気に入っていた山を
人間も気に入ったと言う方が正しいと思う。
自然からすると迷惑な話かもしれない。
人は、我が物顔で自然を荒らすから。
廃墟はきっと、帰れなくなってもいい人には優しい場所なの。
この島はのんびりしているけど、普通の場所だから。
廃墟もそれなりに、彼方此方にあるの。
動物もこの山を気に入ってるんだね。
季節によってここを訪れる動物達も色々いて、飽きなさそうだ。
山には余分なあかりもないから、星がよく見える。
(目を開けて夜空を眺める)
廃墟が優しい場所っていう考え方は初めて聞いたな。
この島にはあまりなさそうなイメージがあったけれど、結構廃墟がいろんな場所にあるんだね。
ここにいると花が好きな狐さんが
時々遊びに来てくれたりもするの。
山にいると雑音も余り聞こえない。
星も、月も、街にいるよりずっと綺麗に見えるから…。
瓦礫やガラスの破片が落ちていたりするものね。
私にとっては廃墟も優しい場所だから
そういうところにいるのも好き。
シーサイドタウンに廃墟ビルがあって
そこにもよく遊びに行くの。
だとしたら綺麗な花や動物、景色の見られる自然の中が好きなのもわかるなぁ。
この山にはいろんな生き物もいるみたいだし。
(目を閉じたまま微笑む)
結構嫌いじゃないよ。
どんなところだったかとか、何があったのかとか、
廃墟の雰囲気とかそこにある物で考えると楽しいからね。
怪我には気をつけないといけないけれどね。
街に出かけることもあるけど、私は人が苦手だから。
(耳を澄ませば森の何処かで梟の鳴く声が聞こえ)
薔薇は今が一番綺麗に咲く時期だから、それはもう。
白露さんは廃虚も好き?
なるほどね。
確かに賑やかな場所もいいけれど、鳥の鳴き声とか木々の揺れる音を聞くのもいいよね。
(目を閉じ、耳を澄ませる)
廃遊園地に廃教会か、いいねいいね。
探索しに行きたいよ。
白い薔薇もきれい咲いているだろうし。
(うきうきした声で話す)
山は静かだから好き。
ここ以外だとイリュージョンランド
っていう名前の廃遊園地があるの。
後、周りに白い薔薇が咲いた廃教会。
山のどんなところが好きなんだい?
この山にいい場所があるなら僕も行ってみたいし、教えてもらえるかな?
うん。
山以外にもいろんな場所にいくけど、山の中にいるのが好きなの。
ああ。
山だけでなく、僕はその日の気分で色んなところに行くけどね。
お嬢さんは山によく来るのかい?
………。
(ようやく緊張が解けた様で夜空を見上げたまま小さく微笑み)
白露さん、山にはよく来るの?
僕もだ。
(同じことに少し笑いかけ)
僕も君も、お互いが話したいから話して、なりたいと思ったから友達になった。
そういうわかりやすくて単純なのも、悪くないね。
(空を見上げるのをみて、同じように空を見上げる)
私はその…。自分のしたいことしか、しないから。
聞かれたくない事を聞かれても、答えたくない事なら答えない。
こうして話をしているのだって、私がそうしたいと思ったから
そうしているだけの事だから…。
…うん。
貴方が気にしないって、そう言ってくれるなら、それでいい。
(静かに息を吐き、誤魔化す様に夜空を見上げる
僕は別に気にしないよ。
(けろりとした表情であっさりと答え)
むしろ僕がお嬢さんの触れたくない話題に触れてくるとか、そういうことの方を気にした方がいい気もするけれど。
相手の気持ちとか考えるより先に僕の考えとか優先してしまうからね。
それに冴来嬢は見知らぬ相手だった僕と話をしてくれた子だ。
君が思うより好かれやすいと僕としては思うんだけどなぁ。
よろしく…えっと…。
(微笑む彼と目を合わせられず視線を彷徨わせ)
あの、私は良いのだけど、白露さんは本当にいいの?
私、自分でいうのも何だけど結構変わり者で根が暗いから
人からは余り好かれないというか…。
(他者から好感を抱かれる事に慣れていないせいか
はたまた、自身を他者に好かれる存在と認識していないせいか
かなり動揺している。)