月光が差し込む静かな夜。
白い月の光に照らされた泉は
より神秘性を増して見える。
ある少女は静かに語る。
「夜になると月の女神様も時々ここへやってくるのよ。」
*夜の雑談トピックです
*独り言や探索にもどうぞ
…そう。信じてくれるのね。
有難う。とっても嬉しいわ。
…良かった。安心したわ。
きっと月の女神様が貴方を護って下さったのね。
綺麗…。ふふ、そうかもね。
…ねぇ、貴方に叶えたい願い事はある?
(一通り耳にした後に、しばらく考えて)
…信じるよ。うん、信じる
今はまだ来たばかりだからこの場所の事もいまいち分からないけど…
妖精さんの声は嘘をついてるようには聞こえないから、さ
だから、信じる(こくりと頷き、微笑む)
怪我なら大丈夫だよ。不思議なくらいここまでスムーズに来れたんだ
たまたま人がいない場所を通っただけかもしれないけど…
(相手の外見を聞くと、少し考え)
長い金髪と青い目…うん、今なんとなく頭の中で想像してみたよ
妖精さんだけあって綺麗な人なんだろうなぁ
貴方が本当と思うなら本当になるし
嘘だと思うなら嘘になるわ。
ここはね、乾いた喉を潤す為の泉。
そして、願いを叶える為の泉。
私はここに訪れる人達の手助けをする為に存在している妖精。
…信じる?
そう…。
貴方、白い杖をついているから
そうではないかと思っていたけれど…。
此処に辿り着くまでに怪我をしたりはしなかった?
私の姿は、そうね…。
金色の長い髪。それに青い目をしているわ。
(妖精と名乗る声に半信半疑になりつつ)
妖精…本当に妖精さんなのかい?
だとしたら素敵な存在に出会えてるんだね、僕
ここは一体どんな泉なんだい?
うーん…確かにそれは怖いね。魔女が本当にいるなら今すぐ帰りたいんだけど…
ここが本当に泉なのかも、実はよく分からないんだ
僕、ずっと目が見えなくて。今もこうして杖で突っついて歩いてきたんだけどね
なんとなく、柔らかい土の感じは分かるのと…妖精は女の子って事は分かるよ
ねぇ、妖精さんはどんな見た目をしてるの?
(咲久さんの反応を見てくすくすとおかしそうに笑い)
うふふ。驚かせてごめんなさいね。
私はこの泉に住んでいる妖精よ。
貴方は迷子なのね。
それはいけないわ。
悪い魔女に攫われる前に早くお家へ帰らなければ。
Σっ…!?
(どこからか聞こえてきた声にびくりと反応し、きょろきょろとあたりを見る)
だ、誰?そこに誰かいるの?
泉…って事は、近くに水があるのかな。
えっと…た、多分だけど迷子になっちゃったのかなって
女の人の声が聞こえてきたけど…あなたはここの人なんでしょうか?
あらあらまあまあ。
夜にお客さんだなんて珍しい。
こんばんわ、人間さん。
泉に何か御用でも?
それとも迷子なのかしら。
(木々の後ろに姿を隠したまま声をかける。)
うーん…確かこの道で合ってた気がするんだけどなぁ…
まだこの辺りは来た事ないから来た道が分からないや。
(辺りを白杖で突きながら、ふらふらと歩いている)
…もしかして、迷子になっちゃったかも…?(汗)
…ああ、違った。
貴女はエリーヌじゃなくて、エミリーだったよね…。
同じ兎だから、つい…。…あふ…。
(口元に手をやり、小さく欠伸)
…眠い…。
ねぇエリーヌ。
くたびれた耳の青目兎は、月の園へ行くのが夢なのよ。
…月の園、私も行ってみたいな…。
月の園にいけば、またあの人達に会えるかな…。
(膝の上ですやすやと眠る白うさぎの体を
愛おしそうに撫でながら
どこか寂しげな声で静かに語りかける。)
…月は今日も、綺麗だなあ…。
(濡れることも気にせず、泉の中に寝転び
ぼんやりと夜空に浮かぶ月を眺めている)
………。
(泉の真ん中に座り込み
両手を組み、眼を閉じて、静かに祈る)
ももから、ですか……うん、冴来さん…
やっぱり、青薔薇が、似合う、気がします…
他の色は…あまり、想像つかない、ような…
…頑張って、ください…妖精さん…【ポツリ】
……さて、と、そろそろ、降りますか……
…この髪飾りね、妹がくれたの。
私にきっと似合うからって。
他の髪飾りも持っているんだけど
これをつけていないと、落ち着かなくって…。
そう…。貴女には私が妖精に見えるのね。
でも私は妖精としてはまだ未熟だから
空を飛べる綺麗な羽も
願いを叶える魔法の力も、持っていないけどね…。
…俺も、ずぶ濡れは、慣れている…の、ですが…
…ごめん、なさい、ありがとう、です
【もらったタオルで身体を軽く拭く】
…はい…その、青薔薇…かわいいなって…
【冴来さんが魔女と聞いてビクリ】
…冴来さんは、魔女じゃ、ない
妖精、だと、おもい、ます…!
【とギュッともふもふを抱きながら】
…私は…後でいい…。
…これでも、体は…丈夫だし…
…これぐらいで、風邪は…ひかない、から…。
…髪飾り…気になる…?
(髪飾りに手をやり、小首をかしげる)
…いるかも、しれないよ…?
…もしかしたら、私が…その魔女、かもね…?
…ああ…なんて、美味しそうな…人間さんと、うさぎさん…。
…今直ぐパイに、してあげなくちゃ…。
(演技がかった口調で言いくすくす笑う
あ、えっと…冴来さんも、拭いた方が、いいかも…
俺の方は、後で、いい、ので…
…薔薇と言っても、好みは様々、なの、ですね…
【じーっと、髪飾りの青薔薇をみながら】
えっ…ここ、魔女が、いるの、ですか…?!
…だ、大丈夫、…今度は、一緒に、いるし…怖くなんて…
【と自分に言い聞かせるように呟きながら、もふもふをぎゅっと抱く】
…いいの…。
…気にしないで…。
…後…これも…。
…ずぶ濡れの、ままは…よくない、から…。
(お菓子の家柄のタオルを差し出す)
…そうだね…。
…あの子は…なんとなく…
…赤薔薇の、方が…好きそうな、気が…するけどね…。
(苦笑して)
…さあ、早く…帰らないと…。
…怖い、魔女に…見つかっちゃうよ…?
…攫われる、前に…帰らなきゃ…。
(くすくす
毛糸…?
でも、いいの、ですか…? それ、つかっちゃっても…?
ですよ、ね…むむむ…【しがめっ面で悩み】
…でも、冴来さんが、一番好きなものだったら、
エミリーも、一番好きな花、であって、ほしい、ですね…
…お待たせ…。
(ピクニックバスケットを持って戻ってくる)
…手芸用の、毛糸…。
…これを、結んで…帰れば、きっと…。
(バスケットの中から黄色の毛糸玉を取り出して微笑む)
…青薔薇は…珍しい、物だから、ね…。
…造花なら…いつも…持ち歩いている、けど…。