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招かれざる客 ~異世界からの侵略者~
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▼まもののむれが、あらわれた!
「わー!? 観覧車がすごいことに……!」
軽音楽部
の
雨寺 凛
は、らっかみ
テオドロス・バルツァ
の力で、シーサイドタウンアウトレットの南に転送されていた。
見上げればランドマークたる大観覧車が、藍色の夜空を背景に、ライトアップされた姿で建っている。
通常であれば凛も「キレイ」とか「ステキ」等、年頃の少女らしい可愛らしい声を上げた所だろう。
だが凛は、観覧車の惨状を目の当たりにして硬直していた。
観覧車が張り伸ばされた蜘蛛の糸状のもので絡められ、動きを停止している。
蜘蛛の糸と表現するが、実際には大観覧車をがんじ絡めにするような規模のものは、少なくとも人類史では確認されていない。
もはや感嘆するどころではない、凛は禍々しさに息を呑んだ。
シーサイド九龍
を根城にする情報屋、
ジニー・劉
もお気に入りの眺めを台無しにしてくれた余所者の出現に、不機嫌さを隠そうともしなかった。
「まーたテオの仕業かよ……しょうがねえ、シーサイドタウンは俺の縄張りだ」
「って、すごい数の蜘蛛が出てきたよ!?」
打ちのめされる凛に追い討ちを掛けるように、観覧車に巣食った巨大な繭から、体だけでヒトの頭程もあるサイズの蜘蛛が次から次へと、湧いてくる。
「チッ……おいでなすったか」
ジニーが咥え煙草に、ライターで火を点ける。
「はわわ……あの蜘蛛、ありえないくらい大きいよ~……わ、やだやだ、こっち来ないで!」
さっきまで桜花寮でルームメイトと、TV番組の話に花を咲かせていたというのに。
こんなのあんまりだ。
悲鳴を上げながら背を向けた凛に、蜘蛛は わらわら集ってくる。
パニックになっている凛は、気付いてなかった。
この蜘蛛は動くものや狼狽して騒いでいる者に、優先的に襲い掛かるのだ。
そんなワケで。修羅場を多く潜った経験もあり、悠然と構えているジニーよりも、大きな声を出して逃げ回る凛の方が、蜘蛛達にとっては優先すべき獲物なわけで……。
「おい、ちったぁ落ち着けよ」
制止するジニーが、ろっこん【蜘蛛の糸(スパイダー・チェイン)】で両手の指先から出した鋼糸で、凛を追った蜘蛛達の後背を狙う。
ジニーの指先から放たれた糸が、追っ手の蜘蛛の一部を絡め取り、またその一部を貫いた。
半分くらいは打ち漏らして、凛が引き連れていってしまったが。
貫かれた蜘蛛達は、そのまま霧散した。
「……何だ? マジもんの生物、ってワケじゃ無さそうだな」
絡め取られたまま、ブザマにもがいている蜘蛛も始末すると、ジニーは巨大繭の傍に立つ青年を目視し、先ほどのテオの言葉を思い出した。
――説得するなり、倒すなりして追い返して来い
「要は、あの馬鹿に速やかにお帰り願えばいいんだろ」
毒づきながらも、ジニーは周囲に視線を走らせる。
どうやらジニーが、最年長のようだった。
「面倒くせーけど、ガキどもフォローしながら、観覧車を目指すかね」
言葉とは裏腹に、それほど嫌そうでもないのには、突っ込んではいけない。
「な、なんですか! あの蜘蛛は!!」
自宅でくつろいでいた
風紀委員
の
矢萩 咲
は、大変ご立腹だった。
しかしそこは、しっかり者の彼女の事。すぐに頭を切り替える。
下ろしていた髪をキリっとポニーテールに結い上げて、早速 臨戦態勢に入る。
「風紀を乱すような事は咲が許しません! 即刻排除です!」
夏だし自室だったから人目を意識してなくて、ちょっとボトムの丈が短いけど……油断はここまで。
咲の手には、常備している木刀が。
「なんだかよくわかりませんが……要はあの蜘蛛を使役している、親玉を倒せばいいのですね? 風紀を乱す存在……例え天が許しても、咲は許しません!」
意気込む咲の元に、蜘蛛に追われた凛が悲鳴と共に駆け込んで来た。
「うわーん、どういう事? この蜘蛛たち、私ばっかり追いかけてくるよー! だ、誰か助けてー」
可愛い後輩のピンチに、瞬間湯沸かし器のごとく咲が目を吊り上げた。
「この蜘蛛っ……無駄に多い上、女性ばかり狙うなんて、何て卑劣なの!」
実際は凛が張りのあるステキな声で、逃げ惑っているから狙われるのだが、そんな事は今の咲には関係ない。
蜘蛛は女の子のお尻を追い掛け回す、ケダモノ認定されていた。
憤怒の表情を浮かべると、咲は凛を助けるべく、勇猛果敢に飛び出した。
「あんな目立つ所で、フツウじゃない事しやがって!」
剣道部
に所属し、祖父から手ほどきを受けた剣術を極めんとする少年・
御剣 刀
も咲と同じく木刀を所持していた。
柄を握る手に力を込めれば、激情で切っ先が細かに震える。
元より「フツウを守る」、その事に人一倍の意欲を燃やす彼だったが、これまではどこか剣術の修行の一環のように、それを受け止めていた。
だが
とある出来事
を切欠に、そんな刀の価値観は変化しつつあった。
「くそ、何が目的だ……!」
吐き捨てた刀を蜘蛛の糸が狙うが、彼はそれを巧みに躱し、代わりに木刀の一撃をお見舞いした。
テオの「大したことない」との評価は間違っていなかったようで、繰り出された攻撃は難なく命中し、蜘蛛は刀の攻撃を受けて霧散した。蜘蛛が居たその場所に、死体が残っていない。
「き、消えた……!?」
確かに、手ごたえを感じたのに。
刀は首を捻った。
――コレ……なんだか、ゲームみたいじゃないか?
風が刀の前髪を浚って、上空へ巻き上げる。
二つの瞳が、観覧車に張られた巨大な繭の傍に立つ人物を捉えた。
(テオの口ぶりでは、ヤツはこの世界の人間じゃなさそうだ……という事は、これは神魂絡みでは無いという事か?)
或いは気のせいかもしれないが。その人物と一寸、視線が交わった気がした。
だが相手は刀を気にするでもなく、すぐに視線を外してしまった。
刀は、突き上げてくる衝動を内に感じた。
――こっちだ、どこ見てんだよ!
張り巡らされた糸は、観覧車の動きを封じてしまっていたが、お陰でそれを伝えばうまく繭のある場所まで、移動出来そうだった。
「相手が誰だろうと、関係ない。俺は、俺のフツウを守る! 覚悟しろよ!」
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グループ参加
2人まで
シナリオジャンル
コメディ
SF・ファンタジー
バトル
定員
15人
参加キャラクター数
15人
シナリオスケジュール
シナリオガイド公開日
2014年05月23日
参加申し込みの期限
2014年05月30日 11時00分
アクション投稿の期限
2014年05月30日 11時00分
参加キャラクター一覧
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